Kオジサンの新・山歩きの記

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尾瀬を歩く  (第2日)   尾瀬沼ヒュッテから至仏山荘へ

2018-07-02 23:10:15 | 岳友 タンネの会

2日目は尾瀬沼の岸辺を歩き白砂峠を越え、見晴に到達しました。ここの桧枝岐小屋で昼食を取り、再び歩きました。見晴から山の鼻へ向うのは直線コースなのですが、ストレートに行ってしまうのはモッタイナイ。
それで、迂回して東電小屋に寄り、牛首から山の鼻に向って歩きました。その時、歩いたコースは福島県、新潟県、群馬県へと歩くことが出来ました。
時期的には、尾瀬のミズバショウのシーズンが終わっていました。それでも、最後の最後のミズバショウに会えましたのはラッキーでした。
ボツボツ、ニッコウキスゲが顔を見せるジーズンに入っていました。でも、最近は鹿の食害で減少しているらしい。そんな状況でもポツポツと顔を見せ始めたニッコウキスゲを愛でる事が出来ました。
まだ、夏休み前の平日でして、閑静な尾瀬ヶ原を楽しむことができました。

尾瀬沼ヒュッテ(06:56) ― 尾瀬沼ビジターセンター(07:01)  ― 大江湿原分岐(07:07)  ― 
燧新道分岐 ― 浅湖湿原 ― 沼尻休憩所(08:19) ― 白砂湿原(08:39) ― 白砂峠(08:48)
 ― 見晴新道分岐(10:02) ― 桧枝岐小屋(10:17~11:05) ― 見晴(11:06~11:10)
 ― 東電小屋分岐(11:33) ― 東電尾瀬橋(11:55) ― 東電小屋(12:05~12:13) ― 
ヨッピ吊橋(12:36) ― 竜宮十字路(13:13) ― 牛首分岐(13:56) ― 川上川の橋(14:23)
 ― 山の鼻 ― 至仏山荘(14:32)




見晴に設置してあった尾瀬の案内地図から引用しました。
今日、歩いたコースです。
尾瀬沼の湖岸。尾瀬沼ヒュッテから至仏山荘まで、16Km程を歩きました。


(06:24)
朝食は6時からとなっていました。
部屋に戻り、朝の燧ケ岳を部屋から撮影しました。
朝日のあたる燧ケ岳。刻々と姿を変えていました。



尾瀬沼ヒュッテ

尾瀬沼ヒュッテの表側に出てきました。
ヒュッテを出発します。




(06:56)
出発です。
ヒュッテから燧ケ岳が見えます。

出発する時、買ったばかりのお茶のペットボトルをヒュッテの玄関先に忘れた人がいました。
先ほど、5人の写真を撮影してくれた女性です。ヒュッテの中から声を掛けてくれました。
お陰で無駄にしなくて済みました。
この女性。
黄色いズボンの女性と呼んでおこう。






尾瀬沼ビジターセンター

(07:01)
ヒュッテのすぐ近くの尾瀬沼ビジターセンターです。
時間が早く、まだ開いていません。
ガラス越しに内部を覗きました。
望遠鏡があるのが見えました。
野鳥観察ができるのでしょう。
それに尾瀬の自然を解説していました。


大江湿原分岐

(07:07)
直進すると沼山峠です。
この分岐を左に向かいます。

私達は、このポイントで左折したのですが、女性の4人組が沼山峠の方角から来ました。
聞いたところ、車中泊したと話していました。

この場所へ。
先ほどの黄色いズボンの女性もご主人と来ました。




ゴゼンタチバナの撮影です。
ゴゼンタチバナが群生していました。
私も撮影したのですが、ピンボケでした。



浅湖湿原

(07:45)
穏やかな水面。
向こう側の山々が水面に写っています。




湿原と森の繰り返し。
森の中にはシャクナゲが見頃になっていました。
そんな森から出たところです。




湿原にはタテヤマリンドウが咲いていました。




こちらはワタスゲです。
フワフワの感じがします。
木道の間で顔を見せていました。




(08:15)
燧ケ岳に登るナデッ窪の木道。
ここから直登で燧ケ岳へ登れます。



沼尻休憩所

(08:19)
沼尻休憩所へ来ました。
独りたたずむ男性。
カメラを持っていましたが、時間が流れていくのを楽しむ。
そんな風に見えました。





休憩所から見えるトイレ。




トイレに来ました。
2階建てで2階がトイレとなっています。
このトイレ。まだ、新しいです。
1階は機械室なのだろうか。
ソーラーシステムで電気を摂取していました。
快適なトイレ。
利用料を入れて置きました。






