入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「冬」 (5)

2019年01月05日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 年末年始を上で過ごした際、左足の踵がどうやら皸(あかぎれ)になってしまったようだ。帰りの車の中で違和感を感じたが、あれから5日、まだ痛む。多分、管理棟と小屋の行き来に、素足のままサンダルを履いていたのが祟ったのだろう。そんなことはこれまでもよくやっていたことだが、体力の衰えか、寒波の仕業か。あの3日間で一応、マイナス13度までは確認しているが、それがとりたてて言うほどの寒さだったとも思わない。

 先日3日のNHKの番組で、主にドローンを利用した穂高周辺の空撮の模様を放送していた。番組ではその前に、燕岳周辺もやったようだが、それは見なかった。美しい3千メートル級の冬山の映像が次々と見られてよかったのだが、あそこに登場していた進行役の女性は山は素人のようだった。NHKには朗読の達人ならいくらでもいるのだし、しっかりと準備した原稿でも読んでもらった方が、もっと良かったのではなかったか、というのが感想だった。もちろん彼女には何の落ち度もないが、発せられる言葉は、あれは茶の間の炬燵の中で見ている視聴者のもの、そのものだ。何の変りもない。
 それと、取材関係者が利用した冬季小屋、まだあんな粗末な状態だったとは驚いた。夏場には、山とは思えないハイカラで派手な催しをやったり、オーケストラまで呼んだこともあるというのに、そのあまりの違い、落差。営業にならないというなら、料金もしっかり取る工夫をしたらいい。日本一の場所に小屋を持ち、夏場は困るほど客が押し寄せるというのに。
 最近の山小屋は訪れた登山者の快適さを重視し、食事や寝場所、便所も随分と良くなったと聞く。そういう努力のほんの少しを、冬季にやって来る登山者のためにも分けて上げたらと、あの番組を見ていて感じた。もっともそれは、あっちが雄牛ならこっちはモグラかネズミだとしても、当然、わが時代遅れの山小屋についても、撥ね返ってくる課題である。ホントになぁ、ムー・・・。最後は弱気になって退場。

 日が傾きかけた長い影を引く落葉樹の森や牧場も、やがては雪の中に眠るでしょう。
冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。




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