ヌマンタの書斎

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中国の軍事力 日本の防衛力 杉山徹宗

2019-02-06 16:21:00 | 

私は何でも食べるが、苦手というか、あまり美味しそうに思えないものは先に食べて置く主義だ。

だから嫌な予測を先にしておく。

西表島もしくは与那国島で、そう遠くない将来に革命が起こる可能性がある。日本政府に虐げられた市民が、革命政府を樹立。それを武力弾圧しようとする日本政府に対して正義の戦いを挑む革命政府。その革命政府の救いを求める声に応じて、大陸から人民解放軍が登場して卑劣な日本政府を撃退して独立を宣言する。

もちろん、その後に人民解放軍が駐留して革命政府を守ることになる。統治が確立したら、日本人男子は大陸の強制労働キャンプに送り、過酷な労働の末に衰弱死するのを待つ。日本人女性は漢民族の男性との婚姻を進め、応じない女性には不妊手術を強行する。

胸糞が悪くなるような話だが、これは中央アジアにおけるウィグル人たちの境遇が証明している現実である。ただ日本のマスコミ様が報じないだけ。当然、日本でも同じことをやる可能性は、極めて高い。

なんで沖縄本島ではなく、西表や与那国なのかといえば、この二島には小規模ながら港湾と空港があるからだ。もちろん本命は沖縄本島なのだが、ここには米軍基地がある。

冷戦終了後、軍隊の再編を行った結果、沖縄はアメリカの海外基地では最大の兵站拠点となった。そうそう容易に手放すはずがなく、もちろんシナの傀儡政権の樹立など認める訳がない。

だから沖縄列島のはずれの島を実効支配して、まずは実績を作る。いずれ(数十年後でも良し)は沖縄本島のみならず、日本列島そのものを自治区として支配するのがシナの目的である。

日本のマスコミ様が報じないので書いておくと、シナの政府公認の資料には、西太平洋の国々、インドネシア、タイ、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドはいずれもシナの支配下において自治区と表示されている。

この計画の実現のため、シナは毎年数十兆円の予算を投下して、空軍及び海軍の増強を着々と進めている。そのことを書き記したのが表題の作品である。シナは既に20年かけて、この軍事力増強を続けている。

単に武器や基地を増やすだけではない。東南アジア各地に華僑と呼ばれる在外シナ人を増やしていき、経済を握り政治への影響力を強めている。いくら平和好きな日本人が目を背けようが、シナの侵略は着々と進んでいる。

では、日本は今後どうするべきなのか。アメリカとて、いつまでも日本を助けてくれるとは限らない。自国第一のアメリカが、日本列島の支配権をシナに譲り渡す可能性が皆無とは言えまい。

日本がまず第一にやるべきは、憲法改正でもなければ、自衛隊の増強でもありません。日本国内にあって平和の夢を貪り、過酷な現実を直視しない人々を看過しないことです。

たとえば沖縄の辺野古への移転反対運動をする人たち。これは、これで自由ですけれど、私は見過ごしてはいけないと思うのは、この反対運動をしている人たちの多くが、沖縄の人ではなく、本土のプロ市民であること。また、コリアやシナの人が混じっていることをを報道しないマスコミです。

たしかに日本は世界でも指折りの平和な社会だと思いますが、それに安住して「そこにある危機」を見過ごすことは、利敵行為だと言ってよい。平和を守るとは、なにもしないことではなく、しなければいけないことをすることであり、せめてその覚悟くらいは示すべきなのです。

ところがマスコミ、教職員、労働組合員のなかには、事なかれ平和主義が蔓延している。彼らを弾劾せよとは言いませんが、せめて見て見ぬ振りはしないで欲しい。彼らを放置することは、容認することに等しい。

おかしいことは、おかしいと発言できない雰囲気は、明らかにオカシイです。事実を報道しないマスコミを購買することは、協力することに等しいと思いますよ。

コメント
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