諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

禍の連鎖。自殺の連鎖。その6

2021年06月10日 13時03分54秒 | 人生
続きです。

それから月日は過ぎ、伯父の娘、つまり私の従妹が結婚する事に。相手は地元宮城県に本社を構える全国的に有名な電機メーカー勤務。

何でも東北大学から広島大学大学院を卒業したエリート技師との事です。

私、この話を聞いて、伯父がまた動いた。禍を連れて来たのではないかと危惧しました。

実は私の妹の夫は、伯父が下請けをしていた日産に勤めています。東北大学大学院卒の技師です。

従妹は見合い結婚と聞いていますが、伯父が私の家をライバル視して結婚相手を決めたのではないか。もしそうならまた山っ気を出した。それが禍に繫がるのがまだ分からないのか。豊田商事で懲りていなかったのか。嫌な予感がしました。

従妹の結婚相手の家庭関係は夫とその弟、舅の3人です。農家だったようです。姑は既に他界しています。工場に勤務しているので、県内の郡部の町で暮しています。

結婚から数年後、舅が他界。2000万円の生命保険が下りた。それを夫とその弟が1000万円づつ分けた。

それから2年後、その弟は1000万円の保険金を使い切って自殺します。

私はやはりそう来るか。これは大変な事になったと感じました。

伯父は一時期ノイローゼになった。つまり私の母方の家系は鬱病の家系です。私もそうです。

そして伯父の嫁、私の義理の伯母の兄も自殺している。鬱病と自殺の血筋が従妹に流れている。

そして従妹の夫も自殺の家系。自殺は伝染する。大変な事になった。従妹が心配になりました。

その後、従妹は娘を出産。

何だ、幸せそうじゃないか。私の取り越し苦労だったのか。安心した。心配性の自分に呆れていました。

ところが数年後、従妹が交通事故で亡くなったと伯父から吐き捨てる様に告げられます。詳しい事故の内容は語りません。聞けません。私はショックを受けました。「やっぱりそうなるのか」と。

暫くして母方の親戚から従妹は交通事故では無く、自殺だったと聞きました。

やはりそうだろうな。そうなるだろ。私は落胆しました。

「結婚すべきではない」とは最初から思っていましたが、そんな事は言えない。どうしようもない。

禍を持っている者は必ず禍を撒き散らす。負を受けやすい者を不幸にする。

それを本人が自覚しなければ禍は避けられない。これはどうしようもない。どうにも出来ない。

そう実感しました。


続く。







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禍の連鎖。自殺の連鎖。その5

2021年06月07日 15時40分52秒 | 人生
続きです。

永野一男会長の刺殺事件はテレビ放送されました。ショッキングでしたね。殺される瞬間をテレビで流したのですから。

当時の永野一男は32歳。その若さで豊田商事を創立し、2千億円を騙し取った。

刺殺されたのは残念ですが、それで私の家は助かった。

でも、刺殺されたことで事件は闇の部分が残った。被害者は10%の金しか戻らなかった。

それ以上に気の毒だったのは永野一男の母親。息子が刺殺されたのに被害者に謝っていた。こんな親不孝は無い。複雑でした。

そして私の母の兄弟ですが、10人兄弟中、7人の兄弟とその息子達が豊田商事の金を買った。合計金額は約1億円。1億円騙された。

伯父は豊田商事が詐欺だと知っていたのか。

知らなかったと思います。自分でも給料で金を買っていましたから。

伯父は責められました。特に長兄とその息子から。

その長兄は以前に大豆相場で800万円も損を出していたのに、2000万円も金を買った。その息子は800万円買った。

それだけではない。長兄は伯父を連れ立って近所の農家の人達にも金を売って損害を与え、村八分同然となった。

伯父とは反りが合わない金持ちの弟はどうなったか。

実は買っていたのです。伯父からでなく東京で別の社員から。その金額は3000万円とか3600万円とか言ってました。

私の母方の家系は山っ気がある人間ばかりと言う事です。私も高校から株や不動産に興味がありましたから、やっぱり血筋なんでしょうね。

そして私の母が金を買った兄弟から恨まれた。

「何で一番近くにいるお前は金を買わなかったのか。詐欺だと知っていたのか。知っていたら何で教えてくれなかったのか」と。

田舎の人は純粋です。純粋だから簡単に騙される。そして純粋な善にも悪にもなる。

田舎の人が飼い犬を虐待するのも純なる悪の部分から。犬とはそう言う生き物だから、虐待しても何とも思わない。故に人を傷付ける事を平気で言います。

そうなると私の母も私に当たりたくなる。「お前のせいで兄弟から責められている」とまでは言いませんでしたが、そんな雰囲気が感じられました。

そして伯父は兄弟と疎遠になった。付き合いのあるのは金を買わなかった私の母親とだけ。

その後、風呂掃除の機械を買って商売していましたが、それも上手く行かず市の清掃業務に従事していました。


続く。

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禍の連鎖。自殺の連鎖。その4

2021年06月06日 20時00分27秒 | 人生
続きです。

豊田商事の金運用システムですが、元本保証で金利は1年信託で年利10%。5年信託で年利15%。それで金利先渡しとなります。簡単に言うと100万円の金を90万円、85万円で売ってくれると言う訳てです。

当時の金利は確か5.5%。税引きで4.4%だから、10~15%と言う話は其れほど高くない。信憑性があります。しかも金利先渡し。契約した時点で10%、15%の儲け。

