諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

本来の水神である天知迦流美豆姫は、瀬織津姫の名によって隠されたのだと思う。その4

2019年03月29日 23時16分02秒 | 瀬織津姫
gooのブログがリニューアルされましたが、何故か書き込みを一時保留している記事が開けなくなってました。どうやっても開かない。しょうがないのでGooにメールで問い合わせしたら、編集のボタンが今日現れました。書いた文章がやっと出て来ました。

郵便局のサイトもそうですが、サイトをリニューアルすると必ず問題が発生します。今の日本は人手不足や職務怠慢により、万全の対応は難しくなってしまったのでしょう。

パソコン等々、機械に大変疎い私はパニック状態になっちゃいます。気軽にリニューアルはしないで貰いたい。私だってブログのテンプレートを変えるにあたって、再三考えたのですから。


それでは続きます。

伊勢にはその昔、こんな囃子歌??が歌われてました。

「お伊勢参りは朝熊を駆けよ 朝熊駆けねば片参り」。

直訳しますと「お伊勢参りに行くのなら、朝熊神社にも参拝しなさい。朝熊神社に参拝しないのなら、お伊勢参りは半分しか成立していませんよ」となります。

何で朝熊神社に参拝しなければならないのか。

それは朝熊神社には天照大神の前霊が祀られているから。伊勢の本来の神が祀られているからです。

以前の朝熊神社は全焼し現在の地に移されたそうですが、現在、朝熊神社に祀られている神々は「大歳神、苔虫神、朝熊水神」の三神。

「大歳神」が饒速日尊の幼名なのは知られていますが、天照大神の前霊にもなるのでしょう。これは饒速日尊の伝承からその関係は理解出来ます。

次に「苔虫神」。どうも岩長姫の別名の様です。何で朝熊神社に祀られているのか。

岩長姫の父親は和多志神である大山祇神。本来の伊勢の神は大山祇神の流れである事を示していると思います。

中でも岩長姫はニニギ尊に女性として恥をかかせられて自害した。天皇家に深い恨みを持っている。だからこそ伊勢の祀られているのだと思います。神社は神々に鎮まっていただく為のものですから。

「朝熊水神」とは誰なのか。朝熊水神に付いてネットで検索しても詳しく出てきません。謎の神です。

でも大歳神と並んで祀られている水神なのですから、その妻神である天知迦流美豆神と考えて間違いないと思います。

山神の子は水神。だとしたら岩長姫と天知迦流美豆姫とは同神なのか。

この二神は時代背景が違うと思われます。今のところは不透明ですが共通点は多い。共に天皇家を恨んでいる神ですし。これはまた考えてみたいと思います。

天知迦流美豆姫に戻ります。

瀬織津姫は天照大神荒魂であるとされています。ここまで書けばお分かりになると思いますが、伊勢の本来の神が祀られていると思われる朝熊神社に天知迦美豆姫が祀られているのであれば、天知迦流美豆姫=瀬織津姫である事が容易に想像出来ます。

大祓祝詞では「早川の瀬に座す瀬織津姫という神」と書かれています。これは天知迦流美豆姫の名と意味合いが通じます。それが証拠の一つです。

では大祓祝詞に天知迦流美豆姫の名前で語られていないのか。

先ず、大歳神・天知迦流美豆姫は疱瘡神である。疱瘡神で祓い清める。それって死です。

死も祓い清めと言えますが、祝詞ですからね、祝詞の言葉に疱瘡神である天知迦流美豆姫の名を出す訳にはいかないでしょ。

そして大歳神。天照大神の前霊が大歳神である事がばれだら、天皇家は大歳神の血縁の女性と結婚した可能性はあっても、直系の大歳神の血筋とは言えない。

日本本来の神である大歳神への信仰が集まっては大変不味い。

そして朝熊水神であり、大歳神の妻神である天知迦流美豆が大祓祝詞に出て来ても不味い。

大歳神・天知迦流美豆姫が、天孫族により天照大神として自分たちの祖神として迎えられたのがばれてしまう。

それを誤魔化すには如何すれば良いのか。

そこで一霊四魂の考え方から瀬織津姫を登場させたと考えられます。

勿論、真実に繋がる伝承は残す。事実を隠せば祟りが恐ろしい。現に天皇家は伊勢には持統天皇から明治天皇までの1000年間、足を運ばなかった。祖神としながらも伊勢まで行って天照大神を参拝しなかった。それほど天照大神、否、大歳神・天知迦流美豆姫を恐れた。

その大歳神・天知迦流美豆姫の存在を隠したかった。その為に朝熊水神・天知迦流美豆姫を瀬織津姫の名で隠したと考えられます。

以上、一つの考え方と言うか、辻褄を合理的に合わせた結果、上記の考えに至りました。

今の段階ではですが。


ではでは。










コメント (2)
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