諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

熟年ゲイカップルを見た。

2018年09月18日 10時21分30秒 | 出来事
9月8日土曜日、定禅寺ストリートジャズフェスティバル、やってました。

ジャズ好きなんですけど、直で聞くと皆さん、中々の下手さ加減なんです。聞いてて苦痛になる。どうしたもんか。ちょっくら寄るだけ寄ってみっか。

10時からの不動産賃貸セミナーに出て、現在お昼の12時。セミナー場の直ぐ近くの錦町公園へ向かう。大きな白いテントの中で何かやっている。覗いてみた。

何だこりゃ。まるで学芸会のコーラスみたいやんけ。下手だなぁー。うーん。

私はバリーマニロウのファン。バリーはファンが望んでいるからポップスやバラード歌っているけど、本来はジャズシンガーなのです。

バリーの「パラダイスカフェ 2:00AM」とか「スイングストリート」等々の名盤を聞いている私は耳が肥えている。皆、下手に聞こえる。ストレスを感じる。

それでなくてもバイクで転んで右肘擦傷、左親指突き指、左手首捻挫、右膝打撲大、左膝打撲小。そんなもんだから立ち上がると怪我した場所が床畳に接してかなりの痛み。歩くのも少々痛い。下手な音楽を楽しむ心境ではない。もう、帰ろう。

この錦町公園、以前ブログにも書いたが、土の下は人骨がザクザクです。元々は墓場だったので。

それが空襲でボカボカになり、そのまま埋めちゃって公園にしたみたいなのです。そんな罰当たり公園には居たくもない。直ぐにUターンして出口に。

そしたら居ました。年の頃は65歳前後のゲイのカップルが。

どちらも身長は175センチ前後、痩せ型、坊主頭。一人は色褪せた赤橙色のブカブカの短パンを履いている。白抜きの花柄模様の。

何でゲイだと分かったか。だって二人、手を仲良く繋いでいるんだもん。どう見てもゲイだよ。変なネックレスしてファッショナブルな格好しているし。

65歳位と書いたけど、正直、私より30歳以上年上の感じがする。私は万年26歳の感覚。だから大分年上に見えてしまう。ゲイが大人っぽく見えてしまう。

お爺さん同志なのに仲良く手を繋いでいる。微笑みあっている。幸せそう。堂々と二人の幸せを私に見せつけて歩いている。チョット羨ましいかも。

そう言えば私、中二の頃、学校帰り、仙台駅前のエンドーチェーン(現在はイービーンズ)の階段のベンチで缶コーヒーを飲み飲み座っていた。

そこに40歳前後の小男が私の前を行ったり来たりしている。「変な奴だ」と思っていたら声を掛けて来た。「良い身体しているねぇー、何かスポーツでもしているの?」と。

私は新聞配達はしていたが、これと言ってスポーツなんてやってません。新聞配達で「身体を動かす=お金」と心にインプットしているので、スポーツなんて損した気持ちになる。だから何もしてません。それでなくても新聞配達で疲れているし、寝不足だったので。

それで私は「いいえ」と。そしたら奴は聞いてきました。「ホモって知ってる」と。

そう、私はホモにナンパをされたのです。初ナンパがホモ。ねっ、私の人生、変わっているでしょ。狂っているでしょ。

私は「知りません」と答え、缶コーヒーをガブガブ飲み終え、釣り具売り場へそそくさと階段を上り逃げました。私の人生、ホモには用がないので。

そう言えば私、ホモっぽい人に何故か人気があった。S君、O君は私に親切だった。高校時代、何時もノートを見せてくれた。他の奴からノートを見せて貰ったら大変怒った。これってホモなんだな。私の事が好きなんだな。

でも私は未だに独身ですが、ホモッ気は全然ないです。

そう言えばバリーマニロウはゲイ。そのバリーのファンの私もゲイの気が有るのでは。

否、ないない。第一、私はどちらかと言うと人間嫌い。一人でいるのか好き。ホモである訳がない。

そう思い返しながら、またゲイのガップルを見つめる。本当に幸せそうだ。「好き合っている者同士、誰に憚るのか」とのオーラが出ている。清々しい愛の形だ。やっぱりチョット羨ましいかも。

人間歳を取るとホルモンのバランスが崩れる。男は男性ホルモンが減少。女は女性ホルモンが減少する。ホルモンの比率が変わる。

男は女に、女は男になる。オバさんの方がオジさんより男性ホルモンが多くなる。オジさんはその逆。段々と人格が代っていく。だから私はゲイカップルを羨ましく思ったのかも。

否、否、違う、違う。私は26歳。26歳から進歩していない。進歩していないから何時までも男っぽい。

男は本来は女々しい生き物。私は未だに女々しい。女々しいと言う事は男らしいと言う事。

私は変わっていない。否、変われなかった男。変われなかったから男の中の男なのだ。そして究極の男は何時もロンリー。一匹狼。ローンウルフなのだ。

ってな事、私の紫色の脳をショートさせながら想いを巡らせ、二人のゲイカップルを見送った。

ゲイではない自分に涙色の微笑みを浮かべながら。

さて、何故か眠たいから帰って寝よう。そうしよう。


ではでは。
コメント
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