ヌマンタの書斎

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北朝鮮のミサイル騒動

2013-04-23 11:45:00 | 社会・政治・一般
武器の価値は使うだけではない。

武器の威力を知らしめるだけも価値がある。すなわち武器を実際に使って目標を破壊しなくても、破壊する威力があることを知らしめるだけでも十分な効用がある。

この記事を書いている段階(4月21日)では、北朝鮮はミサイルを発射はしていない。

暴論だと云われるかもしれないが、私はミサイルは発射されるべきだと思っている。

一部の報道では核兵器が搭載可能だとしているが、これはいささか疑わしい。そこまで小型化する技術があるとは思えないのだが、日本のようなスパイ天国から情報入手しての小型化も考えられなくもない。

はっきり分かっているのは弾道ミサイルの命中精度の低さだ。過去のミサイル発射のデーターから判じて、目標地点の範囲は半径数キロ程度らしい。これでは通常ミサイルとしては精度が低すぎる。むしろ核兵器ぐらいの破壊力がないと、意味のないミサイルとなりかねない。

ミサイルの命中精度は、コピーが容易なIT技術と異なり、三次元誘導ジャイロの細密加工など高度な技術を要するため、北朝鮮の技術水準では当分難しい。近距離ミサイルならともかく、高高度を飛来する弾道ミサイルの命中精度を上げるのは相当にハードルが高いと思う。

ところで問題は、どこにミサイルを墜落・・・いや、命中させるかだ。

間違ってもロシア領内や、共産シナの領内は不味い。反撃が予想される韓国もあまり望ましくない。今回のミサイル発射は、あくまで威嚇であり、北朝鮮軍の存在意義を三代目のボンボンに叩きこむことが目的なのだから。

そうなると、やはり日本がいい。ただし、間違っても在日米軍基地はダメだ。また民間人に被害が及ぶ場所も好ましくない。もし、万が一、民間人に被害が出て、憲法9条見直しが実現して、日本が軍事力強化に乗り出してはまずいからだ。

そうなると日本の領海内で、なにもないところに墜落、いや命中するのが望ましい。どうせ、この国は反撃なんかしやしないしね。

多分、そう考えているのではないかと思う。

でも、意地悪な私はミサイルは日本の領土内に落ちて欲しいと思っている。理想は代々木の朝鮮総連の本部を誤爆することなのだが、川崎や大久保のコリアンタウンでもいいぞ。

ところで何気に「三代目のボンボンに叩きこむ」などと書いたが、これは三代目の金正恩が未だ権力基盤を固めていないことを示している。西側に留学経験もあり、経済再建こそが急務だと認識している三代目だが、実力で最高権力者の座を掴んだ訳ではない。

あくまで後継者として指名されたに過ぎない。独裁者としては不十分で、むしろ神輿にかつがれたお人形的存在である。その人形風情が生意気にも軍部をないがしろにしたことから、今回のミサイル騒ぎが起きたのが実相だと思う。

軍部の強硬姿勢を宥めるため、やむなく世界との対立姿勢を鮮明にして、軍部に媚びを売った。だから軍部さえ満足すればミサイルを実際に打つ必要はない。それが常識的判断なのだろう。

それは北朝鮮指導部にも分かっているのだろう。だからこそ、実際にミサイルは発射せねばならぬ。口先だけじゃないぞと誇示しなければならぬ。

そのミサイルが落ちてきても、実際に反撃してこない間抜けな国、それが日本だ。だから日本の領海内にミサイルは落ちるはずだと思う。

でも、それでは困る。私としては、未だに憲法9条という平和妄想に憑りつかれているいる平和痴呆症の患者さんたちの目を覚ますためには、日本の領土内にミサイルが落ちて実際に小さな被害が出ることが望ましい。

まァ、実際に落ちて被害が出てもあの平和痴呆症が治るとは思わないが、大切なのは憲法9条が非現実的だと分かっていながら波風立てるのを厭うていた多数派の温和な日本人の目が覚めることだ。

ただし、ミサイルによる被害は軽微でなければ困る。間違っても老人ホームとか幼稚園とかに落ちて死傷者が出れば、極論に走りかねない。むしろ戦わずして勝つ、といったような冷静な智謀が求められる。これが苦手なんだよね、日本は。すぐに極端にぶれるから。

そんな訳で、私としては早く日本領土に向けてミサイルを発射して欲しいと願っている。早く来い、来いである。コイはコイでも鯉のぼりではなく、ミサイルですけどね。
コメント (4)
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