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何年か前、郷里の老母が・・・「最近、話している時に首が振れる・・・」と言ってたことがあった
そう云えば、その数年前から、話している時に僅かに首が振れていたのを想い出した・・・
それから数年後の電話での話・・・「首の振れは治まってきた」・・・と
病院に通い、治療していたようだ。
震えにもいろいろな原因があるみたいだが、老母が何が原因でそうなったのか記憶にないが、治ってきたのであれば有難いこと。
しかし万が一、治らないにしても、より良い状態を保つことが大切なことかもしれません。
今朝は、そんな震えと病気に関する記事を転載してみます。
~以下、9月3日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
震えと病気③
パ | キ ン ソ ン 病 薬 で 抑 制 |
しばらくすると左手にも力が入らなくなった。仕事で職員を前に話す機会が多かったが、人前で話すと左の手足が震えるようになった。左の指も動きにくくパソコンも打ちにくい。
「何かがおかしい」。今年3月、県内の病院の神経内科を受診し、「パーキンソン病」と診断された。
この病気は、脳の黒質という部分の神経細胞が減り、そこから出るドーパミンは動作を滑らかに行うために神経細胞同士がやりとりする物質。減ると、手足が震える、筋肉がこわばる、動作が遅い、バランスが取りづらい、などの症状が出る。
他の病気の震えは、箸やコップを持つ時や字を書くときなどに起きることが多いが、パーキンソン病は、じっとしている時や手をだらんと垂らしている時に震える。人前で話すなど気持ちが張り詰めると強くなりやすい。ただ、震えが出ず、動作がぎこちない、などの症状で気付く人もいる。
50歳代後半から60歳代で発症することが多く、個人差はあるものの症状は徐々に進行する。男性はまだ若く、家庭も支えなければならなかった。「悔いのない治療を受けたい」と、情報を集め、飛行機で東京都文京区の順天堂大病院に通うことにした。
6月、同大脳神経内科教授の服部信孝さんの診察を受け、ドーパミンの受容体を刺激する薬を飲み始めた。少量から徐々に量を増やしていく。当初は眠気や吐き気が出たが、40日ほどで副作用を感じなくなった。
今はパソコンもスムーズに使え、左手で物をつかんでも落とさなくなった。震えは残るが、7割程度は治まったと感じる。「仕事への支障が減り、治療を受けて良かった」と喜ぶ。
パーキンソン病は長期の薬物治療が必要なため、初期の段階では治療せず、経過を観察するだけという方法もある。
しかし近年、早期から服薬を始めた方が症状の悪化を防げるという海外の報告が相次ぎ、診断がついた時から薬物治療を始める傾向にあるという。患者の年齢や効き具合、副作用の出方で薬の種類を決める。
同大では今年7月、パーキンソン病などを総合的にみる「運動障害疾患ユニット」を設置した。服部さんは「この病気を治すことは出来ないが、薬、脳の手術、リハビリなどの組み合わせでより良い状態に保つことが出来る。専門家が連携して患者さんを支えていくことが大切です」と話す。