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私たちが結婚して間もなく、妻の母は胃がん・・・そして2年後、私の父は肺がんで他界しました
結婚式を妻の母に見せてあげたい・・・子供を親父に見せたい・・・との想いは何とか間に合いました・・・
当時、がんの免疫療法といえば、丸山ワクチンが取りざたされていた頃でした・・・
妻の母が入院していた病院では、丸山ワクチンを使用してくれたものの、
相反する治療と併用していたことを後で知り、何ともやるせない気持ちになりました・・・
また、親父の時には、医師に丸山ワクチンを使用してみてほしいと相談したところ、
「私は、抗がん剤治療の方がいいと思います」ときっぱり言われ、納得したことを想い出します・・・
あれから長い年月が経ちましたが、
免疫療法もようやくここまで来たんだなぁ・・・と嬉しく思いますね。
一人でも多くの患者さんに朗報となるように期待しています。
ただ、まだまだ課題が多く存在しているようですね・・・
今朝は、がんの新しい免疫治療法についての記事を転載してみようと思います。
~以下、9月13日読売新聞朝刊より抜粋~
原因の一つは、がん細胞が免疫の攻撃力にブレーキをかけてしまうためだ。
免疫はもろ刃の剣だ。暴走すると、自分自身の正常な細胞まで攻撃してしまう。それを防ぐため、免疫はアクセルとブレーキで精密に制御されている。がん細胞はこの仕組みを悪用してしまうのだ。
「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる新しいタイプの治療薬は、ブレーキを解除して、がん細胞が免疫の攻撃から逃れられないようにする。小野薬品工業が昨年9月に発売した「オプジーボ」は、「PD-1」というブレーキの一つを抑える。国内の臨床試験で悪性黒色腫の患者の23%でがんが縮小または消滅。がんが大きくならない患者も43%いた。
「期待の高かった免疫治療が、本当の意味で薬になった」と、国立がん研究センター中央病院の北野滋久さんは評価する。北野さんは、一部の患者では薬の投与を終えても、効果が長期間持続することに注目。「がんの治癒も夢でなくなるかもしれない」と話す。
肺がんの中で最も患者の多い線がんなどでも、進行患者を対象とした臨床試験で、死亡や病気が進行するリスクを標準治療に比べ27%減らし、患者の生存期間を延長する効果が確認された。
ただ、課題はまだ多い。従来の治療に比べて、効果が高いが、それでも顕著にがんが縮小するのは2、3割ほどの患者に過ぎない。
オプジーボでは下痢や腸、肺、肝臓の炎症のほか、まれだが重篤な自己免疫疾患に似た副作用が出ている。関節リウマチなどの自己免疫疾患のある人は、特に注意が必要だ。
保険は認められるが、悪性黒色腫の薬価(3週間に1回、体重60㌔)は88万円。肺がんなど患者が多いがんでも承認されると、医療費は膨大なものになる。北野さんは「医療費を抑えて、安全に新薬を使うために、どんなタイプの患者に効果があり、どんなタイプに重篤な副作用が出るのか予測する技術の開発が何より重要」と強調する。
結婚式を妻の母に見せてあげたい・・・子供を親父に見せたい・・・との想いは何とか間に合いました・・・
当時、がんの免疫療法といえば、丸山ワクチンが取りざたされていた頃でした・・・
妻の母が入院していた病院では、丸山ワクチンを使用してくれたものの、
相反する治療と併用していたことを後で知り、何ともやるせない気持ちになりました・・・
また、親父の時には、医師に丸山ワクチンを使用してみてほしいと相談したところ、
「私は、抗がん剤治療の方がいいと思います」ときっぱり言われ、納得したことを想い出します・・・
あれから長い年月が経ちましたが、
免疫療法もようやくここまで来たんだなぁ・・・と嬉しく思いますね。
一人でも多くの患者さんに朗報となるように期待しています。
ただ、まだまだ課題が多く存在しているようですね・・・
今朝は、がんの新しい免疫治療法についての記事を転載してみようと思います。
~以下、9月13日読売新聞朝刊より抜粋~
がんの新しい免疫治療法が注目されている。従来のように免疫の攻撃力を高めるのではなく、がん細胞によってブレーキがかかっていた免疫の攻撃力を回復させる逆転の発想だ。抗がん剤が効きにくかった皮膚がん(悪性黒色腫)で、新薬が昨年9月に国内で発売された。肺がんでも効果が確認され、国内で効能の追加承認申請がされているほか、腎臓、頭頸部 、胃、膀胱 、食道などのがんでも、臨床試験で有望な結果が得られ始めている。(杉森純)
免疫のブレーキ解除 ▶ 攻撃力回復
がん免疫療法 逆転の発想
免疫は、異物を攻撃、排除する体の仕組みだ。免疫力を利用して、がんを治療しようという発想は19世紀からある。近年は、がん細胞の一部をワクチンとして投与して免疫細胞を刺激したり、免疫細胞を増やして攻撃力を高めてから体に戻したりする治療法も行われている。しかし、一部の効果の高い人はいるものの、ほとんどが有効性を科学的に証明できなかった。原因の一つは、がん細胞が免疫の攻撃力にブレーキをかけてしまうためだ。
免疫はもろ刃の剣だ。暴走すると、自分自身の正常な細胞まで攻撃してしまう。それを防ぐため、免疫はアクセルとブレーキで精密に制御されている。がん細胞はこの仕組みを悪用してしまうのだ。
「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる新しいタイプの治療薬は、ブレーキを解除して、がん細胞が免疫の攻撃から逃れられないようにする。小野薬品工業が昨年9月に発売した「オプジーボ」は、「PD-1」というブレーキの一つを抑える。国内の臨床試験で悪性黒色腫の患者の23%でがんが縮小または消滅。がんが大きくならない患者も43%いた。
「期待の高かった免疫治療が、本当の意味で薬になった」と、国立がん研究センター中央病院の北野滋久さんは評価する。北野さんは、一部の患者では薬の投与を終えても、効果が長期間持続することに注目。「がんの治癒も夢でなくなるかもしれない」と話す。
肺がんの中で最も患者の多い線がんなどでも、進行患者を対象とした臨床試験で、死亡や病気が進行するリスクを標準治療に比べ27%減らし、患者の生存期間を延長する効果が確認された。
ただ、課題はまだ多い。従来の治療に比べて、効果が高いが、それでも顕著にがんが縮小するのは2、3割ほどの患者に過ぎない。
オプジーボでは下痢や腸、肺、肝臓の炎症のほか、まれだが重篤な自己免疫疾患に似た副作用が出ている。関節リウマチなどの自己免疫疾患のある人は、特に注意が必要だ。
保険は認められるが、悪性黒色腫の薬価(3週間に1回、体重60㌔)は88万円。肺がんなど患者が多いがんでも承認されると、医療費は膨大なものになる。北野さんは「医療費を抑えて、安全に新薬を使うために、どんなタイプの患者に効果があり、どんなタイプに重篤な副作用が出るのか予測する技術の開発が何より重要」と強調する。