令和3年5月12日
ステージ4 県民に新たな協力要請
岡山県、国に「まん延防止」適用も
岡山県は12日、新型コロナウイルス対策本部会議を県庁で開き、県内の感染状況に関する判断を切迫度が最も高い「ステージ4(爆発的感染拡大)」に引き上げ、
改正特別措置法に基づく県民への新たな協力要請を決めた。
対象期間は14~31日で、岡山市中心部の飲食店などに要請していた営業時間短縮は、同市と倉敷市の全域へ拡大。
県全域で昼夜を問わない不要不急の外出自粛、学校の部活動の制限などを求める。
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合わせて同県は、緊急事態宣言の前段階となる「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請した。
範囲は岡山、倉敷市の全域で、期間は31日まで。
適用されれば、知事の権限で時短要請を罰則付きの命令とすることなどができる。
岡山、倉敷市での時短要請では営業時間を午後8時までとし、酒類の提供は終日行わないよう求める。応じた店舗へは協力金を支給する。
両市では映画館、百貨店、ショッピングセンター、パチンコ店など大規模集客施設に対しても午後8時までの時短営業を要請する。
県全域で、不特定多数が利用する県有施設は31日まで休止・休館し、13日以降の県主催イベントも原則として中止または延期する。
会議では直近1週間(5~11日)の感染状況が示され、病床使用率71・1%(ステージ4の指標は50%以上)、
10万人当たり療養者61・8人(同30人以上)など指標6項目全てがステージ4の基準を超えたと報告された。
終了後、伊原木隆太知事は「感染状況は大変厳しい。
県民の命を守るため、ぜひ協力をお願いしたい」と述べた。