★乱塾する個別と講師の質
金木犀の香りがすると思い出すのが故郷の秋祭り。昔は学校が休みだった。五穀豊穣を祈り各神社を回るのだがいくつになってもこの香りは故郷を届けてくれる。私の故郷は愛媛県の新居浜市で伊予西条駅と新居浜駅の中間に中萩駅という今では無人の小さな駅がある。この駅前が私の実家です。10月15日から3日間町中を練り歩き飯積神社に集結します。今や有名な太鼓台であります。
今日は1+1は1・2・3そして0・-1についてお話をしていきたいと思います。11月には期末テストや実力テストが始まりますし何よりもセンター試験の申し込みも終えました。いよいよ受験シーズンに突入です。つまり受験は勉強の結果を競う場であり受験を人生の一部分と捉える流れでもあります。ですから必死になって勉強をするのですが目の色が変わってきた方やまだのんびりしている方も見えます。しかし、国公立を受験する方はさすが目の色が変わってきました。大学受験につきましては http://mm-homepage.com/dozan/ の「大学入試情報センター」の欄を参照ください。
そう言う中で指導していく我々の立場からお話しますと非常に成長した生徒、あまり変わらない生徒、そして逆に成績が下がっていく生徒と分れてきます。もう少しこのことを分析説明していきます。
不景気になれば桶屋が儲かるではないですが塾は乱塾致します。逆に景気が良くなると塾は妙に減って来るのです。これは私が20年個別指導をしてきた実感であります。つまり不景気で退職された方が金はある、時間がある、しかしすることがない。だがバブルを生きてきた人間はその金で仕入れの要らない学習塾に目をやって来る。それが今までの慣習でした。ですから不景気になれば塾は増えます。だが20年もデフレ状況が続き正規社員が少なく非正規社員、派遣社員ばかりが多くなってきている格差社会を見ますと非常に一抹の不安を感じます。追い打ちをかけるのが少子化です、2040年には現在の8割になると予想されています。そう言う中で果たして明光義塾は生き残れるのか、もっと突き詰めれば明光義塾長良教室&芥見教室は生き残ることが出来き勝ち組になれるのか・・・。全く予想は出来ません。実はこのブログのタイトルはそこを前提としてお話しているのです。
塾が不景気だから増えてきた。少子化で講師の学生たちも東海地方に見える方はいいけども自分たちで育てた学生は県外に行ってしまう。残ったものは何とかi
い講師をということになります。indeedさんにお世話になりその他沢山の方にお世話になっていますが長く続く人もいればすぐに辞めてしまう人も見えます。でもそこで辛抱し頑張った人は子供の人気者になりこの方なら将来立派な社会人になるだろうと思う人も見えます。従って私どもはいくら講師が不足しても講師の質に拘りを持っています。現役医学部医学科、薬大生、教育学部の方、元学校の教諭、社会人のかたなど多彩です。元々は学生ばかりでした今は変化に富んでいますし敢えてそうしています。つまり講習後アンケートを実名で実施いたしますがA先生の話は分かる、分からない、巡回速度、ノートの書き込み、その他気が付いたことを書いていただきます。そして即対応をして出来るだけ固定化していきます。個別指導での先生の固定化は非常に難しいですが長良教室&芥見教室は準固定化しています。
その講師陣の皆さんと講師研修を致しますが生徒の理解度のバラツキをどうしていくかということが出てきます。集団塾は入塾テストがありますので比較的成績を揃えています。しかし、表向きはそうでも最近ではいいクラスは一クラスであとは兎に角入れよということみたいです。つまり少子化で子供が集まらないのです。集まらないということは経営が成り立ちませんから誰でもいいということでテストがあっても意味をなさない集団塾も多いです。何故この時期にチラシがと思われたらきっとその関係かと思います。では個別はどうだと言いますとこれはもう正直ピンキリです。ですから私共はそれぞれがブースで仕切られています。そして固定化していくのです。質問が出来ない子供でも毎回同じ先生だと気心が分かります。ですからここがポイントになります。
その講師の皆さんがお子さんを指導する時、最初にポイントの部分をノートに書かせて確認を致します。数学ならばここで確認テスト、計算トレーニング、英語ならばリスニング、長文を、そして確認テストを始めるのですが何分時間が制約されています。従って他塾は丸付けを自分でさせているようですが私どもは講師の方が丸付けし間違いの説明をノートに大きく書いて自宅に帰り再度ノートに復讐をする。単なるこれだけの反復になります。問題はここからなのです。
問題は1つの問題、ポイントを説明したら子供はいくつ反応するかということなのです。ですから1+1は2でありますが化学反応を起こし2では駄目なのです。3・4・5と発展していく、応用を働かせていくことが成績を伸ばす一番の力なのです。しかし、そのポイントを説明してそこだけしか分からない子も見えます。それが1+1は1なのです。2にはならない。ここに問題があります。そのお子さんは2にたどり着く過程に問題があるのですが本当に理解できていないのです。ある意味ー1になっている事も充分考えることが出来し、指導者としてはその辺も想定内に入れておく必要があります。1+1はー1の場合はもうその時点の問題よりも以前の問題が理解されていないと判断していいです。もっと簡単に言えば英語の単語が分からずに文章が理解できないのと一緒です。ならば辞書を引いて調べればいいのですがそこまでの気持ちがない場合ー1・0になりうる可能性はあります。結果的に勉強嫌いになってしまうのです。躓いたと思い後戻りすること、指摘されることが怖くなるのです。その点集団塾はスルーしますから全く関係はありません。この1を教えて3・4を知る子はいいですが1や0、-1のお子さんをどのようにして3・4が理解できるようにするのか・・・。それは結論から言って講師の質の問題なのです。
個別の先生と気が合って楽しいと思っても問題が解けなければ何も意味はありません。私は明るい笑い声のする塾は求めていません。笑いは禁止にしています。にこっと笑顔を見せることはいいのですが大きな声で笑った場合講師であれ生徒であれ私は面談中でも平気で叱ります。つまり邪魔になるのです。ですから私の教室は笑い声はありません。でも気持ちはみんな爽やかな気になっているはずです。そこが大事ではないでしょうか。他塾と違う点は私どもの講師はかなりそういう意味で社会奉仕を前提に頑張っていこうとしている皆さんが多いということかもしれません。非常に理系に進みたい、将来医者になりたい、看護師になりたいなどIT関連や薬剤師になりたいなど非常に理系に特化した塾でもあります。ですから高校生が生徒の半数を・占めているのだと思います。かと言って文系に進む方はどうなのかと言えばそれはそれで問題はありません。あまり偏ることもよくないのですが1+1を3・4・5に発展的に考えを伸ばしてあげることが必要になります。目先のテストだけでなくその先の人生を捉えた指導を心掛けているのです。勿論テストの中身がよくないと話にはなりませんし塾としての体をなさないことになりますのでそこはきちっと抑えています。
<今日の言葉>
『点が将来結びつくと信じなくてはいけない。信じるものをもたなくてはいけないのだ』
スティーブ・ジョブス(米国の実業家、アップル創業者)
<今週のYouTube>
故郷の秋祭りを思い出しながら永井龍雲の「心象風景」を聞いています
心象風景/永井龍雲
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長良教室 058-210-1730
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