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IC348 Photo by かんと氏
思いがけずもかんと氏から、素晴らしい天体写真がまた3枚届いた。順次掲載させていただく。入笠はこのブログでも折に触れて現状を報告しているが、いまだ深い雪の中にある。たくさんの観測機材を持ち込むことはできないから、まだしばらくは、入笠牧場から眺める、美しい冬の星空を撮影することはできない。
近年は花や温泉と並んで、夜空の美しい高原が一般の人の人気を集め、星空は観光資源としても大きな役割を果たすようになった。天文ファンも増えているそうで、だからなのか書店へ行けば、この分野の書籍、類書が溢れている。
中級山岳地帯の中にある牧場、その景観、そして美しい星空・・・、入笠は一部のハイカーや天文ファンにはつとに有名だが、残念ながら当牧場はそうした恵まれた条件を、観光面では充分に生かしてこれなかった。牧場内には充分な広さのキャンプ場や、「時代遅れ」とか言ってるが、山小屋もある。20年以上も、毎年のように来てくれる人や団体もいる。たが、ともかくこれまでは人より、牛を優先せざるを得なかった。
そろそろ、新しい視点での経営や、活用の巾を拡げる努力が必要になってきた。三年続けてみた冬季営業も好評だったように、牧場を含めて周囲の環境には充分に恵まれている、と断言してもよい。
そういう折に、かんと氏やTBIさんと知り合えたことは大きかった。二人とも、嬉しいことに、ここの観測地や環境を気に入ってくれた。そして素晴らしい天体写真の数々を物し、このブログのために提供してくれた。
IC348はすでに一度このブログで紹介させてもらっているが、確かにかんと氏の言うように今度の方がより鮮明な色合いで、遙かな宇宙の神秘的な雰囲気が伝わってくる。明日もお楽しみに。
三月一杯で年度が新しくなる。密かな目標があったが、さてどうだろう、残り半月。こうなったら、小屋への宿泊を条件に、法華道や周囲の案内人も引き受けようか。2月24日のブログには、受け入れの最低条件も書きましたが、ともかくご相談ください。問い合わせ先:JA上伊那東部支所組合員課(直通:0265-94-2473)、または当ブログのコメント欄まで。