金は安定している。金の現物を買ったと思っていたのでしょうから安心していた。証書があれば大丈夫。騙された数万人の被害者はそう思ったのでしょう。

それに当時はバブル前。土地や株を買えば当たり前に値上がりしていた。株式投資信託で利回り30%も珍しくない。10%程度の利回りは当然。突飛な話とは言えない。

でもねぇー、当時の金相場は安定していたけど、安定していたから運用で利益を出すのは困難。金価格の上昇は見込めないし。

それに先物取引だとしたら元本保証なんて当然無理。その位、高校生でも分ると思うのだが・・・・。

分らなかったんですよねぇー、老人達には。

否、普通の人にも分からなかった。頻繁にテレビCMを流していたので。

当時のCMの力は絶大。CMを流している企業が不正をする訳がない。詐欺会社の筈はない。誰もがそう思っていた。

でも、私は疑り深い性格。先ずトヨタ自動車グループではないのに「豊田商事」との社名に疑問を持ちました。

創業者の苗字は永野。それなのに何故に豊田なのか。

それはトヨタ自動車の関連会社と錯覚させる為ではないのか。もしそうなら、詐欺会社確定ではないか。

私は豊田商事の金を買うのに大反対しました。でも、私の親は私の話など聞かない。

父親には「子供の話は10中8、9聞くなと言うんだ。黙ってろ」と言った。

母親には「子供のくせに金、金、金って、全然子供らしくない。黙ってろ」。

伯父は「お前のとこの息子は、大人の話に何で口を挟んむんだ・・・」と、私の母親に文句を言ってました。全員、聞く耳持たなかった。

私は火の玉になって反対しましたが全然信じてくれない。でも、週刊誌で騒ぎ出した。詐欺じゃないかと。

私はその週刊誌の記事を親に見せて親も少しは疑問を持ったと思うのですが、それでも伯父の方を信じていた。既に伯父には購入すると伝えてある。

「土地を2500万円で売りに出した。売れたら直ぐに2500万円分の金を買う」と約束していた。絶対絶命でした。

そこに豊田商事会長・永野一男の刺殺事件が発生。やっと私の親も豊田商事が詐欺会社だったと理解。騙されずに済みました。


続く。












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禍の連鎖。自殺の連鎖。その3

2021年06月03日 02時22分33秒 | 人生
続きです。

話しをノイローゼになり、私の家で働く事になった伯父に戻します。

伯父は中学卒業時、総代をしたそうです。昔の神童。少なくても兄弟では一番の秀才です。

その秀才が事業に失敗した。ショックだったと思います。そのすぐ下の弟は自転車屋から身を起こし成功していましたし。

その秀才が情けなくも妹夫婦の下で、最低の仕事である新聞販売店の従業員となる。伯父には娘と息子がいる。何時までもノイローゼではいられない。真面目に働いてくれました。

っと言っても心の内は悶々としていた筈。それを感じ取ってか私の親父も悶々とする。互いにストレスを感じていた。母が兄と夫の板挟みになる。そのストレスの捌け口は私へ。

両親のストレスは全て私に向かった。私にストレスをぶつけなければ、平常心を保てない。私の心は疲弊した。そのストレスを溜め込み、誰も信用しない人間となった。

私は子供の頃から良い思い出なんてありません。だから直ぐに破れかぶれになる。直ぐに諦める。生への欲求が無くなっていた。どうにでもなれと思っていた。

新聞屋の息子は大抵ぐれます。隣町の販売店の息子は少年院へ行きました。ぐれずに親の後を継いだ者いたが、50代になって自殺してます。従兄もそう。

皆、不幸になります。こんな職業を選ぶ奴は世の中の事が分からない屑だと思います。家族に対して迷惑。成功してもマイナスの人生になります。誰かがその禍を受けますので。

また愚痴っちゃいました。この話を書くのは心が痛むのです。でも、決別しなければならない。続けますね。

その後、伯父は私の家の新聞販売業を辞めて転職します。転職先はあの豊田商事。私は当時、大学生でした。

伯父はテレビでCMを流している有名な会社に入れて、有頂天になっている様でした。

そして上司を連れ立って母の兄弟に営業を仕掛けます。

私の家にも来ました。チラシ入れの最中に。

従業員がいる前で「今の会社では給料が立つ位貰っている。お前の所ではどんなに働いても貰えないもんなぁー」と言います。あんまりだと思いました。

新聞販売店は超3Kです。休日なんて年に2日。配達する者が集まらないから、休刊日しか休めません。だから給料は高いのです。

私が勤めた証券会社の初任給は当時144000円(額面)でしたが、うちでは当時260000円+αからスタート。拡張すれば+数十万です。

しかも家族向けのアパートも無料。伯父にはそれ以上の給料を払っていました。決して安くはありません。

しかし、豊田商事で伯父は1万円が立つくらいの給料を貰っている。多分、200万円以上でしょう。

それで「これが本来の自分の実力だ」と、自分の価値を認識し悦に入っている感じでした。

そして妹夫婦の下で新聞販売業していた自分を恥じた。その思いを私の両親にぶつけた。だからこその発言だった様に思えます。

私は小学生から自転車で新聞配達をしてました。身体を使って働くのが馬鹿に思えてました。だから高校の頃から株や不動産に興味を持ち、楽して稼ぐ事ばかり考えていた。

それで分かってました。金の運用でそんなに儲かる訳がない事は。


続く。






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