平成28年12月14日
県立博物館「古代吉備の名宝」開幕 東博所蔵品「里帰り」 繁栄示す大型陶棺や銅鏡
東京国立博物館(東博)が所蔵する県内出土の考古資料を紹介する特別陳列「古代吉備の名宝」が、岡山市北区後楽園の県立博物館で25日始まった。
地元での希少な展示機会とあって、歴史ファンが熱心に見入っている。
国立博物館と地方博物館の所蔵品相互活用事業で実現。明治~昭和前半に県内10カ所で出土した古墳時代の鏡、装飾品など東博所蔵の53件を中心に計74件が並ぶ。
仁徳天皇の寵愛を受けた黒媛くろひめの墓と伝わる水原古墳(津山市)の玉類、須恵器などは、1937年(昭和48年)の発掘以来初の里帰り。
中でも全長2メートル超の大型陶棺は保存状態も良好な優品。
丸山古墳(備前市、国史跡)では県内最多の出土銅鏡三十数面のうち東博、県立博物館所蔵の計19面をそろえた。
備前車塚古墳(岡山市)で発見された“卑弥呼の鏡”と呼ばれる三角縁神獣鏡なども注目を集める。
岡山市東区西大寺上、丸谷憲二さん(69)は「これほどの一級品が見つかっていたとは。古代吉備の繁栄が分かる」と話していた。
来年2月26日まで。
12月3日午後1時半から、県古代吉備文化財センターの宇垣匡雅所長による講演がある。
館内では先日発見された、大坂の陣で活躍した武将・後藤又兵衛の最期が記された古文書の展示も始まった。1月15日まで。
写真は、美作国1300年記念事業として、レプリカが制作されました。
現在は、津山市立勝北図書館ロビーに展示しています。
http://blog.goo.ne.jp/nobunobu5220141001/e/afd44a100d8762cdcb45b01f7c412c40
県立博物館「古代吉備の名宝」開幕 東博所蔵品「里帰り」 繁栄示す大型陶棺や銅鏡
東京国立博物館(東博)が所蔵する県内出土の考古資料を紹介する特別陳列「古代吉備の名宝」が、岡山市北区後楽園の県立博物館で25日始まった。
地元での希少な展示機会とあって、歴史ファンが熱心に見入っている。
国立博物館と地方博物館の所蔵品相互活用事業で実現。明治~昭和前半に県内10カ所で出土した古墳時代の鏡、装飾品など東博所蔵の53件を中心に計74件が並ぶ。
仁徳天皇の寵愛を受けた黒媛くろひめの墓と伝わる水原古墳(津山市)の玉類、須恵器などは、1937年(昭和48年)の発掘以来初の里帰り。
中でも全長2メートル超の大型陶棺は保存状態も良好な優品。
丸山古墳(備前市、国史跡)では県内最多の出土銅鏡三十数面のうち東博、県立博物館所蔵の計19面をそろえた。
備前車塚古墳(岡山市)で発見された“卑弥呼の鏡”と呼ばれる三角縁神獣鏡なども注目を集める。
岡山市東区西大寺上、丸谷憲二さん(69)は「これほどの一級品が見つかっていたとは。古代吉備の繁栄が分かる」と話していた。
来年2月26日まで。
12月3日午後1時半から、県古代吉備文化財センターの宇垣匡雅所長による講演がある。
館内では先日発見された、大坂の陣で活躍した武将・後藤又兵衛の最期が記された古文書の展示も始まった。1月15日まで。
写真は、美作国1300年記念事業として、レプリカが制作されました。
現在は、津山市立勝北図書館ロビーに展示しています。
http://blog.goo.ne.jp/nobunobu5220141001/e/afd44a100d8762cdcb45b01f7c412c40