入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     24年「冬」(20)

2024年01月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 誤って、独り言を消してしまった。もう、やり直す気力がない。

 この写真に写る干し草を丸めたヘイキューブ、前回ここを通った時はなかった。この近くに牛を飼う人がいるのだろう。しかしたった2個、1頭の牛を放牧だけで育てるとしたら1ヘクタールの土地が必要だと言われた。これでどれほどの牛の役に立つのだろうか。
 
 酪農の現状も厳しいと聞いている。わが入笠牧場も乳牛よりか肉牛が増えた。牛乳の値段がパック1本あたりで10円上がっても大騒ぎになる。やる気を失う気持も分かる。といって、肉牛だって楽観はできないだろう。
 食の大切さはよく話題にされても、酪農ばかりか農業は効率が悪い。ここら辺りでは高齢者の仕事になってしまって、後を継ぐ人も減っているのが現状だ。また、継ぎたい人が現れても、おいそれと技術、知識は身に付かないだろう。

 捨て置かれたような2個のヘイキューブを見ながら歩いていたら、いつの間にか峠が間近に見えてきた。西山は吹雪いて見えない。
 昨年で辞めるつもりでいた牧守業も、来年まで続けることになるかも知れない。
 本日はこの辺で。
 

 
コメント
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