諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

宗教団体の怖さ。 その3

2014年12月08日 00時18分09秒 | 人生

続きです。

二人目の信者はTさんです。私の家では新聞販売業を営んでましたが、うちの店で働いていた方です。

最初に出会った時はTさんが40歳頃でしょうか。Tさんは製本所を経営していたそうです。トラックも5台所有していたと言うから、中々繁盛していたのだと思います。子供も二人いると聞いています。幸せに暮らしてたと思います。

そのTさんも某宗教団体の信者でした。最終的に会社も自宅も手放して、全財産を寄付してしまいます。勿論、某宗教団体にです。

結果、家庭崩壊。離婚です。幸せを寄付したTさんは、精神を病みました。そして新聞販売業を営んでいた私の家に来たのです。「給料は10万円でいいから雇って欲しい」と言って。

この話、30年以上前の話ですが、勿論、Tさんへの給料は30万円近く払っていました。新聞販売業は典型的な3Kの仕事で、当時は超人手不足でしたからね。

それ以上にTさんは真面目で仕事も出来る。人柄も素晴らしい。販売店の従業員としては稀有な人です。うちの店も良い人が入って大変助かりました。

そして数年働きTさんは退職。新聞販売店の従業員など長く続けるものではないですから、仕方がありません。大変残念でしたが・・・・・・・・。

しかし、それからまた数年後、Tさんが「また働かせて欲しい」と舞い戻ります。勿論、二つ返事でOK。しかし、Tさんは最初会った時より沈んだ感じがしてました。

それでもTさんは真面目です。よく働いていました。そして或る日、某宗教団体の集会が富士山の裾野であるとかで、一週間の休みが欲しいと言ってきたんです。

新聞販売店は従業員に休まれると大変困るのですが、信仰の問題ですからね。行くなとは言えません。大変でしたが行かせました。

そして集会から戻って来た。何かおかしい。変にニコニコしている。

私の母親が「なんだTさん、にこらにこらして。富士山に行ってご利益でもあったかい」と聞くも、ニコニコしているだけです。明らかにおかしい。どうしたのかと思ったその日の夜、事件が起きます。Tさんが傷害事件を起こしたのです。

何とTさん、サウナで発狂し、お年寄りを半殺しにしてしまったんです。お年よりは手や足、そして肋骨も折られました。重症です。Tさんは警察に捕まりました。

私の両親が警察に面会に行きました。そして見ました。正気を失ったTさんの姿を。

警察の話によると、Tさんは何時も精神安定剤を毎日服用していたようです。そして某宗教団体の集会に行くとき、その精神安定剤を忘れて持って行かなかった。それが原因で正気を失ったとの事でした。

Tさんはその後、精神病院へ入院。二度と正気を取り戻す事はありませんでした。

某宗教団体に出会ったせいで、家族も財産も、そして心も失った。何もかも失いました。これが宗教なのでしょうか。

 

 続く。

 

 

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