ヌマンタの書斎

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未だ中世の国

2015-11-11 12:28:00 | 社会・政治・一般

先だって安倍首相と韓国の朴大統領との初の会談が行われたが、予想通り無意味なものになったと思う。

私は外交というものを、好き嫌いといった物差しでやるべきではないと思うが、正直言って韓国とのまともな外交は無理だと判じている。理由は簡単で、この極東の半島国家は、前近代というか中世の価値観で生きているからだ。その価値観の名前を、中華思想という。

本来の中華はシナだと思うが、要するに自国を世界の中心に規定して、世の中を判じる価値観である。コリアはシナの中華思想の最も忠実ではあるが、最も歪んだ継承者でもある。

中華思想には、自らを文明の中心と見做し、周辺の国を野蛮な国として見下す姿勢がある。数千年にわたりユーラシア大陸の東端で、超文明国としての隆盛を誇ったシナに相応しい思想である。

問題は、その周辺国である朝鮮半島の民である。世界史的にはまるで存在感がなく、シナでさえ難治の僻地と見下していたのだが、この半島の民は異常にプライドが高い。シナの忠実なる承継者と自らをみなすだけでなく、その傲慢な中華思想を厳密に受け継いだ。

しかし、コリアには見下す相手が、日本しかなかった。日本を見下すことで、中華思想を体現していたと評してもいい。絶対に譲れぬ、最後のプライドが、日本を見下すことだった。

ところが、この見下せるはずの日本は、決して超大国シナに屈することはなく、またイスパニアやネーデルランド(現オランダ)、ポルトガルなどとの交流を通じて、中世から近代に至るまで世界史に名を残す大国であった。

見下したくても見下せない現実が、コリアの民を妄想へと追い立てた。歴史の長い国家であることは間違いないが、実のところ真の独立国であった期間は、それほど長くない。

超大国シナは、いつの時代でもコリアを支配下に置きたがった。もちろんコリアも散々抵抗したが、相手が悪すぎた。結果、朝貢国という名の属国の地位に貶められた。600年近い歴史をもつ世界的にも長命な李氏朝鮮などは、その典型だ。

まず、この国は独自の軍隊を持つことを禁じられた。おまけに独自の外交すら禁じられた。毎年、美女財宝をシナに献上しなくてはならない。そのような屈辱的立場に甘んじていたが、心まで屈したわけではない。

というか、狡賢いことにシナに従うふりをしながら、日本(正確には対馬の宗氏)と勝手に交易したりして、独立国のふりをしていた。その癖、外国から通商や開国を求められると、シナに泣きついて誤魔化すだらしなさ。

だからこそ、日本と清が戦争をした結果として、その属国としての地位は日本に譲られた。李氏朝鮮王朝は、日本と戦争して負けたから植民地になったのではない。清王朝が日本に負けた代償として、その属国の一つを日本に譲ったのだ。

しかし、コリアの国では、未だにこの歴史的事実を国民に教えようとしない。知っていても、それを公言することは禁忌とさえなっている。

なぜか?

この国は宗教改革もなく、ルネサンスもない中世のままの常識が今も生きているからだ。科学や論理の替わりに、中華思想と華夷秩序が今も生きている。だから、如何に近代化国家のふりをしても、言論の自由よりも自国民の歪んだ自意識のほうが大事だし、法の秩序よりも華夷秩序が優先される。

当然に、大統領を批難する記事があることを紹介した産経新聞の記者は有罪だ。日本を貶める格好のネタである従軍慰安婦問題では譲れるわけもない。現代の常識が通用しない国家、それがコリアである。

まともな外交なんて、出来るわけない。個人的には、相手にしないのが一番だと思います。ただし、日本国内に100万近いコリアの民が暮らしています。大半は、ひっそりと大人しく暮らしていますが、一部は過激に反日活動に余念がない。

幸い、日本は多数決原理に基づく民主主義国家なので、彼らの活動が大きな影響力を持つことはない。いつまでたっても少数派、だからこそ過激になる。それを過大に取り上げる、馬鹿なマスコミがいることが、むしろ問題だと私は考えています。

コメント (2)
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