
突然のことながら、今週末の小屋の営業を中止することにした。予約してくれた3人の方々には、すでに連絡し、承諾を得たものの、大変に申し訳ないことをしてしまった。予約を受けた側としても断腸の思いでいる。もちろん、予約者数の問題などではないことは、強調しておきたい。一度受けた以上はたとえ一人であっても、そういうことを理由にはしない。
ここでも呟いたように昨日、雪の状況などの下見を兼ねて上に行ってきたのも、降雪量によっては、下から歩いて行くことになるからだ。慎重な判断が要るし、そうなれば天候いかんでは緊張もする。いつも山は、入笠はと、気楽に呟いていると思われるかも知れないが、「古来稀」なる年齢を考えればそうばかりではない。雪の山道を歩いて登るとなれば、2時間そこそこの記録もあるが、今の時季ならやはり4時間ぐらいは見ておく必要がある。週末に備えて張りつめていた気が抜けて、これからの1週間が真っ白になってしまった。
当然、中止の理由を明らかにすべきだろうが、どうしても都合が付かなくなったということだけにしておきたい。ただ今回のように、こちらから中止したことは、これまでに一度もない。体調不良でもなければ、知人とか友人の不幸でもない。また、なぜ冬の営業にこれだけ血道を上げるのかもだが、同じ入笠でも、静かな伊那側の冬を体験し味わってほしいからで、個人的には自己満足以外には何もない。それと、伊那側の入笠や牧場への「声なき声」にでもなれたらという思いは、まだ捨てずに持っているつもりだ。
昨日も弁天様まで雪道を歩いて来た人の足跡が、そこで引き返しているのを目にした。もう少し奥まで行けばよかったのにと思えるような足跡に見えた。冬のテイ沢もいいが、本家・御所平峠から高座岩までの往復とか、峠から御所平を通り御所が池までの往復もある。昨夏に一組だけ見掛けたが、入笠山の西側に位置する大沢山を周回する雪の林道を歩くのもいいものだ。ただ、登山口から入笠山頂まで片道30分ほどで往復できるほど甘くはない。冬山であることに変わりはない、と言っておくべきだろう。
きょうのPHは昨日の荊口の様子。これから山室川に沿って上り、芝平を通過して牧場までまだ20キロ近くある。(19)で触れた古刹「弘妙寺(ぐみょうじ)」はこの橋を渡り少し行けばある。
「冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければ幸いです。