
ボクが噂のマッキー2代目(種牛=雄和牛)です
たまに「ウオー」ぐらいは言うが、牛はどうやって意志を通じ合うのかいまだによく分からない。夕暮れ時になるとどこからともなくゾロゾロと下りてきて、水場で一時を過ごし、塩鉢を探り、また集団でどこへともなく去っていく。今夜のねぐらはどの牛が決めるのか、まだよくと分からない。和牛が圧倒的に群れを主導はするが、このごろはその和牛たちだけで行動しようとするふうにも見える。
第4牧区に移してから二日目、今日初めて全頭の牛の確認を終えることができた。これが済まないと、何か心配事でもあるようで、すっきりとした気分になれない。ちょうど午後になって、群れが一群にまとまったようだったので、双眼鏡の助けも借りて1頭毎に耳に付けてある牧場の番号札か、彼女らののIDである耳標を読んでいくことにした。ところが動きが早くて、しかも小さな流れのあるコナシの林の中を移動していたため、頭数確認が困難になってきた。
牛の中には水を飲もうとするのもいれば、もう水は充分だというのもいる。所構わず大きなのを落とすのさえいる。ともかく、重複を覚悟で番号をメモして、小屋に戻ってから消込みをすることにした。結果、今日は3頭の見落としがあった。
こういう場合には再度出掛けていき、この3頭を群れの中から探し出さなければならない。44頭の中から見付けるのだから簡単なことではないし、そのためにはかなりの距離を行くこともある。しかし今日は上手くいった。ダケカンバの森の中の群に、3頭がいた。
相変わらずの梅雨空だが、鳥の声がよく聞こえてくる。牧場(まきば)の夕暮れ、いい時間がゆっくりと流れていく。
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