入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「冬」 (19)

2019年01月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日、また1週間ぶりに入笠へ行ってきた。入笠牧場周辺は雪こそ少なかったが、冬の落ち着きと、静けさ・・・、風もなく、中級山岳はかくあるべきと言うような行儀の良さ、品位までも感じた。初冬からこの時季まで、風景や周囲の趣といったものに大きな変化はない。しかしそれがいいのだ。繰り返しになるが、自然はじっとして、素っ気なく、その沈思しているような表情がなんともいい。





 今回は北原のお師匠という同行者がいた。芝平の旧住民たちとカラオケの集まりがあるということだったが、やはり師も芝平や入笠に誘えば、無理しても予定を変えたりもする。それだけ、二つの土地に寄せる思いは熱い。その熱い者同士が、小屋の前にある日当たりの良い場所を選んで椅子を出し、腰を据え、ただ漫然と時の過ぎていくのに任せた。お師匠はすでに90歳、心中に去来する思いはいろいろとあるだろうが、そっとしておいて聞かない。それぞれが、それぞれの入笠と対話していればそれで、胸は膨れる。
 帰りに、荊口の「弘妙寺」に立ち寄った。師も古い檀家である。この古刹の歴史について多少の知識はあったが、初めて住職に案内して貰い本堂の中をゆっくりと見て回ることができた。大いに感動した。元々は真言宗の寺だったが1444年に日蓮宗に改宗され、そのせいでか、古い仏像が多数、災禍を逃れて大切に残されている。以前に庫裏にお邪魔した際、「気の寺」としての実力を充分に体感させてもらったが、今回、その思いを改めて強くした。日蓮宗は法華道、高座岩と、縁は深くて結び付きても強い。
 師からは、「豊かだった廃村・芝平にかつてあった山の暮らしの名残りを感じる旅」という小冊子を貰った。機会をみて、また芝平についても呟きたい。
 
 雪が少ないせいもあるが、今冬の予約はまだかんとさん1名、2月の第1週があるだけ。天気次第だが、車で上がれれば受けるつもり。募る、便乗者。後悔はさせない。
冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。




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