諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

日光東照宮の神獣「息」とは何物なのか?

2021年04月26日 20時01分27秒 | 神道
神獣「息」をご存知でしょうか。

知らないでしょうねぇー。割と最近、発見された神獣なので。

まっ、取り合えず「日光東照宮 息」画像を検索して見てください。

神獣「息」。実はこの「息」ですが、何と呼ぶのかも分かっておりません。多分、「イキ」か「ソク」のどちらかだとは思うのですが。

この神獣「息」ですが、最近までは「龍」だと考えられていました。しかし、龍とは少し違う。ちょっとずんぐりしている。鼻もブタ鼻っぽい。変だ、変だと思われていた様です。日光東照宮では。

そして日光東照宮の古文書が発見。ブタ鼻のずんぐりしている龍は「息」だと分かった。「ふりがな」はふっていなかったので、読み方は分からずと言う事です。

この神獣「息」に付いて知る者。わが家系に日光東照宮の造営奉行をした永井直勝がいるのですが、彼だったら知っているかも。それと南光坊天海も。

それと宮城県の大崎八幡宮にも神獣「息」が彫られていた。っと言う事は伊達政宗も知っていた可能姓は高いと思われます。

でも日光東照宮の神職さん達は知らないみたいなので、何とも言えないなぁー。多分、大崎八幡宮の神職さん達も知らないだろうなぁー。

この神獣「息」とは何なのか。

よく城の瓦にシャチホコが飾られています。頭は虎で身体は魚ですが、何となく龍っぽいです。モデルは白黒パンダカラーのシャチだと思いますが、見た事が無いから、あんな姿を想像したのだと思います。

日光東照宮では夢を食べる「獏」も彫られていますが、これも龍のエッセンスがかかった姿で彫られています。

っと言う事は見た事が無い、実在の動物を想像して彫った。龍っぽい姿だと考えていた。

だとすると龍に一番近い生物は蛇だと言えますが、蛇は日本にもいる。蛇は龍っぽく彫る筈はない。「息」は龍よりも太っている。

そうなると考えられるのは2種。

一番に考えられるのはワニ。

ワニは古事記と日本書記に鰐として出て来る。鮫と考えられている。鮫は日本にもいる。変な話だが鮫をワニと呼んで、本物のワニを「息」としたのではないか。

それともう1種。それはトカゲ。

トカゲは日本にもいるが、伝え聞いているコモドドラゴンの様な大トカゲを神格化し、龍に似た生物を想像して彫られたのが神獣「息」なのではないか。

その証拠と言えるかは分からないが、ワニや大トカゲはシュウ、シュウと呼吸し威嚇する。呼吸音が高い。それを伝え聞いて「息」と名付けたのではないか。

ワニもトカゲも鼻腔が正面から見える。つまりブタ鼻。そこからもどちらかだと思う。

ワニか大トカゲか。こればっかりは判断が付かない。ルックス的にはワニなのだろうが、躍動感は大トカゲの方がある。「息」は躍動感が感じられる。ワニは大口を開けて動かない時が多いし。

でも、ワニも獲物を捕らえる時は躍動感がある。うーん、どちらなんだろ。

これは難しいな。


ではでは。



コメント (3)
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