安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

津山市産業支援センターのセミナー「宇宙航空研究開発機構」に参加しました。

2016年05月28日 | 講演
平成28年5月27日 18:00~
国内最先端の宇宙航空科学技術研究機関であるJAXA【ジャクサ】(宇宙航空研究開発機構)のセミナーを参加しました。
※難しいがおもしろい。未来を創造できる講演でした。

演題:ロケットエンジン技術と宇宙機用要素の研究開発
講師:宇宙航空研究開発機構(JAXA)角田宇宙センター
   主任研究員 高田仁志(さとし) 氏
   所属:宇宙輸送ミッション本部角田宇宙センター ロケットエンジン技術センター
   研究:将来宇宙輸送のための高性能/高信頼ロケットエンジン開発に資する極低温超高速軸受/軸シールの研究を行っている。

場所:津山市役所東庁舎1階E101会議室

JAXAでは蓄積した技術成果をベースに産業界等と連携して、様々な宇宙航空技術に関する研究開発を行ってる現状と、JAXAが有する金属材料・加工技術情報の概要を聞くことができました。

 
技術的な内容は、一度聞いてわかるのではありませんが、JAXAの考え方については、理解できました。

 


参考
日本のロケットの変遷

ロケットエンジンの模式図
マイナス250℃から2000℃に耐えるる金属
 400秒持てばいい!(ロケットの発射時間)
マイナス250℃、高圧で高速回転が確保できる軸受とシリンダー 


再使用ロケット開発を研究中
 H-2ロケット1本 80億円
 地球環境測定用のロケットでも2億円(高額すぎてやりたい研究がなかなかできない)
 そのため、1/10の2000万円で打ち上げができる再利用ロケットを研究中とのこと


津山高専に津山イノベーションセンター開設

イノベーションとは?
イノベーション(英: innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。
一般には新しい技術の発明を指すと誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。
つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。
 
追加記事 さんデジ(2016年05月27日 20時42分 更新)
米宇宙船と日本衛星相乗り 月面着陸にも挑戦

JAXAと東大の小型衛星「EQUULEUS(エクレウス)」の想像図(JAXA・東大提供)


 米航空宇宙局(NASA)は27日、2018年に予定する次世代宇宙船「オリオン」の無人試験飛行に合わせ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京大が共同開発した小型衛星2基を打ち上げると発表。1基は月面着陸にも挑戦する。
 この試験は、30年代の火星有人飛行に向けNASAが開発中の大型ロケットSLSの初飛行。無人のオリオンをSLSで打ち上げ、月を周回して地球に戻って来る。
SLSの余剰能力を利用して日本のものを含む計13基の小型衛星を打ち上げる。
 JAXAと東大の「OMOTENASHI(オモテナシ)」は、月面着陸して放射線を測定。
安価な探査技術の可能性を探る。





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オバマ米国大統領、広島市の平和記念公園訪問

2016年05月28日 | 安全・安心
平成28年5月27日
 
オバマ米大統領が27日、広島市の平和記念公園で行った演説要旨は次の通り。



1、71年前、雲一つない晴れた朝、空から死が降ってきて、世界が一変した。せん光と火の壁が街を破壊した。そして、人類が自分たち自身を破壊する手段を持ったことを明示した。
1、私たちはなぜこの場所、広島に来るのだろうか。10万人を超える日本人の男女、子供、数千人の朝鮮人、捕らわれた十数人の米国人の死者を悼むためだ。
1、広島と長崎に残酷な結末をもたらした世界大戦は最も富裕で、強大な諸国によって戦われた。こうした国の文明は世界の偉大な都市や素晴らしい芸術を生んだ。しかし、同じ場所から戦争が起きた。
1、数年のうちに約6000万人が亡くなった。撃たれ、爆撃を受け、捕らえられ、飢えさせられ、ガスで殺害された。
1、空に上るきのこ雲の姿は人間性の中心にある矛盾を想起させる。われわれの考えや創意、言葉といった自然界から人類を区別する能力がわれわれに不相応な破壊力も与える。
1、私たちはこの街の中心に立ち、原爆投下の瞬間を想像せずにはいられない。あの戦争とその前の戦争、それに続く戦争の罪のない犠牲者全員を記憶している。私たちには歴史を直視し、こうした苦しみを止めるには何をすべきかを問う共通の責任がある。
1、いつの日か被爆者の声は聞けなくなる。しかし、1945年8月6日の朝の記憶は決して薄れさせてはならない。あの運命の日以来、私たちは希望の選択をした。米国と日本は同盟を構築しただけでなく、友情を築き上げた。
1、国際社会は戦争を回避し、核兵器を制限・削減して究極的には廃絶を目指す制度や条約をつくった。それでもなお、国家間の攻撃やテロ行為が世界中にあり、仕事は決して終わっていない。
1、私自身の国のような核兵器を持つ国は、恐怖の論理から抜け出す勇気を持ち、そうした兵器のない世界を目指さなければならない。私の人生のうちにこの目標は実現できないかもしれない。しかし、粘り強い努力によって破滅の可能性を低くできる。(核兵器)備蓄の破棄につながる計画を立てることはできるし、他国への拡散や狂信者の手に渡るのも阻止できる。
1、私たちは戦争そのものに関する考え方を変え、外交によって紛争を防止し、起きてしまった紛争を終結させる努力をしなければならない。
1、(原爆で)亡くなった人たちは戦争を望んでいない。科学の奇跡は生活を奪うことではなく、その改善に用いることを望むだろう。国家や指導者が選択をするとき、この簡明な知恵を熟慮するなら、広島の教訓は生かされる。
1、この場所で世界は永遠に変わった。しかしきょう、この街の子どもたちは平和のうちに一日を過ごすだろう。それは何と貴重なことだろうか。これが私たちが選べる未来だ。広島と長崎が核戦争の夜明けとしてではなく、私たち自身の道義的な目覚めの始まりとして知られる未来だ。

全文の紹介ページ(時事通信)


原爆の子の像」モデルに関心=オバマ氏、熱心に視察-資料館館長
原爆死没者慰霊碑での献花に先立ち、オバマ氏は平和記念資料館を視察。
岸田文雄外相が案内した。後ろで見守っていた志賀賢治館長(63)によると、「関心が深く、事前に勉強されている。大変に熱心だった」という。
 オバマ氏は資料館全体を回らず、資料館側が用意した原爆を伝える資料を見学した。オバマ氏は、2歳のとき被爆、10年後白血病を発症して死亡し、平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんに関心が高いと聞いていたため、館長は佐々木さんが作った折り鶴などの資料を準備したという。
 館長は「大統領が国に帰り、見たことを語ると思う。語ったことを聞いた人に(資料館へ)来てもらうことを願う」と述べた。


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