トイレから見える沼尻休憩所です。
こちらも、まだ新しいです。
デッキがあり、パラソルがすぼめられていました。



(08:27)
見晴方面とビジターセンターの方角を指す指示標識。



白砂湿原

(08:41)
前方で人が休んでいるのか、固まって見えます。
固まっており、遠くから見えた時は事故が発生したのだろうかと思えたくらいでした。
全部で20人ほどの人たち。
すれ違った時、先頭は尾瀬のガイドで最後尾は添乗員でした。
添乗員に聞いたら徳島県と香川県から来たグループだと話していました。
この時刻なら、見晴の山小屋を出発して来たのでしょう。
1県だけではツアーを維持できる人数が集まらない。それで、2県なのでしょう。
新幹線で来たのだろうか。
来るだけで1日かかってしまうのではなかろうか。



白砂峠辺りです。
木道の横には大きな葉のミズバショウが見えました。
そして、その中にミズバショウの白い花が確認できました。
最後の最後のミズバショウです。




(09:37)
沢からの水が音を立てて流れ出しています。




見晴新道分岐

(10:02)
燧ケ岳への道。見晴新道分岐です。
新道が開通したと書いて有ります。
それに、このコース。
笹で滑り易いとか熊が出たとか、注意を喚起する言葉が書かれています。



桧枝岐小屋

(10:17)
見晴の桧枝岐小屋に来ました。
少し早いですが、ここで昼食にします。





桧枝岐小屋の「ひげくま喫茶」。
ここで昼食です。
冷し中華とかざるそば。
各自好きなモノを注文します。
私はカレーを注文しました。


見晴

(11:06)
桧枝岐小屋の従業員のようなお兄ちゃん。
5人の写真を撮るのに、シャッターを頼みましたら木の先が言いと言うことで、こちらまで来ました。
5人揃った写真。
尾瀬ヶ原が広がり、そして至仏山と言うシーンが映りました。
シャッターを頼んで快く応じて貰えました。




見晴から見える至仏山。
こんなバックにオッサン5人が写りました。

ここから、あの至仏山の下まで向かいます。
木道を歩き、徐々に徐々に至仏山が近付いてきました。




(11:13)
前を歩くご夫婦です。
見晴で、お兄ちゃんにシャッターを押して貰っていた時に東電小屋へ向かうルートを確認していました。
私達も東電小屋へ向うのであり、お二人の後を歩きます。




サワランとサギソウです。
サギソウは知っていましたが、サワランは知りませんでしたので、1つ知る事が出来ました。





足元に、この先 新潟県のプレートが有ります。



東電尾瀬橋

(11:55) 
東電尾瀬橋を渡ります。
川の水量が増えても大丈夫なように高い場所で架橋して有ります。
この橋を境に新潟県に足を踏み入れます。




東電小屋

東電小屋が見えて来ました。




(12:05)
東電小屋に着きました。
歩荷体験用の背負子が有ります。
中から支配人が出てきて、尾瀬の群馬県側は私有地である事などを説明してくれました。
それに尾瀬が東電の前身の会社(刀根発電)が開発を手がけたなどと説明板が有りました。
開発に至らずに済み、今日の尾瀬が有ります。




東電小屋からヨッピ吊橋に向かいます。




ニッコウキスゲが点在しています。





(12:30)
木道の工事箇所に来ました。




ほぼ完成状態の木道です。
昼休みなのでしょう。
作業員の姿が見えませんでした。
それで、勝手に焼印をパチリ。


ヨッピ吊橋

ヨッピ吊橋から南を眺めました。
既に完成した木道が見えます。
このヨッピ吊橋のヨッピと言う言葉。アイヌ語らしいです。(違っていたらゴメンなさい)
どんな意味なのだろう。




