平成29年10月31日 さんデジ
自治体の枠超え図書館の利用可能 11月から岡山など9市町33館
岡山市など9市町は、公立図書館を相互利用できるサービスを11月1日にスタートする。市など13市町による広域連携の新たな枠組み「岡山連携中枢都市圏」で取り組む連携事業の一環で、住民の利便性アップを図ることで施設の利用を促す。
同都市圏のうち、相互利用で協議が調った岡山、玉野、赤磐、備前、真庭市、和気、早島、美咲、吉備中央町が実施する。対象となる図書館(室を含む)は全33館=別表=で、蔵書数は289万4千冊に上るという。
各市町の住民は、利用を希望する図書館で運転免許証や健康保険証など住所を確認できる証明書を提示すれば、利用カードを発行してもらえる。貸出冊数や日数は施設によって異なり、利用する場合は、本などを借りた市町で対象となっている図書館に返却する。
従来、図書館の利用に関しては、各市町の在住や在勤、在学者に限るケースが多かったという。自治体の枠を超えて利用できるため、住民にとっては自宅から近い隣接市町の施設が利用でき、各市町の図書館にしかない郷土資料なども借りられるメリットが見込めるという。
同都市圏の中枢都市となる岡山市では、計10館・室に161万冊の図書のほか、延べ550種類の雑誌や3万4千枚の音楽CD、1万枚の映画のDVDなどをそろえている。
市立中央図書館の宮本嘉彦館長は「各市町の住民が買い物などで岡山市を訪れた際は、気軽に利用してもらいたい」としている。
図書館の相互利用は、都市圏の発展に向け定めたビジョン(2017~21年度)に盛り込まれた連携事業(42)の一つで、圏域全体の生活関連サービスを高めることが狙い。
ビジョンでは、住民1人当たりの年間貸出冊数を15年度の5・9冊から21年度には6・0冊に引き上げる目標を定めている。
県内では、倉敷市を中枢都市とする「高梁川流域連携中枢都市圏」の構成10市町で図書館の相互利用を行っている。
岡山連携中枢都市圏の構築へ向け、協約を交わした13市町の内、9市町が加盟しています。
岡山、津山、玉野、総社、備前、瀬戸内、赤磐、真庭の8市と和気、早島、久米南、美咲、吉備中央の5町
最初の一歩に遅れをとった、津山市か?
平成29年6月議会で「図書館」について質問をしています。
図書館の利用は、従来の本を貸し出したり読んだりする空間から、大きく変わってきていると感じております。
また、変えなければなりません。
図書貸し出しカードの統一化を切り口として、津山圏域での定住自立圏構想や岡山市を中心とする連携中枢都市圏構想の中で、公立図書館のあり方について研究を進め、また岡山県図書館協会等で議論を深めていただきたいと要請しておきます。
とまとめましたが、津山市が乗り遅れた現実は、残念!です。
津山市議会会議録検索サイト
キーワード:図書館 発言者:安東伸昭
※関係者で協議をしたか?どうかが重要と考える。