昨年以来、政界を吹き荒れた橋下大阪市長が率いる維新の会が失速している。
当然である。何故なら維新の会が生まれ、有権者の期待を受けたのは、民主党政権の迷走があったからだ。ある意味、与党民主党あっての維新の会への期待であった。
だが、先の衆議院選挙で自民が圧勝し、自公連立政権が成立し、政治が安定を取り戻しつつある今、維新の会への支持が低迷するのも当然なのだ。
ただし安倍政権は、株価と円安誘導以外では未だ実績を挙げてはいない。だから青森などの地方選挙では敗北している。地方はもちろん、首都圏においてさえも、未だ景気回復の実感は乏しいのが実際だ。
低迷した民主党政権への反発から安倍政権には期待がかけられている。だが、未だそれは期待だけであり、満足には至っていない。景気が回復しないまま来年の消費税増税を迎えれば、期待が失望に変わった有権者の離反を受けて自公・連立政権は瓦解する可能性は十二分にあると思う。
そうなった時、ようやく維新の会などの新興政党に出番が回ってくるのだろう。
だが、私としては大阪においても十分な実績を挙げているとは言いかねる橋下市長に対して、あまり信用がおけないと考えている。現時点では、やはり安倍政権に期待を賭けざる得ない。
黒田・新日銀総裁の元で脱デフレを掲げてはいるが、これまた現状ではあまり進展はない。ただ、株価や為替相場が期待から過剰に反応しているだけなのだ。
もっとも景気回復の匂いがしない訳ではない。不動産に関する限り、昨年よりも活発であるように思える。実際、私の下にも数件、不動産売却成立の話は来ている。また国内旅行などレジャー産業においても、多少明るい兆しはある。ただ、今年は天候に恵まれず、週末の大雪、強風などの悪影響もあるので、一概には言いかねる。
問題は企業の設備投資、人材雇用なのだが、これがいささか心もとない。消費に関しても、あまり明るい数字は見ていない。それゆえ、私は未だアベノミクスとやらを信用する気になれないのが本音だ。
幸い平成25年度予算案は国会を通過したようだ。そうなると、今年の秋以降に明るい数字が出てこないとなると、安倍政権は非常に危ういと思う。その時こそ維新の会のような既成政党を批判することで支持される新興政党の出番なのだろう。
私としては、なんとか安倍政権の下で景気が回復し、安定した政治であって欲しいと切望しているのですが、現時点では不透明だと云わざるを得ません。
当然である。何故なら維新の会が生まれ、有権者の期待を受けたのは、民主党政権の迷走があったからだ。ある意味、与党民主党あっての維新の会への期待であった。
だが、先の衆議院選挙で自民が圧勝し、自公連立政権が成立し、政治が安定を取り戻しつつある今、維新の会への支持が低迷するのも当然なのだ。
ただし安倍政権は、株価と円安誘導以外では未だ実績を挙げてはいない。だから青森などの地方選挙では敗北している。地方はもちろん、首都圏においてさえも、未だ景気回復の実感は乏しいのが実際だ。
低迷した民主党政権への反発から安倍政権には期待がかけられている。だが、未だそれは期待だけであり、満足には至っていない。景気が回復しないまま来年の消費税増税を迎えれば、期待が失望に変わった有権者の離反を受けて自公・連立政権は瓦解する可能性は十二分にあると思う。
そうなった時、ようやく維新の会などの新興政党に出番が回ってくるのだろう。
だが、私としては大阪においても十分な実績を挙げているとは言いかねる橋下市長に対して、あまり信用がおけないと考えている。現時点では、やはり安倍政権に期待を賭けざる得ない。
黒田・新日銀総裁の元で脱デフレを掲げてはいるが、これまた現状ではあまり進展はない。ただ、株価や為替相場が期待から過剰に反応しているだけなのだ。
もっとも景気回復の匂いがしない訳ではない。不動産に関する限り、昨年よりも活発であるように思える。実際、私の下にも数件、不動産売却成立の話は来ている。また国内旅行などレジャー産業においても、多少明るい兆しはある。ただ、今年は天候に恵まれず、週末の大雪、強風などの悪影響もあるので、一概には言いかねる。
問題は企業の設備投資、人材雇用なのだが、これがいささか心もとない。消費に関しても、あまり明るい数字は見ていない。それゆえ、私は未だアベノミクスとやらを信用する気になれないのが本音だ。
幸い平成25年度予算案は国会を通過したようだ。そうなると、今年の秋以降に明るい数字が出てこないとなると、安倍政権は非常に危ういと思う。その時こそ維新の会のような既成政党を批判することで支持される新興政党の出番なのだろう。
私としては、なんとか安倍政権の下で景気が回復し、安定した政治であって欲しいと切望しているのですが、現時点では不透明だと云わざるを得ません。