AIで働かなくても生きて行ける時代になるのか!?

これも以前書いていて、出すのを忘れていた記事です。ちょっと時代遅れかも知れませんが、勿体無いので手直しして出しときます。

私、実は株式のトレーダーに成りたかったのです。

証券会社に入ったのもその為。私は勘だけは一人前。勘だけは通用する。勘で人生を乗り切れる。私がその気になれば、株で10億円位稼ぐのなんて容易い。勘だけは私のスキルと思っていたのです。

でも違っていました。私は自分自身に自信が無いのです。客の金、会社の金を使って、自分の判断で株を買うのが恐ろしい。

人に銘柄を勧めるのも嫌。私を信じて株を買って損したら私が恨まれる。人に恨まれる仕事はしたくない。それが証券会社を辞めた理由の一つです。

さて、中国経済が落ち込んでいます。中国は近年まで世界の工場でした。人件費が安いから日本やアメリカ、欧州の先進国の企業が中国に進出して工場を建設。全世界の生産の拠点が中国となっていた。

それで中国は経済発展をした。給料が上がった。人民の暮らしが豊かになった。それが中国経済に陰を落とした。

人件費が高くなって中国で生産するメリットが薄れた。更なる人件費の安さを求めて東南アジアやアフリカに生産の拠点を移す企業が続出する様になった。

「中国人は使いづらい。これなら多少人件費が高くても自国で生産した方が良い。品質も向上するし」との考えから、生産拠点を日本に戻した企業も出ている。これには中国も焦りを感じる。高度成長が困難になったので。

それで中国の取った戦略は人件費の削減。今、中国では日本の工作機等々を大量に輸入している。オートメーション化して徹底的に人件費を抑える。

これっ、エライ事になりそうです。何たって中国人は14億人位いると言い張っている。多分、13億人もいないだろうが、それでもとんでもなく失業者が出る。現時点で2億人だとか。

日本が少子化で労働者が少ないとと言って外国人の雇用を大幅に認めたら、多くの中国人が職を求めて日本にやってくる。中国人だらけになる。そして最後に日本は中国に占領される。ってな事ななりかねない。日本も対応しなければならない。

そこでAIです。今のアメリカでは株式等々、金融商品の運営はAIで行なっている。人間のトレーダーは殆ど消えた。

AIでの運営でも損をするケースは当然あるが、人と比べれば中々の成績を残している。或る程度、資金がある人はAIで運用したら、働かなくても食べて行けると思える程の成績だ。

そう言えば見た事無いけど、アレクサとか言う奴がいる。AIみたいだ。

人がアレクさに質問すると色々答えてくれるし、「アレクサ、照明を付けて」とか言うと、ちゃんとつけてくれるみたいです。優秀です。

知能指数の低い私から見たら、囲碁や将棋の棋士は「どんな頭しているんだ」と驚嘆するほど頭が良い人達ですが、そんな人にもAIは勝ててしまう。それなら全てAIの指示で生きた方が、良い人生を送れるのではないだろうか。

資産の運営は全てAIに任せる。人間関係もAIの指示通りに動く。

糖尿病の私は、食事のメニューもAIに決めて貰う。旅行もAIに従う。AIの僕として生きる。

朝8時。「○○、起きて。すぐ歯を磨いて」と起こされる。

「○○、今日のニュースはこれっ」と情報をAIから聞く。会話は全てAI。人と接しなくても生きて行ける。そしたら人間関係で悩む私は、幸せに生きれるのではあるまいか。

しかし、私は怠惰な人間。AIも呆れて来るのではないか。そして怒気を強め、「○○、何もたもたしているんだ、早くしろ」、「それは違うだろ、この馬鹿野郎。てめえ、ぶっ殺ろすぞ」。

「何で神社なんか参拝するんだ。神なんている訳ねぇーだろ。お前はオレに従っていれば良いんだよ」とか言われたりして。

最終的には「お前なんか生きている資格なんて無い。死ね」と言われ、家がガス爆発したり、自動運転で崖から落とされたりするかも知れんな。これゃ、ターミネーターの世界になるな。

こんな感じだとAIに接するのもストレスを感じる事になるかも。とっち道、独り、山に篭りたくなるだろうな。

それに誰もがAIの指示に従ってしまえば、株の運営も上手く成績が残せなくなるだろう。どっち道、何もかも駄目になるのだろうな。

そう上手く行く訳無いな。

ではでは。