小泉環境大臣の失言

未熟、その一言に尽きる。

ちょっと前の事だが、小泉進次郎環境大臣がやらかした。「プラスチィックは石油から作られてます。」この発言だけなら良い。その後続けて「これ、意外と知られていません」とやらかした。

なにドヤ顔で間抜けな発言しているのだと訝しんだ。ちなみにネット上では見事に炎上したらしい。

おそらくだが、石油ショックを知っている世代ならば、プラスチィックが化学石油製品であることは常識だと思うし、概ね９割程度の日本人は知っていると思う。なのに、「意外と・・・」などとひけらかすから、当然に馬鹿にされてしまう。

ただね、知らない人も少数ながらいるはずだし、そのような人たちを啓蒙する目的での発言なら、それはそれで良いと思う。その後の余計なひと言が問題なのだと思う。

多分、この人、そこそこ勉強は出来るし、それなりに努力家なのだと思う。環境大臣として、彼なりに頑張って勉強したのだろう。でも、この人、気付いていない。その程度の努力はみんなやっていることを。

だから、あの程度の知識をドヤ顔で発言できるのだろう。努力や知識だけでは身に付かない見識に欠けているのは、社会人として圧倒的に経験不足なのだろう。つまり未熟者なのだろう。

それでも政治家を輩出し続ける小泉家の御曹司としての立場から、周囲から持ち上げられる。未熟でありながら、その器量に不相当な地位と立場に置かれるのは、ある意味不幸ではある。

少し同情してあげてもイイと思うけど、支持は出来ないし、将来も期待薄の政治家としか言いようがないな。