安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

東京都議会百条委員会 石原氏、決裁責任は認める

2017年03月21日 | 議会報告
平成29年3月20 13:00~  時事通信

都議会百条委 石原氏、決裁責任は認める
移転交渉「浜渦氏らに一任」


豊洲市場をめぐる問題で、東京都議会の百条委員会に出席した石原慎太郎元知事=20日午後、東京都新宿区

 東京都の豊洲市場(江東区)問題で、都議会の調査特別委員会(百条委員会)は20日、石原慎太郎元知事(84)を証人として喚問した。
石原氏は、築地市場(中央区)からの移転決定について「土壌汚染は解決できるというので決裁した。
その責任は認める」と述べたものの、「行政は1人の人間でできるものではない。専門家や担当者に一任していた」と釈明。浜渦武生元副知事と東京ガスとの用地取得交渉に関しても「一任していたので、いちいち詳細な報告は受けていない」と従来の説明を繰り返した。

 百条委は計4日間の証人喚問で、浜渦氏による「水面下の交渉」をはじめ、移転決定までの不透明な経緯を追及したが、新たな事実はほとんど明らかにならなかった。
来月4日には元知事本局長の前川燿男練馬区長らを喚問する予定だが、真相究明が進むか不透明だ。

 喚問で石原氏は「(前任の)青島(幸男)知事からの引き継ぎ事項に豊洲地域に移転するという文言があった」と述べ、1999年4月の知事就任時点で豊洲移転は既定路線だったとの認識を改めて強調。百条委で指摘された同11月の東ガス社長との面会は「覚えていない」と答えた。

 2011年3月の土地売買契約に、東ガスの土壌汚染処理費の負担を78億円とし、それ以上は求めない「瑕疵(かし)担保責任の放棄」が盛り込まれたことについても「報告を受けた記憶はない」と説明。18日の百条委では当時市場長だった岡田至氏が「知事への説明に使った資料が残っている」と証言しており、食い違いが見られた。

 石原氏は、豊洲市場の建物下に汚染対策の盛り土がなかったことには「役人が無断でしなかった」と指摘。自らが設置した専門家会議などの提言を踏まえ、法令を上回る対策を求めたことに関し「ハードルが高すぎたかもしれないが、小池(百合子)知事は都民を第一に考えて移転を決定してほしい」と述べた。 

 百条委終了後、小池知事は記者団に対し「責任の所在や瑕疵担保責任についてはあまり出ていなかったのかなと思う」との認識を示した。

 ◇石原氏証言のポイント

 一、豊洲移転は前任者からの引き継ぎ事項

 一、全体の総意を受けて移転を決裁した責任は認める

 一、小池百合子知事は速やかに豊洲移転を決断すべきだ

 一、東京ガスとの交渉は、当時の浜渦武生副知事に一任したので報告を受けていない

 一、当時、瑕疵(かし)担保責任の放棄について報告を受けた記憶はない

 一、地下水に含まれる有害物質を環境基準値以下に抑える方針は、ハードルが高過ぎたかもしれない

テレビの生中継を録画で観ました。
「記憶にあいません」と言われた後の質問がなされてない。


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