ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ああ息子 西原理恵子+母さんズ

2011-01-28 12:30:00 | 

ボクはいい子でした。少なくともちっちゃい頃は、お母さんに叱られたことはありません。あ!笑ったな、でも本当ですよ~。だって、叱られた記憶ないんだもの。

この文、母が目にしたら、もしかして卒倒するかもしれない。いや、既に寝たきりだから、飛び起きるかもしれない。多分、妹たちだって、PCの前で憤激しているかもしれないが、ウソじゃないぞ。だって、本当に叱られた記憶はないのだもの。

でも、今だから分るが、ウソではないが事実ではないのだろう。表題の本は、息子に悩む西原理恵子が、全国の息子を持つお母さんたちからの投稿を募集して、そのなかから傑作を収録したものだ。少し西原の挿絵と、挿漫画が入っているが、大半は全国の息子たちの奇行に悩み、嘆き、脱力して笑うしかない母親たちの投稿だ。

枕元において、寝る前に読んでいるのだが、爆笑して眠気が吹っ飛んでしまう。しかし、笑いながら、あれ?俺ってどうだったのだろうと考えると、いささか心もとない。

私は割りともの覚えの良いほうだが、幼い頃母に叱られた記憶がない。思い出すかぎり、小学校高学年になるまで叱られた記憶はない。いや、無い訳ないのだが、さっぱり覚えていない。

何度か書いているが、私が一番問題を起こし、警察の世話にまでなったのは小学校3年前後だ。相当に荒れた子供であったのは間違いないのだが、肝心の私には叱られた記憶が無い。担任の教師の冷たい視線なら、今も忘れずに覚えていますけどね。

強いて思い出せるのは、警察からの帰りにおばあちゃんに手を引かれている時、叱られるのが怖くて、ずっと地面を見ていたことだけだ。でも母に叱られた記憶はない。いや、叱られない訳はないのだが、まるで覚えていない。

多分、嫌なことは忘れてしまう性分なのだろう。全国の息子たちも、多分同じだと信じたい。全国のお母さん方、息子どもなんて、そんなもんですぜ。担任の教師?あれは蔑視だから覚えているのです。

でもね、がっかりしないで下さい。そのかわり、お母さんの優しさや、暖かさなら絶対忘れませんから。それだけは断言できます。

ちなみに表題の本、続編に娘編もあります。こちらも笑えますが、女の子って、どんなに小さくとも女なのだなと実感できますよ。

コメント (1)
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