続きます。
何故、トヨタのクルマのデザインが子供の玩具の様なガンダムチックになったのか。これは私の想像ですが、レクサスブランドの展開を考えての事だと思えます。
レクサスはご存知だと思いますが、トヨタ車の高級志向のブランドです。客がトヨタを選ぶのではなく、トヨタが客を選ぶ感じのブランド。そのステータスではベンツをも凌いでいる部分もあります。
クルマの名もトヨタとは付けず、レクサス○○で統一している。トヨタで製造しているが、断じてトヨタではない。レクサス。選ばれた成功者の乗るクルマ、それがレクサスブランドなのです。
ただし、兄弟車がトヨタに存在する。格下であるトヨタに。
勿論、レクサスの方が豪華仕様なのでしょう。比較するとレクサスブランドの方が静粛性が高いらしいですし。
それ以上に違うのがデザイン。
スタイルは同じなのですが、細部やフロントマスクが違う。明らかにレクサスブランドの方がセンスがいい。トヨタブランドの方がゴチャゴチャしている。ガンダムチックになっている。これはより利幅が高いレクサスブランドを売らんが為、態と子供っぽいデザインにしているのではあるまいか。
うーん、もしそうだとしたら恐ろしい。そんな冒険して大丈夫なのか。
いや、大丈夫なのだろう。かつてのライバルだった日産は、ご存知の通りになったのだから。
1980年代、日産は901運動を展開した。1990年代は技術力で世界一になろうと言うものだ。それはほぽ達成したと思う。この時代の日産車は名車揃い。トヨタを技術力で凌駕していたと私は思っている。私の父親も井上陽水が口パクでCMしていた、初代セフィーロ・クルージング・ターボなる高級車を買ったほどだったし。
しかし、バブルが崩壊してしまった。日本国民総中流の幸せな時代は終わった。
当時の日産車はコストをかけ過ぎて利幅が少ない。そこにバブル崩壊で高級車が売れなくなった。901運動は終了。コストをかけないクルマ造りにシフトした。
コストをかけずにクルマを造る。その分野で日産がトヨタに勝てる訳が無い。
トヨタには長年の見切りの美学がある。所謂80点主義だ。
目に見える所にはコストをかける。「クルマは走れば良い」と言う者には、それで十分納得する。
目に見えない部分にコストをかけてきた日産には、それが出来ない。見切りができない。
しかも901運動での功労者は傘下の富士重工に移った。それでスバルは高品質でクルマ好きを唸らせるメーカーへと変身。個性が感じられる大人気な自動車メーカーとなった。
皮肉な事に日産の念願だった901運動は、スバルで大成功を収めた。そのスバルは、これまた皮肉な事にトヨタの傘下へ。そして日産は多大な負債を残してルノーの傘下に入った。
カルロス・ゴーンに付いては言わなくても良いでしょう。日産はこのレバノン人に蹂躙された。
大リストラを敢行しただけではなく、技術の日産から技術を剥ぎ取った。
主力のエンジンは愛知機械工業が生産を委託。新型デイズのエンジンはルノーが設計。スカイラインの4気筒エンジンはベンツ製。これでどこが技術の日産なのだろうか。
生産車種も大幅に削った。ノート、セレナ、デイズの3車種が売れれば良い様な価格設定。他は割高。これでは日本人社員は、暗に辞めろと言われているようなものだ。
日産の社員が気の毒過ぎる。勿論、日産の日本人社員に全く罪は無いとは思わないが。
続く。
何故、トヨタのクルマのデザインが子供の玩具の様なガンダムチックになったのか。これは私の想像ですが、レクサスブランドの展開を考えての事だと思えます。
レクサスはご存知だと思いますが、トヨタ車の高級志向のブランドです。客がトヨタを選ぶのではなく、トヨタが客を選ぶ感じのブランド。そのステータスではベンツをも凌いでいる部分もあります。
クルマの名もトヨタとは付けず、レクサス○○で統一している。トヨタで製造しているが、断じてトヨタではない。レクサス。選ばれた成功者の乗るクルマ、それがレクサスブランドなのです。
ただし、兄弟車がトヨタに存在する。格下であるトヨタに。
勿論、レクサスの方が豪華仕様なのでしょう。比較するとレクサスブランドの方が静粛性が高いらしいですし。
それ以上に違うのがデザイン。
スタイルは同じなのですが、細部やフロントマスクが違う。明らかにレクサスブランドの方がセンスがいい。トヨタブランドの方がゴチャゴチャしている。ガンダムチックになっている。これはより利幅が高いレクサスブランドを売らんが為、態と子供っぽいデザインにしているのではあるまいか。
うーん、もしそうだとしたら恐ろしい。そんな冒険して大丈夫なのか。
いや、大丈夫なのだろう。かつてのライバルだった日産は、ご存知の通りになったのだから。
1980年代、日産は901運動を展開した。1990年代は技術力で世界一になろうと言うものだ。それはほぽ達成したと思う。この時代の日産車は名車揃い。トヨタを技術力で凌駕していたと私は思っている。私の父親も井上陽水が口パクでCMしていた、初代セフィーロ・クルージング・ターボなる高級車を買ったほどだったし。
しかし、バブルが崩壊してしまった。日本国民総中流の幸せな時代は終わった。
当時の日産車はコストをかけ過ぎて利幅が少ない。そこにバブル崩壊で高級車が売れなくなった。901運動は終了。コストをかけないクルマ造りにシフトした。
コストをかけずにクルマを造る。その分野で日産がトヨタに勝てる訳が無い。
トヨタには長年の見切りの美学がある。所謂80点主義だ。
目に見える所にはコストをかける。「クルマは走れば良い」と言う者には、それで十分納得する。
目に見えない部分にコストをかけてきた日産には、それが出来ない。見切りができない。
しかも901運動での功労者は傘下の富士重工に移った。それでスバルは高品質でクルマ好きを唸らせるメーカーへと変身。個性が感じられる大人気な自動車メーカーとなった。
皮肉な事に日産の念願だった901運動は、スバルで大成功を収めた。そのスバルは、これまた皮肉な事にトヨタの傘下へ。そして日産は多大な負債を残してルノーの傘下に入った。
カルロス・ゴーンに付いては言わなくても良いでしょう。日産はこのレバノン人に蹂躙された。
大リストラを敢行しただけではなく、技術の日産から技術を剥ぎ取った。
主力のエンジンは愛知機械工業が生産を委託。新型デイズのエンジンはルノーが設計。スカイラインの4気筒エンジンはベンツ製。これでどこが技術の日産なのだろうか。
生産車種も大幅に削った。ノート、セレナ、デイズの3車種が売れれば良い様な価格設定。他は割高。これでは日本人社員は、暗に辞めろと言われているようなものだ。
日産の社員が気の毒過ぎる。勿論、日産の日本人社員に全く罪は無いとは思わないが。
続く。