諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

仙台の不動産賃貸業の活況は、もう既に終了している。

2018年02月15日 08時43分35秒 | 不動産賃貸業
先日、東北リホーム博とか何とかが仙台の夢メッセでやっていました。大家の会の会長がそこでセミナーなんぞやると言うもんですから、ちょっくら覗きに行ったのです。

いやいや、大盛況でしたね。こんなにリホームしたい人や家を建てたい人がいるのでしょうか。

うーん、私は違うと思う。ここに来ている人たちの大半は暇つぶしに催し物を楽しみに来ただけ。それと出店している業者からのプレゼント狙い。そんなもんだと思います。

震災復興が一段落して新築やリホーム需要が消えた。まだ需要があるのはアパートやマンションの集合住宅のみ。でもそれも過剰になっています。

安倍首相のアベノミクスの馬鹿のせいで相続税が大幅に上がった。東京に一戸建て等を持っている人の多くは相続税を払う必要性が出てきた。だから借金して賃貸住宅を造る。でも関東圏では空室率が高い。それに高い。

だけど震災地は空室率が低い。特に人口が増加している仙台は狙い目。そんで仙台の土地や住宅を購入し、集合住宅を建てようとする東京の人達が増加。仙台の土地価格は全国トップ水準で上がったのです。

でもね、それも終わりましたよ。うちの物件も空き部屋が出てますから。色々見て回ると結構な空き部屋の多さです。それでも集合住宅は新築されている。

無理ですよ。仙台は東京の半分程度しか年収が無いのですから。

新築物件は人気がある。当然、家賃も高めに設定する筈です。でもその高い家賃を払える仙台人は少ない。しかも空き部屋は更に家賃が下がる。

新築で家賃6万円を設定したとしても、同程度の大きさのマズマズの物件が4万円で住める。築古物件では3万以下。人気のない町なら2万円以下もある。

そうなると新築よりも古い物件に人気が集まる。しかも古い物件の方が立地が良かったりする。そして低所得の仙台人は古い当然物件しか住めない人。

そうなると今、相続税を節税する為にアパート・マンションを建てている人は空き部屋に悩む。そして家賃をダンピングさせざる負えない。利回りも低下する。

そうこうしている内に銀行の貸出金利が上昇でもしたら、不動産賃貸業をしている人達は破綻。大家達の屍が累々となる。以前の巨人軍の某ピッチャーみたいに破産します。簡単じゃないのですよ、不動産賃貸業は。

実は私の家もそれを過去に経験しました。不動産賃貸業なんてだから全然儲からない。しかも政治・経済に動向が支配される。その上、人口がこれから急速に減る。もう無理ですよ、新築しての不動産賃貸業は。

どうも本も出しているカリスマ大家も資金繰りが悪化し、銀行に借金を返せなくなったとの話も聞いています。

知らないでしょうけどバブル期に不動産投資した人の大半は失敗しています。私の家もそうなのです。

今もアベノミクスと東京オリンピックで一部の土地でバブルとなっていますが、崩壊しますよ、どこもかしこも。バブルの上には何も建てられませんから。

現に今、株式が大幅に下落しているでしょ。経済は何時も株が最初に動きます。株は1年後の経済状況と言えます。不動産価格の大幅な下落は1年以内に来る筈。大変な事になりますよ、これから。

バブル期に不動産投資した者は破産したり、未だに負債に苦しんでいます。今、強気で不動産投資をしている皆さん、そろそろ覚悟していた方が良いですよ。


ではでは。
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