
9月は雨が多く、そのくせキノコは駄目という、今年はよく分からん秋の始まり方だった。その雨が祟ってか、今月の売り上げが対前年度比でわずかながら負けた。今年度で初の黒星だった。しかし、ということは、今年のこれまでの営業成績は、決して悪くなかったということになる。
この半年ばかりを振り返ると、キャンプ場も山小屋も割合に平穏だった。それでいて、というか、それでこそ、好ましい営業ができたと思っている。混雑が予想された5月の連休やお盆のころも利用者にとっては、他所に比べれば静かで余裕のある野外生活や、山小屋生活が楽しめたのではないのだろうか。
それにしても天気には、全く泣かされてばかりいた。新月の時期、毎月でも出掛けてきたかったはずの〝星の狩人″かんと氏やTBI氏がいい例だが、4月と5月に来ただけで、予約こそ来るも悪天がそれを阻み、声はするけど姿の見えない人になってしまった。まあかんと氏の場合は、自身が「雨を呼ぶ」という噂を聞いたこともあるのだが。
きょう、下から畜産課長、同係長、それにコンサルタントのY氏も来て、草の状況を見ながら牛の下牧時期の検討を行った。10月の初旬とするか中旬まで残すかを思案しているそんなときに、7頭だけ先行させろという連絡がいきなり入ってきて当然ながら当惑、混乱した。で、その7頭と一緒にもしマッキーも下ろせるなら、残りの牛は牧区を一緒くたにして中旬まで引っ張ろうかという線で大体落ち着いた。
この牧場には、マッキーさまによる自然交配を求めて入牧した牛たちと、そうでない単なる放牧だけを目的の牛たちがいるから、そうでない牛たちにまでマッキーに仕事をされては困るのだ。もう、マッキーはその大役を終えたはずだが、きょうはコンサルタントをしつこく追いかけ、威嚇したりして大分荒れていた。どうしたというのだろう。
Umeさん、「焼合わせ」のツタウルシ、そろそろ見ごろでござる。
これからの季節は時代遅れの山小屋がオススメ。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」と「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。