闇である。
あまりにも重なった。
♪ アーア
君をのせて 夜の海を
渡る舟になろう 「君をのせて」
♪ 荒れた青春の海は厳しいけれど
明日の岸辺へと夢の舟よ進め 「手紙 ~拝啓 十五の君へ~ 」
♪ 消え残る街灯り 女は待ってる
肩すぼめ襟をたて 冷たいホラ風の中 「待っている女」
スタジオの闇の中に
ドライアイスの海が現れ
ジュリーは 歌っていた。
“どーもー”の司会者は どんなドレスを着ていたのだったか…。
大阪城ホールの ど真ん中。
幾筋かのスポットライトに浮かび上がるピアノ。
アンジェラは弾き、アンジェラは歌った。
ひろしの姿は 思い出せない。
「夜空」「千曲川」ふと気になった時から
“アイデンティティー求めて 寒風吹きすさぶ中 さすらわせたら 日本一!”的
五木楽曲に魅せられた。
五木出演!と気づく度に
「どの曲歌うの?」とドキドキし、
「・・・」となったり…。
(↑ワタシの趣味があまりに偏りすぎなのか。)
タイムトラベラーな闇は重なり、
闇の温度に驚いた。
力強く、暖かく、それぞれに生きていた。
[2012/10/18 編集]