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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「夏」 (20)

2019年07月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 さすがにこれだけ雨が降ると、草の生育は早い。目の前に見えている大型の囲い罠も、牛に食べ尽くされたはずの草がまたかなり伸びてきた。
 
 6月に入牧した種牛がやたらと人を威嚇し危険なため、しばらく囲いの中で様子を見ることにして、その間は給餌を続けていた。そのヘイ・キューブ(干し草をロール状にした牛の飼料)を運び入れた際に、止め射しに用に使うナイフまで一緒に投げ込んでしまったので、昨日それを探そうと久しぶりに囲いの中に入った。その時、久しく猟をやってない鹿のことも頭をよぎった。
 今年はイノシシの被害が凄く、それが今も続いていて、とても鹿にまで手が回らないと決めていた。ところが先程、下から鹿の捕獲を催促する電話が入って、キャンパーが来ると鹿は警戒を強めるからその前にやろうと、日にちまで指定してきた。釣り堀でニジマスを釣るような話とは違い、いくら一時は本州で一番の捕獲実績を誇ったとはいっても、そうそう思うようにいくわけがない。しかし、それを口にはしなかった。
 その時の会話だが、猿は爆音機が鳴っても平気で果樹を食べているとその人A氏は言った。先日爆音機の接続などをやって貰ったK氏も、彼も鉄砲撃ちだが、その時に爆音機の効果については懐疑的な話をした。昨日、その設定の確認や取り付けの強化に行った時、またしてもイノシシに新たなパズルの回答を迫られ、怒り心頭に達したばかりだった。それで、爆音機に期待できなければどんなことをしても罠を仕掛けるしかないと、篠突く雨の中で改めて決意した。
 きょう電話してきたA氏は猟歴は長い。猟の知識も豊富だ。いろいろ話すうち、牧草地に罠を掛けるのではなくて、近くの雑木林でやってみてはどうかと、それとなく言われた。正しく目に鱗、確かにそこなら罠の支点の問題は解決する。それに、以前にその林の中で実際にイノシシを捕獲したこともあった。出題されたパズルの惨状に目が奪われてイノシシの生態についてうっかりしていたが、アイツ等も"森の住人"だったワイ。
 ウーン、また仕事を増やすことになってしまったが・・・、さて。

 小屋は、当面ですが8月は9日から12日、14日から17日(予備の仮押さえ)、21日から23日、そして9月は4日から6日、が貸切りで埋まっています。どうしてもという場合、他に10畳2間あります。また変更の可能性もあり、予約時に確認願います。

  営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。







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