入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’16年「夏」 (54)

2016年07月12日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  時代遅れをウリにしてきた入笠牧場キャンプ場も、時には時代の流れの飛沫くらいは浴びるわけで、先週末には天体望遠鏡が届き、今日は露天用の特注風呂桶一式が運び込まれた。特注風呂の贈り主は畏友のS君で、彼は以前からこの美しい星空の見える場所に露天風呂を設けるべきだと主張し、ついにそれを実現した、いやしてくれた。
 大人でも余裕で3人、いや4人でも可能だが、写真で分かるように、完全露天風呂のため風呂に入る以外に身を隠すことができない。公序良俗に反することはもちろんできないが、この野趣溢れる雰囲気も無視することはできない。さあどうするか。一案として入浴は夜間のみとして、わずかな星の光だけを頼りに入浴する、ということにしたらどうだろうか。



 まだどのように営業するかは未定だが、数多き友人たちの意見を参考にして決めたい。ただ、賢しら口をきくようだが、天体望遠鏡もこの風呂も、あまり営業に利用しようとは思っていない。だから、いつでも利用できる、というわけにはいかないと思う。
 ここの第一のウリは静寂、8月の盆のころはさすがに長年通ってくれる懐かしい顔が多数やってくるが、他の季節は深い山気と、星空の美しさに魅了されたいと思う人たちが主になる。今後もそういう人らに気に入られ、喜ばれ、愛されたいと願っている。



 今、湯の加減を見に行ったら、煙突から煙が上がっていた。ありがとう、S君。雲さえなければ、この煙突の上に「夏の大三角形」が現れるはず。早く来て、湯船の中から得意の歌を聞かせてくれろ。

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては、カテゴリー別の「H28年度の営業案内」をご覧ください。






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