諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

洩矢神が鉄輪で建御名方神と戦った意味。 その4

2013年10月25日 10時35分38秒 | 神道

さて、丑の刻参りを人に見られた時の対処法を述べておきます。

「丑の刻参りは7日間続けなければ呪いの効果が無いので、慎重に見られない様にお参りしなければならない。それは見られたら自分に呪いがかかり死んでしまうから」。

それは前に書いた通りです。ではどうしたら良いのか。

呪いがかかって死にたくないのであれば、方法は一つ。

己の丑の刻参りを見た者を睨み付け「見たな~」とニヤッと笑ってそいつの顔を確認し、五寸釘とトンカチを両手で持ちながらシャシャシャシャシャと素早くその者に駆け寄り、五寸釘とトンカチで持ってその者を刺すなり、ぶったたくなりして息の根を止めるしかありません。

私は以前、やはり丑の刻に、ある武将を祭る神社に参拝して幽霊と対峙。一歩踏み出せば掴みかかれる距離で睨み合った事があります。

幽霊を確認した喜びと悪霊への恨み、そして多少の恐怖を感じながら、「かかって来たらやってやる」と言う意思で対峙したのですが、相手が人間で五寸釘とチンカチ持って襲ってきたら、そりゃ恐ろしいでしょうねぇー。

仮に私が丑の刻参りをしていて、人にその姿を見られたらどうするか考えてみたのですが、考えもつきませんわ。

正直、絶対襲わないとは言い切れないです。それだけ貴船神は恐ろしいし、丑の刻参りも恐ろしいです。神に対し呪いを述べる事は絶対やるべきではないと思いますね。人を呪う位なら引きこもってニートになった方がマシの様に思いますよ。

それと以前、私は精神障害者と争った経験があります。大変でした。私が精神異常者になりそうでした。

その精神異常者は私のマンションの店子で、私の部屋の下に住んでいます。両隣の部屋の住人を木刀で脅し追い出しています。

私、自分の親も襲われるのではないかと思い、商売も2週間休んで部屋から離れなかったです。体重も2~3週間で8キロ近く痩せましたしね。

話は何時もながら大幅に脱線しちゃいましたが、丑の刻参りする程の人は精神障害者と言っていいと思います。触らぬ異常者に被害なし。近づいちゃ駄目です。カン、カン、カン、カンと五寸釘を打ち付ける音を聞いても、絶対近づいちゃいけません。

正直、何を考えているか分からない人間が一番怖いと思いますよ。幽霊よりも。

まぁーそんな事に合わない為にも、丑の刻には神社に近づかない方が身の為だと思いますね。

さて、色々申し上げて来ましたが、ここで問題です。私、わざと橋姫がに鬼になる方法と、丑の刻参りの作法で省いた箇所があります。それは何でしょうか。

答えは・・・・・・・・、次回までに考えてみてください。

 

つづく。

 

 

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洩矢神が鉄輪で建御名方神と戦った意味。 その3

2013年10月24日 00時04分04秒 | 神道

えー、ここで疑問です。

何故、公卿の娘は宇治川に21日間浸かって鬼女・橋姫になれたのか。

勿論、貴船神が川に浸かった女を21日間かけて橋姫に変身させたと言えますが(当たり前だけど・・・)、何故、川に浸かれば鬼女になれるのか大変疑問です。

だって橋姫である瀬織津姫は水神でありますが、祓い清めの神でもありますからね。

つまり、瀬織津姫なら身も心も川の水で祓い清められる筈なのに、橋姫は21日間川の水に浸かる事で、身も心も鬼に変わった訳です。話は逆です。どうなってんでしょう。

瀬織津姫は三途の川の奪衣婆であるとされています。そのおどろおどろしいイメージから、鬼を連想したのでしょうか。

うーん、私、以前から引っかかっていたのですが、瀬織津姫は本当に祓い清めの神なのでしょうか。

鬼渡神で例を挙げるなら、鬼渡神は疱瘡神であり、おぼこ、つまり子供の神です。何故、子供の神になったのか。

ワクチンのない時代の疱瘡は難病です。死の病だったと言えます。そして疱瘡にかかるのは子供です。

子供が疱瘡にかからない為に、疱瘡の菌を撒き散らす鬼渡神に疱瘡を広めないように願った。そして鬼渡神が疱瘡を撒き散らし子供を殺す神から、子供を守る神に変わっていったと私は考えています。

