ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

第二回米朝会談

2019-02-14 14:23:00 | 社会・政治・一般

二回目の会談が予定されているが、どんな宣言が出ようと、結果は見えている。

北朝鮮は断固として核兵器を廃絶なんてしやしない。ロシアとシナという軍事大国を隣国としている以上、軍事力は絶対に必要だ。また南コリアは北に比して絶大な経済大国である。同じ民族とはいえ、対等以上の立場を確保するためにも軍事力は必要不可欠である。

だが北朝鮮の経済力は、世界最貧国のレベルであり、通常兵器は老朽化したものばかり。核兵器こそ、いや核兵器だけが唯一世界に通用する価値あるものである以上、核兵器の廃絶なんかできるわけがない。

近代国家ならば、契約や条約は守るのが当然。しかし、近代という狭き門をくぐったことのない国は、契約や条約を守ることを理解していない。根本的に社会を形作るルールが異なる。

契約よりも感情であり、条約よりも情緒が大事だと考えるのがコリアの人々。たとえ今回の会談で、朝鮮戦争の終結が宣言されようと、核兵器廃絶の覚書が相互に署名されようと、後でそれは反故にされるはず。

アメリカは・・・というかトランプ大統領は、コリアが前近代社会の人々であることを理解していない。それよりもアメリカ国内に成果を誇示するため、なんらかの結果を欲しているので、なんらかの結果は出るだろう。どうせ、コリアは守りませんけどね。

それはさておき、この会談に入り込みたくて仕方ないのが南コリアの大統領。国内経済はボロボロ、外交は成果なく支持率は落ちる一方なので、なんらかの功績が欲しい。だから、北朝鮮とアメリカの仲立ちの立場をアピールしたいのだが、双方から無視されている。

そうなると、唯一支持率アップが望めるのは、なんといっても反日である。日本を誹謗し、貶めるならば、国民は必ず支持してくれる。そんな訳で、二回目の会談に相前後して、再び日韓関係はこじれるでしょう。

どうせ口先だけだと分かってはいますが、春先の杉花粉なみに鬱陶しいですね。

コメント
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