あまりにバカらしいと、読んでいて困ってしまう。
たぶん、週刊少年サンデーに1970年代後半に連載されていたと思う。当時はライバル誌であるチャンピオンで「ガキでか」や「マカロニほうれん荘」といったハチャメチャなギャグ・マンガが全盛であった。
サンデーには楳図かずおの「まことちゃん」があったが、連載終了後の後釜がなかった。そんな空隙を縫うようにして登場したのが表題の作品だった。
ギャグマンガとしてのパワーならば相当なものであった。が、ストーリーがなかった。ただ、バカ騒ぎするだけだった。いささか不条理に過ぎた。ふざけるパワーはあったが、ふざけるだけでは笑いは続かない。
ギャグ漫画が面白くあるための方法論がないマンガであった。だからこそ新鮮であったが、飽きも早かったと思う。私の想像だが、おそらくはギャクマンガに慣れた編集者の間では、その異常さゆえに評価が高かったと思う。
ただ、それは少数派の意見であったはずだ。だからこそ、メジャー誌に出たにも関らずマイナーな漫画家で終わってしまった。
それでも先駆者であったと思う。その後の吉田戦車らに代表される不条理ギャグ・マンガの先駆的存在であったと思う。
私はかなり幅広くマンガを読むが、さすがに田村信のその後を知らない。一時期、週刊平凡パンチに連載していたと思うが、雑誌が廃刊後はほとんど目にすることがなくなった。
現在は不条理ギャグ・マンガは珍しくなくなり、「ボーボボ・・・」のようにメジャーな人気を獲得するものも出てきた。今の時代だったら、案外受け入れられたかもしれない。早すぎた不条理マンガだったと思うだけに、少し残念な気がします。
たぶん、週刊少年サンデーに1970年代後半に連載されていたと思う。当時はライバル誌であるチャンピオンで「ガキでか」や「マカロニほうれん荘」といったハチャメチャなギャグ・マンガが全盛であった。
サンデーには楳図かずおの「まことちゃん」があったが、連載終了後の後釜がなかった。そんな空隙を縫うようにして登場したのが表題の作品だった。
ギャグマンガとしてのパワーならば相当なものであった。が、ストーリーがなかった。ただ、バカ騒ぎするだけだった。いささか不条理に過ぎた。ふざけるパワーはあったが、ふざけるだけでは笑いは続かない。
ギャグ漫画が面白くあるための方法論がないマンガであった。だからこそ新鮮であったが、飽きも早かったと思う。私の想像だが、おそらくはギャクマンガに慣れた編集者の間では、その異常さゆえに評価が高かったと思う。
ただ、それは少数派の意見であったはずだ。だからこそ、メジャー誌に出たにも関らずマイナーな漫画家で終わってしまった。
それでも先駆者であったと思う。その後の吉田戦車らに代表される不条理ギャグ・マンガの先駆的存在であったと思う。
私はかなり幅広くマンガを読むが、さすがに田村信のその後を知らない。一時期、週刊平凡パンチに連載していたと思うが、雑誌が廃刊後はほとんど目にすることがなくなった。
現在は不条理ギャグ・マンガは珍しくなくなり、「ボーボボ・・・」のようにメジャーな人気を獲得するものも出てきた。今の時代だったら、案外受け入れられたかもしれない。早すぎた不条理マンガだったと思うだけに、少し残念な気がします。