それを瀬織津姫に当て嵌めるとどうでしょう。もしかしたら瀬織津姫は祓い清めの神だったのではなく、祓い清めなければならない存在だったのではないでしょうか。

その説明を解く鍵は修験道の滝行や沼矛印であり、陰陽五行で考える「甘い香り」にあると思うのですが、この件はもう少々考えを練ったから書きたいと思います。

私にもしがらみがありますし、瀬織津姫は恐ろしい神です。中々難しい問題ですしね。

さて、橋姫に戻ります。

この橋姫、つまり瀬織津姫がモデルの参拝方法があります。それは貴船神社名物、丑の刻参りです。

この丑の刻参りですが、白装束の衣服をまとい、橋姫の様に赤でなく白粉を顔に塗りたぐり、一本歯の下駄を履き、胸に鏡をぶら下げ、腰に刀、口に櫛を咥え、藁人形と五寸釘、そしてトンカチでもって御神木に、カン、カン、カンと打ちつける訳です。

藁人形には呪い殺したい憎いあん畜生の毛・血・皮膚・写真・名前を書いた紙を入れればモアベター。

頭や顔、急所や心臓等々、お好みの場所と言うか、ここぞと思う場所に呪いを込めてカン、カン、カン、カンとやるんですね。

ルールとしては当然丑三つ時、つまり午前2時から3時の間の魔界が開く時間帯??に行います。そして簡単に藁人形が外れ落ちないようにしっかり打ちつけなければ効果は薄いです。簡単に取り外される様では駄目って事です。

そしてそして、これだけは絶対守って欲しいと言うか、十分に注意しなければならないのは、この行為を「人に見られるな」と言う事です。

貴船神の住まう霊場の大切な御神木に釘を打ちつける訳ですからね、呪うのも命がけです。洒落じゃ済みません。必死の願いです。それだけの事をしているのですから、人に見られた暁には貴船神も大変お怒りになります。

憎むべき者への恨みとその呪いが、自分に返ってきて命を落とす事になります。それほど貴船神は厳しく恐ろしいのです。

これは本当に困ります。

 

つづく。

 

 

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洩矢神が鉄輪で建御名方神と戦った意味。 その2

2013年10月23日 01時21分04秒 | 神道

「駄目なのは私の方だと愕然とした・・・・・」からの続きです。

チョット日を置いて冷静に考え直して見たんですが、「少々表現がオーバーだったかも」と今になって思います。

精神不安定な私です。よくある事なんです。簡単に言うと「こじつけ」の範囲ですねぇー。

しらばっくれて止めちゃおうかなぁーとも思いましたが、それも何ですので、大分トーンを落として、静かぁーに、ぼそぼそ~と、声を低めて書きたいと思います。

そんで貴船神です。タカオカミ神・クラオカミ神が祭神となっています。貴船神は謎の神と言えます。私はイザナギ命・イザナミ命の習合の神、もしくは国引き神・八束水臣津命かなぁーと思っていますが、中々難しいですね。これも又の機会に考えたいと思います。

ところで貴船神は、瀬織津姫との関連も指摘されています。これ多分「橋姫伝説」から来ていると思います。次いでなんで「橋姫伝説」について語ります。

確か今から1100年くらい前の嵯峨天皇の時代、大変嫉妬深い公卿の娘がいたんです。

その娘は今で言う「倍返し」してやりたい女がいて、貴船大明神に「呪い殺してやりたい女がいるから、鬼女にしてくれ」と七日間願かけた訳です。

そしたら貴船神がドロロンと現れ、「鬼になりたいのであれば鬼の格好して、宇治川に21日間浸かれ。そしたら生きながらに鬼になれるぞよ」と返答。

それではと言う事で、その公卿の女は髪の毛を松脂で固め五本の角を作り、顔と体に赤い染料を塗りたぐり、松明三束を口に咥えて宇治川に浸かって見事鬼女に変身。妬ましい女やその縁者、自分を蔑んだ男とその縁者を祟り殺しました。その鬼女が宇治の橋姫と言う事です。

