「中央山歩き同好会」と言う山登りのグループが有ります。7月例会で長野県富士見町の入笠山に登ると言うので、体験参加させて貰いました。入笠山へはスズランの咲く時期に2回。冬の時期にスノーシュー歩きで訪れました。何れもゴンドラを使って上がり、その後は平坦に近いコースを歩くモノでした。それと同様に捉えていて、体験参加を申し込んだのですが、下から登るのだと言われ、ウヘッと言う気分になりました。
でも、実際に参加してみたら、バスは沢入登山口まで上がってくれて、山頂までは1時間余りの歩行時間でした。
この入笠山の特徴であるスズランの時期は終わっていましたが、今の時期の色々の花々を愛でる事が出来ました。
沢入登山口に設置して有った入笠山案内図です。
沢入登山口に着きました。
登る前に準備運動で体の筋肉を慣れさせます。
登りを開始しました。
所々に木苺の実が成っていました。
摘んで口に入れます。
赤く熟していて、食べれない事はないと言う味。
酢っぱ過ぎるという事も無く、食べれました。
ウツボグサが群生しています。
カラマツの林。
大分、高度が上がってきました。
前方に柵の扉が見えます。
獣害対策で柵の扉を設置していまして、開けて通り、その後は閉めておく様になっています。
柵の扉から入ると入笠湿原です。
入笠湿原に入ったところで川が流れていました。
木の橋を渡ります。
木製階段を上がった場所に入笠湿原を解説していました。
解説板が設置されてから歳月が経っています。
字が読めない程になっています。
入笠湿原を見渡します。
アンテナが2本見えますが、あの方角がゴンドラ山頂駅です。
ゴンドラで上がって来ると長い木製階段を下りてきて、入笠湿原に入ります。
スズランの時期が終わっていました。
こちらはクリンソウの群落です。
クリンソウも終期を迎え、テッペンに花が残るだけに成っていました。
柵を開けてスロープの場所へ立ち入ります。
この先のスロープの場所はお花畑状態となっています。
整備されたコースを登って行きます。
長瀞観察会
数人の団体が下りてきました。
胸に名札が下がっています。鶴ヶ島市 〇〇となっています。
私たちが登り始めたときに熊谷ナンバーの花園観光の大型観光バスが入ってきました。
このバスの人たちだろうと思い、聞いたら、やはりソウでして、長瀞観察会だと言っていました。
後から下山して来た人は川越市 〇〇とか小川町 〇〇。都内の区名の人も居ました。
想像ですが、観光バスで着て、ゴンドラで山頂駅まで上がり、下山は登山道で沢入駐車場まで歩くのでしょう。
入笠山は登山靴で無くても気軽に歩ける処です。
上りも下りもゴンドラを使うのでなく、下山は登山道を歩き、山の雰囲気を味わったのではなかろうか。
検索してみましたら埼玉県立自然の博物館友の会主催の宿泊自然観察会でした。
お花畑の中。
ハクサンフウロ。
こちらはニッコウキスゲ。
カラスアゲハ(だと思う)が密を採っています。
キイオダマキ。
ノハナショウブ。
尾瀬で見たヒオウギアヤメに似ていますが、このショウブは黄色が特徴なのでしょう。
ヨツバヒヨドリです。
この花畑にヨツバヒヨドリが有ると言う事は、アサギマダラが飛来するのでしょう。
ヤナギラン。
後ろのロープが邪魔でした。
花が一杯の花畑。
アノ柵を出て、山頂へ向かいます。
山頂に到達です。
山頂の標識です。
後方が高遠方面。そして中央アルプス方面です。
こちらは山頂に備え付けて有る方位盤です。
360度の視界。
周囲の山々が見渡せます。
でも、八ヶ岳に雲が掛かっていました。
こちらは霧ケ峰の方角です。
肉眼では車山のレーダーサイトが確認できましたが、カメラは人の眼に及びません。
諏訪湖が見えます。
昨年10月に高ボッチと鉢伏山に登りました。
どの山と同定は無理ですが、アノ方角の山に登りました。
昼食を済ませ、下山に掛ります。
そして首切清水登山口に向かいます。
1本だけ、咲いていたテガタチドリ。
林道を歩きます。
首切清水へ来ました。
この場所の名が着いた由来を説明しています。
女性の4人組です。
入笠湿原で全員写真を撮影した時に、この内の1人にシャッターを押して貰いました。
横須賀から来たと話していました。
元気なオバちゃん達でした。
大阿原湿原まで来ました。
大阿原湿原です。
花が乏しいと判断し、湿原の木道で150m先の展望台まで行き、引き返してきました。
林道を歩きます。
八ヶ岳のビューポイントに来ました。
眺望が広がったのですが、雲が掛かっていて裾野しか見えません。
ナガサルオガセ?
木に垂れ下がった苔みたいなもの。初めて見ました。
下山して行きますが、遂に雨が降り出しました。
天気予報では、雨が振りだすとなっていました。
予報が当たってしまいました。
バスが待つところに戻って来ました。
雨が降っていますが、陽が照っています。
虹が出ているかも知れないと思いました。
感想
入笠山へ、これまで来た時と違う時期に訪れました。スズランの山と言うイメージでしたが、花が豊富な山だと思えました。
違う時期に登れば、違う顔が見える。
これが山の特徴かも知れません。花の山ですから、このような事を余計に感じれます。
中央山歩き同好会に体験参加させて貰いました。この同好会。会ができて5年が経つそうです。もともと、市の社会教育講座として実施され、その後に同好会として発足したのだそうです。会長を中心にまとまった会で、SA休憩した後、出発の際に女性が車内の人数を確認していました。このようなスタンスに、会員を会長を支えていくと言うチームワークを感じました。