入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「冬」(12)

2019年01月12日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 急に思い立って、HALを連れて上に行ってきた。小屋や周囲の様子を見たかったのと、ついでに元旦の夜明け前、山の中で別れて以来の山奥氏の消息も知っておきたかった。
 それにしても、今冬は予想を超えて雪が少なく、驚いた。今の状態なら伊那側からは車を使って楽に行くことができる。雪道使用のタイヤ、それに四駆であれば完璧、間違いない。
 凍みが緩んだのか、山室川の河原に残る氷は空気を含んで白く、年末に上がった時の刺すような寒さを、外気にも、水の流れにも感じなかった。



 上に着けばなんと2度。最近の里の寒さから推しても、当然、気温はもっと低いと思っていた。このままで終わるとは思わないが、それにしても拍子抜けがしたとはこのことだ。
 昼時だったのでマナスルの本館へ立ち寄ってみた。相変わらずそこは盛況で、結構な人数の登山客が昼食を食べていた。少し空いてからにしようかと、外で犬を連れた一組の夫婦と無駄話をしていたら、台所の窓が開いた。そして、小屋主の山口さんが声をかけてくれた。新年のあいさつもそこそこに「三沢さんauですね」と言われ、以前にスポンサー名は伏せて、彼にもある件で相談したことを思い出した。宿泊者用の食堂に招かれ、久しぶりに評判のビーフシチューを食べた。美味かった。
 考えてみれば3連休、牧場の小屋は無人だが(涙)、入笠山に来る登山者なら、あのくらいはいてもおかしくはない。惜しむらくは、もう少し雪があって欲しかっただろう。それでもスノーシューズをザックに括りつけた人、アイゼンを履いたままの人、冬の装備は怠りなし、といったところだった。ああいう道具が役立つのは、この冬は、2月に入ってからだろうか。
 そうそう、山奥氏はまだ回復途上のようだったので、電話で話しただけでそっとしておいた。

 赤羽さん、いせきさん、その他各位、そういうことです。入笠牧場の実力です。

  日が傾きかけた長い影を引く落葉樹の森や牧場も、やがては雪の中に眠るでしょう。お出掛けください。
冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。


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