また、岩手の柳田国男さんが言うには、大昔に橋のたもとに祀っていた美しい女神が橋姫であるとか、住吉の神が橋姫と結婚したとの噂もあります。ここら辺が瀬織津姫のイメージなんでしょうね。

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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洩矢神が鉄輪で建御名方神と戦った意味。 その1

2013年10月19日 13時28分17秒 | 神道

えーとですね。鬼渡神を考えてての疑問に、鹿島神・建御雷神と諏訪神・建御名方神との関係があります。鬼渡神は鹿島神と諏訪神の共通点があるのです。

それは何か。「名前が似ているから」と言ったら怒られそうですが、鬼渡神で考えると鹿島神と諏訪神は同神の様に思えるのです。

まだ漠然としか説明出来ませんので、今日の処は説明しません。何時もながら又の機会にしたいと思います。

さて、「出雲の国譲り」の話はご存知だと思います。出雲の稲佐の浜に上陸した天孫族の建御雷神が、十握の剣の柄を海に突き刺し、なんと剣先に胡坐をかいて、「出雲を譲るのか、否、佐」と大国主に国譲りを迫った訳です(だから稲佐の浜なんでしょうね)。

私が大国主であるならば「膝まづいて建御雷神に近づき、隙を見て立ち上がり、建御雷神の両肩に手を置き、力一杯押し下げて串刺しにするなぁー」なんて、昔は考えたもんですが(建御雷神様、ゴメンナサイ)、シュメール語で約すと別の意味になる様です。変だなぁーとは思っていましたけど・・・・・・・。

まあ、そんな話はどうでもいいのですが、大国主は「国譲りの件は事代主に聞いてみて」と言って、事代主に尋ね、事代主もそれを了承。

そして国譲りが成立した訳ですが、事代主の弟の建御名方神はそれを良しとせず、建御雷神に腕相撲を挑むも、建御雷の腕は氷になったり剣になったりで、建御名方神はボロ負け(建御名方神様、ごめんなさい)。諏訪まで逃げて諏訪から出ませんから許してと言う事で、命を長らえた事になってます。

でも、まあ、実際は、出雲から逃げてきた諏訪に逃げてきた建御名方神は、諏訪の地主神である洩矢神に戦いを挑み、洩矢神を破り諏訪を占領。めでたく建御名方神は諏訪神となりましたとさ、と言う事です(洩矢神様、ごめんなさい)。

何時もながら話はここからです。建御名方神と戦った洩矢神ですが、鉄輪を武器にして戦ったと伝わっています。私は思いました。「それじゃ負けるだろ」と。

鉄輪を武器にしたのであれば、鉄輪をメリケンサックの様にして殴って戦ったのでは。うーん、そんなんじゃ剣に勝てっこないと思いました。誰だってそう思うでしょ。それじゃ駄目でしょと思いましたね(洩矢神様、またまたごめんなさい)。

そして月日は過ぎて数日前、貴船神を調べてて「これだっ」と思える鉄輪の使用方法を知りました。断言は出来ませんが、多分、これなのではと思います。駄目なのは私の方だと愕然としました。

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

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二羽渡神社と鹿狼山の手長。そして、もののけ姫。 その6

2013年10月16日 00時02分48秒 | 神道

続きます。

もののけ姫には狡猾な修験者も出てました。大和側に立ってましたね。これ、見過ごしがちになりますが結構重要です。修験道は恵比寿神を調伏のが目的ですから。

修験道では沼矛印と言うのがありますが、これは悪魔であるマガツヒ神を調伏する印です。

マガツヒ神は瀬織津姫です。これは瀬織津姫を調伏する印なのか、悪魔であるマガツヒ神を沼矛印で調伏し消し去り、新たに瀬織津姫として生まれ変わらせるのかのどちらかだと思いますが、今の私には分かりません。

