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犬ってやはり家族なんですよね・・・

2018-01-27 | ナナ(ビーグル)&姫たち
私が子供の頃、我が家には常に犬がいたように思います・・・

それぞれに想い出も深いもので、

ビーグル犬は私達が面倒を見ないからと他所のへもらわれて行きましたが、

その前日、小遣いで買ってきたあんパンを1個丸ごとあげたのですが

食べずにくわえて空き地まで行き、穴を掘ってそのアンパンを埋めてました・・・

何となく、別れが解っていたのでしょうか・・・

翌日には、自転車のおじさんに引かれて、振り返ることもなく行きましたね・・・


その次は、雑種の子犬やったのですが・・・

はじめて、外へ放してやったら帰って来ないんで・・・

近所を探し回っていたのですが・・・かすかにキュンキュンと鳴く鳴き声は聞こえるのですが

どうしても見つけることができず数日が経ってしまいました・・・

おばあちゃんの家のトイレの汲み取りの時、その便槽のなかに落ちて死んでました・・・


その後、私が京都に来るまで飼っていた秋田犬の雑種・・・

この犬も、一度工事現場の番犬としてもらわれて行きましたが・・・

数か月後、お袋と親父が大阪へ仕入へ行くのにバス停まで姉弟で送ってたんです・・・

すると、あちこち臭いを嗅ぎながら彷徨っている犬がいました・・・

ピンとひらめくものがあり「チビ」と呼んでみたら、

その犬がぴくッと顔を上げ私の方を見たんですね・・・

「チビ」に間違いないと思った瞬間その犬もダッシュで駆け寄ってきてくれたんです。


そんな事があり、工事会社さんへ断りを入れ我が家へと帰ってきたんです・・・

その後、「チビ」は私が京都へ来てからも実家で生涯暮らしてました。


でも、やはり一番思い入れもあり今でも想い出されるのが

17年5か月一緒に暮らしたビーグル犬の「ナナ」ですよね・・・

ナナの場合は、ホンマに家族の一員という感じで、どこへ行くのも一緒でした・・・

今でこそ、ペット同伴で宿泊できる旅館なども増えてきてますが

当時はなかなか見つからず・・・ペットホテルへ預けたりしたんですが、

翌日迎えに行くと、メッチャ怒りましたねぇ~・・・「何で私だけ置いてけぼり?!」ってな感じで・・・


ナナがなくなって早くも4年が経ちました・・・

漸く、ナナのいない生活にも違和感を感じなくなってきましたね。

今の時代のペットは、やはり家族なんですよね・・・


本日は「犬と人のこれから」についての記事を転載してみようと思います。

~以下、1月27日読売新聞朝刊より抜粋~

大型犬も同じ屋根の下
「犬と人のこれから」のロゴ
愛犬「大和」&群居夫婦
リビングルームで愛犬「大和」の世話をする群居正次さん(右)と富子さん
 千葉県白井市の会社員、群居むれい正次(66)の自宅は庭付きの戸建てだが、体重30㌔超の秋田犬を室内で飼っている。リビングルームで寝起きする愛犬「大和」について、妻の富子さん(65)は「家族同然なので、同じ屋根の下で暮らすのは当然。常に様子がうかがえ安心です」と目を細める。
靴下をはいたパグ
獣医師が監修した靴下
をはくパグ(提供写真)

番犬…今は家族の一員

 庭や玄関先の犬小屋で犬を飼う家が減った。チワワなどの小型犬だけでなく、中型犬や大型犬も、室内で飼われるのが当たり前になった。
 室内飼育は、犬と人との関係が変化したことを象徴している。「互いの距離が物理的、精神的にかつてなく縮まっている」と、ヤマザキ学園大学准教授(社会学)の新島典子さんは指摘する。
 新島さんによると、核家族化と少子高齢化が進み、高齢者が孫と触れ合う機会が減った。きょうだいのいない子供も自宅で遊ぶ相手がおらず、犬がその代役を担う。番犬だった飼い犬は今、家族の一員としての「家庭動物」、「伴侶動物(コンパニオンアニマル)」となった。

性格 温和に変化

威嚇するタイプ 敬遠

 犬が家族化したことの影響は、もともと猟犬だった柴犬などの日本犬にも及んでいる。日本犬保存会(東京)東京支部長の岩佐和明さんは「番犬としての役割が求められた時代は、よくほえ、他人を威嚇する犬が重宝された。今はそうした犬は敬遠され、交配にも使われなくなったことで、日本犬は全般的におとなしくなっている」と指摘。「『頑固おやじ』が減り、穏やかな男性が増えるとともに、犬の性格も変わってきた」とも話す。
 秋田犬保存会東京都支部は、東京・銀座の歩行者天国で、会員らが愛犬と散歩する「秋田県ウォーク」を不定期で行っている。外国人観光客らが大喜びで秋田犬をなでたり抱きついたりするが、支部長の川北晃右さんは「気性が激しい秋田犬が主流だったころは、このような行為は考えられなかった」と振り返る。
 家族化によって生じているのが、ペットロス症候群だ。起床から就寝まで身内以上に密接に過ごし、愛情を育んできた犬が死んだとき、深い悲しみの感情に襲われる。それが長引き、情緒不安定に陥ることもある。
 ペットロス症候群を研究する新島さんは「犬を愛すること自体は悪くないが、度が過ぎるのは問題。人相手と同様、犬との適切な距離感を意識してほしい」と話す。
 一方、犬の飼育が若い世代に前向きな影響を与えているとの調査もある。ペットの健康情報サイトを運営する「ファニマル」が昨年5月、犬を飼う20~30代に調査したところ、90%「飼うことで生活習慣や価値観が変わった」と答えた。散歩の習慣が付き早寝早起きになったり、犬と一緒に食事をとるため自炊したりと、健康への意識が高まっていることが見受けられた。
 ペット用品も多様化している。インターネット通販サイト「ドッグドッグ」では、獣医師が監修した犬用の靴や靴下を販売している。靴下はフローリングの床で足を滑らせないよう、滑り止め付き。散歩などの際に足裏の肉球を保護するための靴もある。

 犬と人との関係は、これからどうなっていくのか。国立科学博物館長の林良博さんによると、犬は本来、人の近くにいたいという欲求がある動物だ。欧米人はそれをよく理解しており、古くから密接な関係を築いてきたという。「家の中でともに暮らすようになったことで、日本人も犬への理解がより深まり、愛玩動物から尊重すべきパートナーへと変わっていくだろう」と林さんは予測する。

(宮沢輝夫)

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