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生地から染色、縫製まで全行程が国産の服の高品質をアピール! 

2015-09-16 | トーションレース&繊維資材
レースの真ん中の白っぽいラインが接着面です!
 Adhesive Torchon Lace 
アイロン接着トーションレース
今まで発売されてきた接着レースは
裏面に接着テープが張り付けられてました
弊社のトーションレースは
接着面だけに接着繊維を編み込んでいます。
★ デザイン点数 ★
麻混レース 33点  綿レース 7点



先日、テレビで世界一薄いシルク生地を生産されている企業を紹介していました・・・

二代目の社長さんやったと思いますが、

海外のバイヤーさんの評判は概してよかったようですが・・・中には、厳しい意見も・・・

その社長さんの最後の言葉

「世界一薄いシルク生地を作るだけでは駄目なんですね。これから先へ進まなくては・・・」と

その様な意味の言葉を仰られてましたが・・・印象的でした。


日本の繊維業界は斜陽の一途をたどってきました・・・

先日、協力工場と電話で話していた時、「最近忙しくなってきたんですよ」と

私は「そりゃ、良かったやん。ところで何が動き出したん?」・・・と

工場の人曰く「○○レースさんってご存知ですか?!」

「実は、○○レースさんが廃業されて、仕事を回してもらうことで忙しくなったんです」と・・・


この話を聞いて、私は複雑な思いでした・・・

勿論、私の協力工場も人員を減らして頑張っていたので、忙しくなってくれるのはうれしいのですが、

業界が縮小しながら、仕事が回っているだけっていうのは・・・

果たして、手放しで喜んでいられないんじゃないのかなと・・・


そんな中、アパレル業界が生地の織りや編み、染色加工、縫製までの全工程を

国内で手がけた服に「Jクオリティー」と呼ばれる認証制度を取り入れ、

この秋から店頭に並び始めたといいます。


純日本製品の高品質な服が、再び店頭に並ぶ!本当にうれしい限りです。

消費者の方達が再度振り向いて下されば有難いのですが・・・


今朝は、この認証制度に関する記事を転載してみようと思います。

~以下、9月16日読売新聞朝刊より抜粋~

国産服 高品質で勝負

「Jクオリティー」認証導入
認証第1号のコート
「100年コート」の期間限定店。このコート
は認証第1号だ(東京の日本橋高島屋で)
 生地の製造から縫製まで、原料生産以外のすべての行程を国内で手がけた服が、今秋から店頭に並び始めた。アパレル業界が始めた「Jクオリティー」と呼ばれる認証制度だ。輸入品に押されて縮小傾向にある国産の服の高品質をアピールする狙いがある。

(野倉早奈恵)

生地製造から縫製まで 輸入品に対抗

 日本橋高島屋(東京)の紳士服売り場では、Jクオリテ―認証を受けた三陽商会のコート「100年コート」の期間限定店が設けられている。縦糸と横糸の色を変えて深みのある色合いに仕上げた生地や留め外ししやすいボタン、美しいステッチなどが特徴だ。

 事業本部の梅本祐助さんは「細部にまで手をかけている点が評価され、20代から70代まで幅広く
Jクオリティ専用のマーク
買われています。こんな服はうちのブランドでもそうそうありません」と話す。男性用は4種類(7万6000~、税抜き)である。

 この認証制度はアパレル関係の業界団体でつくる日本ファッション産業協議会(東京)が進めてきた。洋服や帽子、手袋などは、消費者庁が縫製された国を原産国と定め、生地が外国製でも縫製が日本なら「日本製」と表記される。一方、Jクオリティーに認証されるのは、生地の織りや編み、染色加工、縫製まで全工程を国内で手がけた服。専用マーク=図=をプリントしたタグを付けて販売する。

 現在、10社18ブランドの計135種類が認証されている。業界団体がこの制度に乗り出したのは、服飾を含む国内の繊維産業が安い海外製品に席巻され、先細りになっているためだ。日本繊維輸入組合によると、国内で生産される衣類は年々減っており、昨年国内に出回った衣料品に占める輸入品の割合は97%に上った。

 一方、近年は国内外で日本の繊維製品への支持が高まっている。このためアパレル各社は以前から独自に日本製の商品を開発し、売り込んできた。大手アパレルのオンワード樫山の紳士服ブランド「五大陸」でも西陣織のネクタイなどを充実させてきた。スーツとベストでJクオリティーの認証を受け、「今後も国産の品質をアピールしたい」としている。

 認証制度のオブザーバーを務める経済産業省は制度を広く知ってもらおうと、21日まで東京都渋谷区の「代官山T-SITEガーデンギャラリー」で「日本を(まとう)う展」を開いている。認証された7ブランドの服を展示し、試着も出来る。

 協議会もホームページで制度を紹介している。ただ、売り場でのPRはブランドや百貨店任せになっており、何が認証商品なのか分かりにくいのが現状。今後、認知度向上が課題になりそうだ。

 また、この制度で認証されるのは完成した服と企業のみ。欧米の有名ファッションブランドは、日本の生地の品質の高さを認め、こぞって商品に使っている。協議会では、生地の認証制度の設立も前向きに検討している。

 大阪市立大教授の富沢修身さん(ファッションビジネス)は「メイド・イン・ジャパンを『見える化』したことで、繊維産業に携わる地方の企業、工場にも光が当たる。価格に見合う価値を明確に説明できるよう、店頭での見せ方や販売員教育も充実させるべきだ」と話している。
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