岳友 タンネの会の例会に参加しました。今回は関西までの遠征です。京阪電車の伏見稲荷駅から地下鉄の蹴上駅までを歩きました。この京都トレイルは、2010.01.17に泉湧寺へ行った時にトレイルの№7の標識を見かけました。その時以来、何時かは京都トレイルを歩いてみたいと思っていました。
今回は7人のメンバーでした。列車を乗り継いで京阪伏見稲荷駅に行きました。今日のようなコースは登山口と下山口が離れており、列車を使うのが便利です。列車に乗るのが苦手な人が居ます。ソレこそ切符の買い方を知らないとか、乗り換え方が判らない。日頃、列車を利用しない人にそう言う人が居ます。乗り換えの人混みではぐれてしまう。7人での移動でしたが、見失ったりしませんでした。
京都一周トレイルの東山コースで、伏見稲荷の稲荷山から登り始めました。伏見稲荷が霊感スポットとかで外国人に人気が有ります。修学旅行生も多く訪れていました。宗教の対象と言うよりも、テーマパークを訪れるような感覚なのだろうと思いました。
稲荷山の山頂へは行きませんでしたが、千本鳥居の階段を登りました。鳥居を抜けましたが、朱色のトンネルの中を歩いているような感じがして、独特の雰囲気がしました。
また、清水山を通過したのですが、巨木が有ったり、ホトトギスやウグイスの鳴き声を耳にしました。京都と言う都会に、このような自然が有るのだという発見も有りました。縦走コースを辿ったのですがお稲荷さんの山と清水寺や高台寺の山に登った印象が残りました。
9:02
JR西日本のびわこ線で京都駅に着き、奈良線の普通列車に乗り換えました。東福寺で京阪電車に乗り換えて、2駅間を乗車しました。
京阪東福寺駅で待っていて、普通列車が入線してきました。
Nさんから提供を受けたGPS軌跡図です。
左下で縦の線が入っていますが、鳥羽街道駅辺りでスイッチが入った状態になったためです。
9:09
京阪伏見稲荷駅に着きました。
これから東山コースを歩き始めます。
京都一周トレイルの№1の標識。
奈良線に乗車していましたので、そのまま乗り続けJR稲荷駅から歩き始めれば良いのではと思いましたが、伏見稲荷駅に№1の標識が有るので、ここからスタートとなる事が判りました。
9:09
私たちと同じ列車に乗ってきた、若い人たちのグループです。
その姿から、私たちと同じコースを辿るのだろうかと思いました。
9:11
琵琶湖疏水の橋を渡ります。
お稲荷さんの門前と言うことで、欄干が朱色に塗られています。
先に見える踏み切りは奈良線です。
列車が頻繁に走っていました。
9:12
朱の鳥居をくぐり、門前の通りを歩きます。
表参道と裏参道があって、こちらは裏参道のようです。
前方から学生が来ます。
9:14 9:15
お祭でもないのに沢山の屋台が並んでいます。
左は海鮮焼。そして、とうふ何とかの店。その奥は、七味唐辛子の店。
右は焼だんごの店です。女性がカメラを向け、店主がポーズを取っています。店主はチョット、迷惑そうな顔をしています。
この他に抹茶のわらびもち。フレッシュジュース。肉巻きおにぎり。色々の店が並んでいました。
私たちの地方では見かけない屋台が並んでおり、興味が有りました。
これから歩くので、立ち寄ることはできません。
9:16
沢山の人で賑わう三門の前。(南禅寺が山門でなく三門の字を使っていましたので、三門としました)
左は修学旅行の学生です。
別のところで、学生に何処から来たのと言葉を掛けましたら、茨城県の取手市からだと言っていました。
右は外国人のグループです。
9:17
登る前に、本殿に向かいます。
9:17
本殿に向かってお参りです。
この先は撮影禁止となっていました。
9:24
階段を登り、奥社に向かっていきます。
9:29
千本鳥居を抜けると奥社奉拝所が有ります。
境内におもかる石が有ります。
迎えてくれたのは、ずら~と並んだ白狐絵馬。
中国人も願をかけています。
伏見稲荷の境内案内図。
今回歩いたコースの全て標識を撮影してきました。
と思ったが。2-1は撮影していましたが、2-2は撮っていませんでした。
2-2が何処に有ったのか判りませんでして、見落としました。
9:34
千本鳥居の中を歩いていきます。
9:44
鳥居の中で、色々の国のヒトとすれ違いました。
韓国人、中国人は話している言葉から推測できましたが、ベトナムとかインドネシアだろうと思う人達。
