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2ヶ月くらい前でしたか・・・
長姉から電話で、「郷里からアンタのところへ電話無かった?」・・・と
事情を聴けば、長姉と私が二人して、実家とは距離を置こうと話していたのに、
長姉のところへ実家から連絡があり、ついホロリとして、以後も連絡を取り合っていたようでした・・・
それで上手くいけばよかったんですが・・・
結局のところ、元の木阿弥となり、以前と同じ結果に・・・
次姉と老母は向こう意気が強いんです・・・
全てが上から目線で畳みかけられるから、優しい長姉は心折れてしまうんです。
それでも、その優しさから、長姉は次姉の体調や老母のことが気がかりで仕方がないんですね。
そこで弱みを見せたくない実家の二人が畳みかけて傷つけてしまうんです・・・
次姉も肺がんの手術をし、精神的にも肉体的にも辛い状態なのがわかるだけに、
長姉や私達にもう少し胸襟を開いてくれたら、状況も変わってくるのでしょうが・・・
次姉も他人様に対して、もう少し心を砕き自分自身をさらけ出すことができたら・・・
と思いつつ、解決策が見いだせないまま今日まで来てしまっています。
でも、いつの日かお互いが理解し合える日が来ることを信じ続けなくては・・・
今朝は、がん相談員の支援に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、10月2日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
がん相談支援と家族
将来の不安、怒りぶつける
自分が悪性リンパ腫?認知症の母(73)と、脳梗塞を患った父(70)はどうなる?私は、2人の患者を支ええる「家族」なのに。母は64歳で認知症を発症し、5年前に失語症が重なった。「あー、うー」以外、意志を伝えられない。目を離せば、直ぐ
2014年9月、佐賀市の県医療センター好生館。腹痛の相談に来た田中浩さん(46)は、突然の告知に耳を疑った。「すぐに入院を」「もう準備はできましたか」。医師や看護師の相次ぐ言葉に激し、思わず怒鳴った。「もう少し、目線を下げて言ってくれませんか!」
がん相談支援センターの大石さん(右)と田
中さん(佐賀市の県医療センター好生館で)
母の介護のため会社を辞めた父も脳梗塞を患い、後遺症を抱える。ストレスのせいか、酒量が増えた。
母の体が動くうちに、好きだった美空ひばりの記念館(東京都)に連れて行ってあげたいのだが……。
「かあちゃんが暴れる」というと、行政の相談窓口もつれなかった。オムツの買い方、母を車で連れて行く大型スーパーのトイレ探しなど、一つ一つ覚え、身につけてきた。介護ヘルパーの資格を得たいが、実技講習を受ける時間はない。
「自分が倒れれば、家族は共倒れだ!」
次々に積み重なる苦悩、不安感が、医療への不信を生み、不信は「怒り」となって全身を覆った。その怒りの日が、さらに大きな怒りを呼び込んでいく。
回腸の悪性リンパ腫の手術を数日後に控え、田中さんは偶然、院内1階で「がん相談支援センター」の看板に目を留めた。ソーシャルワーカーの大石美穂さん(51)がいた。扉を半分開け、中をのぞいた。
「何でも聞いてもらえると?」「よろしかったら」
それから2時間、田中さんは話に話した。途中まで座ることも忘れていた。言葉が止まらない、大石さんに促され、話し続けるうち、自分の中で問題が整理されていった。病気や病院の対応だけが許せなかったのではない。一人で闘ってきた自分が、初めて温かな支えを得たように思えた。
相談は以後、30回を超えた。怒りを受け止めた大石さんは、田中さんの覇気や行動力を生かせる「支え方」を考えていた。