(12:42)
木道横の新しい資材です。
次はこの部分の改修するのでしょう。
ヘリで運んで来た資材が見えます。





地塘に向って眺めています。
木道が左にカーブしていきます。
あそこが竜宮十字路で、休憩スペースが設けて有ります。




(13:15)
竜宮十字路を過ぎました。
ここから至仏山に向かって歩いて行きます。






(13:18)
木道を歩いていて、後ろを振り返りました。
背後に見える燧ケ岳です。
あの小屋が竜宮小屋です。





至仏山に向かって歩きます。
今日のKオジサンの後ろ姿です。




(13:28)
地塘の中のヒツジクサ。
小さくて可愛い花です。




木道の間からニッコウキスゲが顔を出しています。




(13:49)
ヒオウギアヤメが木道の間から顔を出しています。




こちらはニッコウキスゲ。
群落と言うのは、少しオーバー。
でも集中して顔を見せています。





(14:09)
少し近付いてきた至仏山。




(14:09)
その至仏山をズームで。



(14:10)
更に大きく。




(14:07)
振り返りました。
この場所。
逆さ燧ケ岳の見えるところです。
でも、条件が悪く水面に燧ケ岳が映っていません。




(14:17)
至仏山の直ぐ近くに来ました。






川上川の橋

(14:23)
川上川の橋の上から。




橋の上から川上川の上流を眺めました。
川上川は鳩待峠から山の鼻へ歩く時に渡ります。
その時は渓流となって流れていますが、尾瀬ヶ原まで流れてきた時には静かな流れに変わっています。




(14:24)
木道の横。
ヒオウギアヤメが群生しています。





(14:29)
尾瀬ロッジが見えてきました。
もう、ここは山の鼻です。

尾瀬ロッジの玄関先で黄色いズボンの女性が迎えてくれました。
私達は東電小屋ルートを歩き、ゆっくり来ました。
彼女はご主人とストレートに来て早く着いたのでしょう。

至仏山荘

(14:32)
至仏山荘に到着です。





部屋に入りました。
今日も2人と3人に別れます。
この部屋は8畳でして、ここで3人が寝ました。


山の鼻ビジターセンター

(16:17)
夕食には少し時間が有りましたので、外へ出ました。
そして、来たのが山の鼻ビジターセンターです。




こちらも尾瀬の自然を紹介しています。
DVDを上映しているコーナーがあり、尾瀬の自然しています。
それに尾瀬の自然も守っていると紹介していました。




夕食の時間となり、食堂へ下りてきました。





これが夕食です。
これにご飯がつきます。


ステキなご夫婦

私の左側のご夫婦です。
広島から来たと話していました。
ご主人の退職祝いで来たのだそうでした。

隣のご夫婦と話をしていたのですが、オゼコウホネの話です。
オゼコウホネがヒメコウホネに聞こえたのです。それで話に加わりました。
ヒツジクサは確認できましたが、オゼコウホネは見落としてしまいました。
尾瀬の固有種で滅多に見られません。見落としたのは残念です。

お隣さんとの会話。
山と言うことも有り、垣根が低くなっています。
初対面のモノ同志でも話ができる。
かつてのユースホステルの雰囲気を思い出しました。




(17:53)
夕食後、外へ出ました。
植物研究見本園です。




見本園の木道。
バイケイソウが咲き出しています。




(17:54)
見本園から東を望みました。
燧ケ岳が望めます。

今日、見た燧ケ岳。
東から南。そして西側から眺めました。
何度、燧ケ岳を眺めたであろうか。
燧ケ岳の半分のシーンを眺めました。




(17:58)
黄色いズボンの女性。
ご主人と散策に来ています。

こちらのご夫婦。
尾瀬沼ヒュッテでご一緒したご夫婦です。
今日、何回も顔を合わせました。


感想
尾瀬沼ヒュッテから至仏山荘までを歩きました。
朝、ヒュッテの部屋から燧ケ岳が望めました。そして、夕食の後に外へ出て、燧ケ岳を望めました。
これだけ色々の角度から燧ケ岳を見るのは滅多にできないことです。色々のシーンを眺めれました。
ミズバショウの花期が終わっていましたが、ラストのミズバショウを目に出来たのが良かったです。
ソロソロ、顔を見せ始めたニッコウキスゲ。
まだ、夏休み前の時期で落ち着いた尾瀬ヶ原を楽しめました。

コメント
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