ホント、国際色豊かと言う感じがしました。
右は、鳥居の裏に建てた日と施主でしょう。字が書かれていました。平成28年7月はまだ先の日です。7月が来たら除幕したりするのでしょうか。
づーと続く鳥居。
鳥居の外はどのようになっているのだろうと思い、外に出てみました。
山の斜面で、大きな木が有ります。
9:58
四ツ辻まで登って来ました。
眺望が開けた場所で、一休みします。
四ツ辻に設置して有った案内図。
欠けていますが、左下⑥のにしむら亭は俳優西村和彦のご実家だそうです。
四ツ辻で休憩しましたが、その時は角の店がそれだとは気が付きませんでした。
10:22
⑤のポイントです。
ここで左に折れますが、直進すると稲荷山三角点へ向かいます。
石柱の下が隠れていますが、「歴史的風土特別保存地区」となっています。
10:24
住宅街へ下りてきました。
突き当たって、どちらに向かえば良いか、判り難いです。
左側の画像で、右にフェンスが有り指示標識設置して有ります。右側はその指示標識を撮った物です。
民家の塀に設けられたものや電柱に付けられた指示標識も有りました。
指示標識が有り、助かりましたが、上の画像のように右に進むのか左に向かうのか、戸惑った所も有りました。
途中で見かけた花です。
名が判りません。
10:33
皇室に縁のある人のお墓。
宮内庁が管理しています。
10:34
泉湧寺の前に来ました。
10:37
広い道。
閑静な辺りです。
今熊野観音に向かいます。
10:57
住宅地を歩きます。
若い人たちが後ろから現れました。
地元の人達のようでした。途中までは、彼らに付いて行きましたが、離されてしまいました。
若い三人組が追い越して、先に行きました。
クランク状になった道で、案内表示が設置して有りました。
10:58
坂道を登ります。
先ほどの人達との距離が開きました。
家々の続く所を通過して行きます。
家々の直ぐ近くです。
大声を発しながら歩くのは迷惑が掛かります。
今熊野ポンプ所の前を通過し、山の中に入っていきます。
11:02
今日のKオジサンの後ろ姿。
11:17
シダが密集しています。
見事なシダにカメラを向けました。
11:24
山の中のコースを進みます。
ウグイスやホトトギスの鳴き声が聞こえます。
11:27
前方に大型バスが見えました。
国道1号線が見える所まで歩いてきました。
11:28
国道1号線の歩道を歩きます。
京都と大津を結ぶ道で、引っ切り無しに車が通過します。
11:40
国道1号線を進み過ぎました。
行き過ぎたと思い、引き返しました。
そして、横道に入って来ました。
横道に入ってきて、右に進まなければ成らない所。
左に行って、ウロウロしました。
誤った道を行き過ぎました。
⑭は国道1号線出たところのものです。
そして、⑮-1と⑮-2。ここに横断歩道が有ると良いと思いました。
11:48
ヘアピン状に歩くのが正解でした。
でも、こんな状態になっているとは、全く判りませんでした。
先に進むと、国道1号線の下を通過します。
11:51
トンネルを出てきて、公益社の横の階段を登ります。
また、この階段が長かった。
途中には案内地図も有ります。
11:59
清水山への登山道を登って行きます。
12:30 12:31
途中、お昼の時間となり、ランチタイムを取りました。
ランチの後、歩き始めると清水山の山頂で三角点が有りました。
三角点は、コースから少しだけ、入った位置に有りました。
平らな場所で、周りは木が繫り、山頂らしくない山頂です。
12:49
高台寺山国有林の案内図です。
13:09
林の中から出て、清水山山頂公園へ来ました。
ここで一休みします。
他のグループもここで休憩していました。
13:18
山頂公園の一角に眺望の良い展望台が有り、向かいます。
13:19
京都の街が一望できます。
霞んでいて、生憎、眺望が利きません。
展望台から見えた京都の街です。
撮影した時は気が付きませんでしたが、こうして画像にしてみたら、タワーの左に東寺の塔が見えます。
展望台で見かけた花です。
花の名が判りません。
13:28
青蓮院門跡。
左側には福徳門と書かれています。
ここにも「歴史的風土特別保存地区」の石柱が立てられています。
右は和服姿の女性たちです。
お茶会の集まりだったのでしょうか。
女性たちを降ろしたタクシーが走り去りました。
