安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

観光産業の動向と地域ぐるみの観光地経営

2017年10月19日 | 観光
平成29年10月18日 15:00
第1部
観光産業の動向と地域ぐるみの観光地経営
 DMOによる観光まちづくりを考える
 講師:近畿大学経営学部 高橋一夫





第2部
16:30~18:00 「地域の魅力再発見」 講師:(株)プロアクティブ 代表取締役社長 小島 史寛




会場:衆楽園「迎賓館」(津山市山北628)

津山市の取組
津山市では、大きく変化する旅行者の価値観やニーズの多様化に的確に対応し、客観的データに基づいたマーケティングと戦略による経済効果を発揮できる「観光まちづくり」を実現すべく、その中核となる地域DMO:地域全体の観光マネジメントを一本化する、着地型観光のプラットフォーム組織)の設立・運営を目指している。
また、本市では、既存の観光施設やイベント等に依存した典型的な通過型の観光地となっており、観光による地域の活性化や経済効果を創出させるためには、通過型観光から滞在型観光への脱却を図ることが極めて重要である。

日本版DMO
DMOは「Destination Management/Marketing Organization」の略で、観光のマーケティングや商品開発などを一体的に進める組織のこと。
地域の「稼ぐ力」を高め、観光業の恩恵を地元にもたらすことが狙い。

地域連携DMOの候補法人として観光庁に登録された。
身近なところでは、倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町と岡山県真庭市蒜山地域の組んだ(一社)鳥取中部観光推進機構があります。

国土交通省 観光庁のホームページ

日本版DMOとは?
 日本版DMOは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。

 このため、日本版DMOが必ず実施する基礎的な役割・機能(観光地域マーケティング・マネジメント)としては、
(1) 日本版DMOを中心として観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成
(2) 各種データ等の継続的な収集・分析、データに基づく明確なコンセプトに基づいた戦略(ブランディング)の策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立
(3) 関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーションが挙げられます。
 また、地域の官民の関係者との効果的な役割分担をした上で、例えば、着地型旅行商品の造成・販売やランドオペレーター業務の実施など地域の実情に応じて、日本版DMOが観光地域づくりの一主体として個別事業を実施することも考えられます。

簡潔にまとめたもの
観光産業は観光事業者だけで行う、と思われがち。
それを第1次産業から第3次産業まで、住民も役場もあらゆる産業が一体となって観光客をもてなす仕組みを地域全体で作ろうとすること。




https://com-support-co.jp/blog/3151

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