何れ考えがまとまれば、このブログで書きたいと思いますが、これは難しいですね。近いうちに判断材料を述べたいと思ってはいますが、とんでもない事書きそうでチョット怖いです。

話を戻します。そう言えば、もののけ姫に出ていた獅子神様(乙事主の手下??の猪)が祟神になった原因は、タタラ場ありましたよね。

一応、たたら場説明しときます。一言で言うと製鉄所です(うーん、祟りとタタラ、関係しているかも)。

もののけ姫でこのたたら場を管理していた首領が、エボシ御前と言う女性です。

ここでピィーンときた方、中々の瀬織津姫フリークです。このエボシ御前、蝦夷の大獄丸の情婦・立烏帽子と重なります。後にこの立烏帽子、坂上田村麻呂が好きになり大獄丸を裏切りました。

この立烏帽子はインドの第六天魔王の娘とされ、鈴鹿御前と同神、つまり瀬織津姫と考えられます。

うーん、こうなると瀬織津姫、サンとエボシ御前の二人になってしまいますねぇー。困りましたねぇー。

相違点はサンは蝦夷側、烏帽子様は大和側と言う事か。いや、蝦夷の神を大和側にしてしまったのか。どっちかか和魂で、もう一方が荒魂なのか。もしかしてもしかしたら、どっちかが瀬織津姫の源流のアラハバキ神なのか、そしてダイダラボッチの正体?(手長を足長がオンブした姿は巨人のダイダラボッチ)。もう色々考えられます。今日の処は頗る長くなるので、この辺にしときますけど。

獅子神が祟神になった理由に戻ります。何故、たたら場のせいで祟神になってしまったのか。

私、子供の頃、岩手県の釜石市に行った事があります。釜石市は新日鉄釜石工場を城とした城下町と言えます。まあ、典型的な鉄鋼の街ですね(平成1年に高炉は停止。確か現在は住友金属と合併)。

当時はまだ製鉄所は操業してました。そして驚きました。製鉄所から流れる排水に。川に排水を流していたのですが、川の水は乳化した赤茶色でした。トロッとしたぬめりのある様な液体の川です。子供心に「これはとんでもない公害だ」と思いましたよ。

私、釣り好きなんて、「川=魚」の発想です。いくら何でもあの赤茶の液体の中で魚は生きられない。川が穢されている。「これはやっちゃマズイだろ」と思いました。本当にショックを受ける光景でしたね。

多分、「もののけ姫」で獅子神が祟神になってしまった理由は、製鉄に伴うこの穢れからだと思います。公害のない時代の人なら、本当にショックを受ける光景ですからね。

また、龍神が鉄を嫌う理由ですが、多分これです。

山はトグロを巻いた蛇ですし、川もまたアイヌでは、海から鮭を運んでくれる蛇です。蛇=龍です。それが製鉄で山を崩され、川を汚される訳ですからね。そりゃ蛇、いや龍も鉄が嫌いになりますよ。

そこから考えれば女性は不浄なる者とされ、山に登るのを禁止されていたのも頷けます。

不浄な物の原因は女性の経血です。経血が製鉄で汚れる川に見立てられたのだと思います。だから女性は不浄で、山に登るべからずとなったのでしょう。私の想像ですけどね。

話はまたまた横道にそれましたが、「もののけ姫」のテーマは「自然と文明の共存」だったと思います。

考えてみたら、現在の原発問題も「自然と文明の共存」がテーマとなっています。しかもその大問題、つまり放射能の汚染は鹿狼山から40キロ位しか離れていない場所で起きています。これ、偶然にしては出来すぎています。まさかとは思いますが・・・・・・。

いや、まさか。まさか、まさか。もしかして・・・・・。いや、まさか。

うーん、もしかして、もしかしたら、今、日本を覆っている放射能は「もののけ姫」に出ていたアメーバ状になったダイダラボッチなのではないでしょうか。

いやー、そうとしか思えません。

以前、「放射能と鬼渡神」で放射能と鬼渡神の関連を書きましたが、恵比寿神、手長足長、そして瀬織津姫も放射能に関連するのでは・・・・・・・。

まさかですね。まさかと思いたいです。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

コメント (6)
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