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しかし、ある日突然身体に不調を感じ・・・健康が損なわれるという危険性は誰にもある訳です・・・
今朝は年間の発症率は10万人に2人程度と言う平滑筋肉腫という病気に関する記事を転載してみます。
~以下、9月28日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
患者の少ないがん
平 滑 筋 肉 腫 肺 に 多 数 転 移 |
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腹部の臓器に腫瘍が見つかり、最初に手術を受けたのが2010年1月。切除した腫瘍を顕微鏡でみて調べる病理検査で、悪性骨軟部腫瘍(肉腫=サルコーマ)の一つである平滑筋肉腫と診断された。
胃や腸などの臓器や、血管を伸ばしたり縮めたりする平滑筋のある様々な場所に出来る。年間の発症率は10万人に2人と少ない。
苦難は続いた。手術後、再発予防の目的で4ヶ月の抗がん剤治療を受けたが、1か月後、両肺に数ミリ・メーSUB>トル大の腫瘍が多数転移しているのが分かった。「肺転移の切除手術は、QOL(生活の質)が低下する」と主治医は否定的だった。
A子さんは、府立成人病センター(大阪市東成区)部長の高橋克仁さんに連絡した。内科医の高橋さんは肉腫の治療薬を研究する一方、肉腫の治療に詳しい全国約30人の医師らでつくる「キュアサルコーマボード」のまとめ役を務める。
「肺の手術を行う外科医を紹介します」と高橋さんは応じた。がんは正常な組織にしみ込むように広がるが、肉腫は境界が比較的はっきりしたものもあり、その場合は広く切除しなくて済む。「肉腫が大きくなると腫瘍の中で血管が切れ、出血や転移の危険が高くなる。小さいうちに取るのは意味がある」と説明する。
同年8~9月に、A子さんは、「ボード」メンバーの一人、岡山大病院呼吸器外科講師の豊岡伸一さんの手術を受けた。皮膚・筋肉の切り口を数センチ程度に抑えた胸腔鏡手術のおかげで、痛みも軽く済んだ。
今年4月までに肺に手術は計5回を数えた。心臓に近い場所で5センチ程度の腫瘍もあったが、すべて取りきった。「血管、気管支などを温存し、肺を出来る限り傷つけないようにした。呼吸機能はさほど落ちていない」と豊岡さんは話す。紹介を受け、肺の手術を行った患者は最近3年で約40人にのぼる。
高橋さんが診療した肉腫患者は昨年から今年8月までで400人超。「肉腫の治療は複数の診療科にまたがることがあり、抗がん剤が専門の腫瘍内科医や放射線科医を含め、適切な医師に紹介している」と話す。
A子さんは「どこまで続けられるか不安はあるが、取り戻せた今の暮らしを楽しみたい」と希望を話す。