続きますね。
ドーベルマンと化した凶相男と対峙。私は「木刀で殴らせるべきだった」とチョット後悔。「凶相男がキッチンから包丁を持ってきたら、木刀で応戦しよう」と考えながら、凶相男と舌戦を繰り返していました。私もまた、気が狂いそうになりながら。
そうこうしている内に数名の警察が到着。何と警察官達全員、防弾チョッキを着ています。私はジーパンとTシャツだけだと言うのに。私に防弾チョッキ貸してくれよ、もう。
そして激高・発狂している凶相男を取り押さえ、私に「怪我はありませんか」と。私は「ありません」と答えましたが、無いのなら凶相男を警察署にしょっ引く事は不可能です。警察官も凶相男に「暴れるな、冷静になれ」と言ってなだめるしかありません。警察官も困ってます。
以前、警察に相談していたことから警察でも「すわっ大事件」と思ったらしく、パトカーが続々集まり総勢13名の武装した警察官が集まりましたが、被害がないのであればなだめる事しか出来ない。
一人の警察官が私に近づき、「あの男は精神が崩壊している。意味不明なことばかり口走っている。これを放っているのは区役所の怠慢だ。危険だが犯罪を犯している訳ではないので、我々ではどうしようもない。言葉で諭しても分かっていないだろうし・・・」と。
「区役所には全然対応してもらえません。守秘義務で精神病である事も認めません」と私。お互い解決策が出ず、思案に暮れるばかりでした。
警察官が到着して40分が経ち、凶相男も段々と落ち着いて来ました。
警察官は「取り敢えず戸締りを厳重にして下さい。襲ってくる可能性がありますから。また木刀等を持ち出したら、連絡してください」と言って13名の武装警官たちは帰り、凶相男も静まって部屋に戻りました。
警察が来て精神が狂っているのが分かれば対応してくれると思ったのですが、この程度ではダメなんですね。狂っている事を証明出来なくては。
国はこの凶相男に免許証を与えています。国がこの凶相男を免許証で真面と保証しているのです。誰が見ても狂っているのに野放しにされているのです。
仮に私がこの凶相男に包丁で刺され命を落とす。それで初めて精神鑑定される。当然、精神に異常をきたしている事は証明される。つまり凶相男は私を殺しても無罪なのです。精神に異常をきたしているので。
精神異常だから何の罪を受けずに精神病院に入院するだけ。こんなの不条理ですよ。どう対応すれば良いんでしょ、私。
次の日、区役所へ行って先日の経緯を話しましたが、担当者は私の話を聞いているだけ。「守秘義務があるから何も対応出来ない」と繰り返すだけです。
「警察官が区役所の対応が怠慢だ」と言っていたと言うと、チョット表情が凍りつき「どちらの警察官ですか」と聞いてきました。私は「ここの窓から見える警察署のだ」と言うと、少々困り顔してましたわ。こっちの方がその100倍も困っているのに。
私もここまで言っても何の対応もしないのかと頭にきて、「何も対応してくれないのでしたら、もう分かりました。私は何時襲われるか判らないし、両親の命も危ない。私はもう何日も店を休んで、もしもの時に備えているが、何時までもこんな状態ではいられない。しょうがない、私、あの男を半殺しにして縄で縛って、ここに連れてきます。相手に殺されるよりは半殺しにして警察に捕まった方が何倍もマシだ。勿論、ここでの経緯はマスコミに全部話します。それでは」と言って席を立ちました。担当者はそれでも困り顔していただけでした。
結局、警察署には三回、区役所にも三回相談に行きましたが、問題は解決しませんでした。所詮はお役所仕事なんだなぁーと思いました。公務員は良いなぁーと思いましたわ。
やっぱり頼れるのは自分だけ。自分で解決するしか方法は無い。それにはどうしたら良いか。私は何度となく凶相男と対峙してきて、凶相男にある法則がある事に気がつきました。そこを突くしかない。それが駄目なら半殺し。暴力沙汰の事件にするしかないと思いました。既にそこまで追い詰められました。
続く。