女性たちの周りのもみじが綺麗です。秋の紅葉は素晴らしいのではないかと想像します。
13:38
青蓮院門跡を回り込んで進みます。
頭上は展望台となっています。
あの場所から京都が見下ろせるようです。
13:51
粟田口を目指して下山していきます。
何気なく、撮った山林の景色です。
偶然、木と木の間に五重の塔が映っていました。
八坂の塔かも知れません。
14:03
下山して来ました。
住宅街の中を歩きます。
何れの家屋も高級そうな家屋ばかりです。
14:05 14:42
左側は下山して来てすれ違ったカップルです。
右側は国道1号線の下を通過した時に出会った女性たちです。彼女たちもコースが判っていなくて、私たちと一緒に道に迷いました。ですからこのコースを熟知した人達では有りません。
14:09
粟田神社の前を通過し、参道のような道を歩いていて、オオヤマレンゲを目にしました。
このような場所でオオヤマレンゲを見れるとは、と思いました。
14:18
三条通りに出てきました。
前方に見えるのは、ウェスティン 都ホテルです。
14:24
蹴上まで歩いてきました。
地下鉄の蹴上駅はもう、直ぐです。
煉瓦の構築物がインクラインです。
14:24
インクラインに設けられたトンネル。
ねじりまんぽと呼ばれています。
レンガが螺旋状となっています。素人考えですが、直線的に並べるより、螺旋状にした方が強度が増すのだろうかと思いました。この時、頭に浮かんだのは、ライフルの線条痕と言う言葉です。銃身の中を見た事は有りませんが、中はこの用に渦巻状だろうと思いました。
ねじりまんぽの両側に指示ポストが設置して有ります。
31は北側30-2は南側に有りました。
ねじりまんぽの両側には遍額が上がっています。
南側は「雄観奇想」
北側は「陽気発處」と書かれていますが、傷みが酷く陽の字しか読めません。
遍額を詳しく解説しているサイトが有ります。
http://www.geocities.jp/biwako_sosui/geijutu.htm#6)
このサイトの方は、
写真が示すように煉瓦の修復跡が多く、とくに南禅寺側の外面煉瓦の割れが目立ち、南禅寺側の陶板扁額文字の判読できない状態がつづいている。国の史跡として指定されており、貴重な産業遺産なので、何とか原状復帰策を考える必要がある。
と述べておられる。
大切な文化財であり、何とか、修復できないものかと思います。
オマケ
2016.03.31 13:20
ねじりまんぽの上はインクラインです。
インクラインは隠れたサクラの名所でサクラの時期にには花見客で賑わいます。
3月31日に琵琶湖疏水を歩き、この場所に寄りました。
14:30
この店の直ぐ隣が、地下鉄蹴上駅です。
少し時間が有りましたので、この店に入ります。
コーヒーやビールで休憩しました。
地下鉄東西線
15:00
地下鉄蹴上駅のプラットホームです。
島状のホームで六地蔵方面と太秦方面となっています。
15:06
山科まで、地下鉄の列車に乗りました。
乗ったのは最後部の車両でした。
これまでに京都市営地下鉄に乗った事が有りますが、線路はどのように成っているか知りませんでした。円筒形のトンネル。シールド工法で進めた事が良く判ります。
感想
念願だった京都一周トレイルを歩く事が出来ました。
登って降りて、また登る。
ソレも番号の着いたポールを探してでした。
歩きながら、ポールを探しましたが、その感じはオリエンテーションに参加しているという気にさせるようなものでした。番号を辿って行くのに、面白さも感じました。
岐阜市に金華山が有り、登りに来ているのは高齢者が多いです。今回の稲荷山や清水山は若い人を多く見かけました。タマタマ土曜日なので、若い人が多かったのだろうか。金華山とは違った雰囲気を感じました。
それでも、粟田口に降りてくるところで、金華山に有るようなツブラジイの大木を見かけました。その時、金華山と一緒だ!と言う気持ちがしました。
面白いコースを歩く事が出来ました。
2011.12.03に京都一周トレイルの高雄から嵐山までを歩きました。
http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/50121c4ecf77aaa859cf6e120f5eec84
今回は伏見稲荷からです。また、続きを歩きたくなりました。