今日、空堀川の流れは完全に干上がって、川底が白く露呈している。毎度の言い草になるが 「水の流れない何とも風情の無い川」 である
川沿いを歩いていると何ケ所か民家の庭先や路肩に菊の花が咲いているが、どれも手入れされている訳では無く、伸び放題の姿で花を咲かせている
この花を見ていると 「日本」 と言う国体と結びつけてしまう
日本では 「春は桜、秋は菊」 が季節を象徴する花として定番だが、その由来はかなり昔のことで、鎌倉時代の初め後鳥羽上皇が菊の花を好み、 「菊紋」 を天皇家の家紋とした頃からであるといわれる
菊の花を見ていると、あの 「菊は栄える、葵は枯れる」 の言葉のように勢いを感じる
川沿いで咲く菊の花は、いろいろな色があって、花びらを見るとしっかりと中心に向かって支えあっている姿が何ともいい印象を与えている
菊は色別に花言葉が違うようで、赤い菊は 「あなたを愛します」、白い菊は 「真実」、黄色い菊は 「破れた恋」 とのようだが、このような花言葉は誰が? いつ? 考えたものなのだろうか?
左岸を下流に向かって歩き、大沼田橋を過ぎると 「おやっ?」 と私は気になって立ち止まった
なんとムクゲが咲いている
他の場所ではもうムクゲは咲き終わってしまったのに、この木だけはまだ花が開いている
幹を見ると上に向かって膨らんだ蕾を持っているので、まだ咲くつもりだろう
11月にムクゲ? 私の記憶を呼び出してもあまり憶えがない
私の散歩コースでただ一か所あるコスモスももう終わりに近づいた
花をたくさん撮るが、写真写りの良い花と、あまり写りの良く無い花がある
何故だかよくわからないが、良い花の筆頭はコスモス。私のデジカメとコスモスの周波数が合っているのだろうか?
写真説明: 菊・ムクゲ・コスモス
撮影場所: 空堀川沿いにて