■大澤知事の公舎女性宿泊問題については、市民オンブズマン群馬のメンバー2名が、現在前橋地裁で、知事を相手取り、知事公舎妾宅化損害賠償請求事件を係争中ですが、いまから16ヶ月前の、スクープ記事を掲載した週刊誌の発売日だった平成23年7月13日午後開かれた臨時記者会見のやりとりと、それ以降に行われた記者会見での発言内容を、これまで判明した事実と照らして、その虚実について検証してみました。当該記者会見のやりとりは群馬県のHPに掲載されています。なお、当会のコメントを青字で付記してあります。
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000035.html
【臨時知事記者会見要旨(7月13日)】
■日時 平成23年7月13日(水)午後2時00分~2時25分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事、企画部副部長
記者:記者クラブ所属記者等 25人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎知事発言
本日発売の週刊誌の記事について、忙しい中、急な記者会見のお願いをしました。大変恐縮に存じています。
まず、本日発売の週刊誌に、私の行動が取り上げられ、県民の皆さまの信頼を傷つけることになったことに対しまして、深くお詫びを申し上げます。知事に就任して以来、県政推進のため、これまで精一杯努力をしてまいりました。そして、先の知事選挙においては、多くの県民の皆さまのご支援をいただき、再び県政を担当させていただくこととなりました。その矢先に、私事とはいえ誤解や憶測を生む行動により、県民の皆さまにご迷惑をおかけしたことを誠に申し訳なく思っています。深く反省し、今後なお一層、自分自身を戒め、県民の皆さまの信頼に応えられるよう、誠心誠意精進し、努力してまいります。
今は、県政の遅滞が許される時ではありません。一刻も早く景気を回復させ、県民生活の安定を確保するために全力を尽くしてまいりたいと考えています。県経済の活性化や県民生活の安全安心の確保など、県政の課題推進に身を粉にして取り組んでまいる覚悟です。皆さま方のご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、重ねて県民の皆さまにお詫びを申し上げます。
◎質疑応答
○週刊誌の報道について
(記者)
今回の週刊誌で一部報道がありました記事の内容についてですが、その真偽のほどは、知事もご覧になったと思いますが、一言お願いします。
(知事)
記事の中で女性は、愛人であるというようなことが書かれていましたが、それは記者の方にも丁寧に説明を申し上げた訳ですが、愛人ではありません。こういった事態を生じさせ、私としても先さまに大変ご迷惑を掛けたとお詫びを申し上げたところです。また、私の長男、そして家内からも今回の(誤解を招くような行動をとった)ことに関して、強く叱責をされました。家族にはよく説明し理解を得ることができました。私自身、もっと自分自身を戒めなければならないとの強い思いを持っています。 ←【当会:愛人ではありません、というだけで、どのような関係なのか説明がない。県職員や同僚県議らは、皆「愛人」だと思っているが、なぜ当事者なのに否定するのだろうか。家族によく説明し理解を得られたというが、通常では不倫がばれたらタダでは済まないはずで、到底考えられないことである】
(記者)
今回の記事の中に、女性を知事公舎に宿泊させたという事実が書かれていましたが、これについては事実なのでしょうか。
(知事)
女性は、月に1度、社会福祉法人の事業報告をしてくれていました。ご存じのとおり、大変厳しい選挙がありまして、そのために、月に1度の報告が遅れました。たまたま記事に書かれた日になってしまった次第です。私は、県民の皆さまの深いご理解とご支援で選挙に勝たせていただいたわけでありまして、その高揚感で、女性と打合せをしながら、今考えますと深く反省をしていますが、うかつにも酒を飲んでしまい、いつの間にか相当酔って寝てしまったのです。車の運転ができなくなり、女性にお詫びをしました。結果的には宿泊させたことは事実です。 ←【当会:月に一度というが、7月8日(金)での事業報告は不自然。なぜ報告に来る女性を車で迎えに行って、連れて来たのか。そんな時間があるなら、なぜ、近くの喫茶店などで打ち合わせなかったのか。第一、ダウンジャケットを着た愛人が書類を持って公舎に入ることはあるまい】
(記者)
今回は、第三者を知事公舎に泊めるという、宿泊させるという行為については、われわれの取材では特に規定はないように理解をしているのですが、今回、宿泊をさせたことへの倫理的、もしくは道義的責任というのは、知事はどうお考えでしょうか。
(知事)
申し訳なく思っています。 ←【当会:公舎利用規則に定めてなければ、公舎を不倫の場として使ってもいいということらしい。管財課のこじつけの主張と完全に一致している。第一、大澤知事は単身での入居届を出していたのだから、愛人(=第三者)を恒常的に連れ込めないはず】
(記者)
道義的責任については感じているとお話がありましたが、先ほど県政に対して全力を傾けるとの趣旨の発言がありましたが、辞職もしくは辞任とのお考えはいかがでしょうか。
(知事)
多くの皆さまの期待を得て再選したわけですので、その県民の負託に応えるためにも、自分自身を戒め、誠心誠意精進して、さらに群馬県の発展のために努力することが、私に課せられた使命であると考えています。 ←【当会:知事に課せられた使命は、潔く公舎を不倫の場として使った責任を取って辞任することじゃないのか】
(記者)
それは続投と言うことで、お辞めになる意思はないと理解してよろしいでしょうか。
(知事)
はい。←【当会:道徳心のない、ただの不倫オヤジがたまたま当選しただけということか。だから、恥も外聞も無く、4年間知事の椅子にしがみつきたいという卑しい考えに染まる】
(記者)
今回の週刊誌の報道で、女性は宿泊されたのが今回の1回だけということでよろしいのでしょうか。
(知事)
はい。 ←【当会:ウソツキは泥棒の始まり】
(記者)
住民の話では、去年は30回で、今年はすでに13回泊まっているのではないかとの話を記者にしていますが、それに関するご見解をお伺いしてよろしいでしょうか。
(知事)
それは、意味が分かりません。先ほども言いましたが、月1回報告に来ていました。その記事を読んだところ、私が車を玄関先に止めた時が常にそういう時であろうとの臆測を持っていますが、毎回、私自身が公舎に泊まる時に、例えば2泊連続で泊まりの時には、背広2着、靴、下着、食料を全部持ってきますので、玄関において(車から)荷物を下ろす、帰る時には玄関において車に積んで、そこから出て行く。いつも駐車場から玄関先に車を持ってきて、そこで荷物の積み下ろしをして帰ることをしていますので、それを誤解されているのではないかと思っています。 ←【当会:車を玄関先に止めるのは、竹垣で愛人を連れ込むところが見えにくくて済むので大澤知事にとって安心感があるから。食料を持ちこむのに、酒は常備してあるのか。洗濯機や冷蔵庫はあるのか。靴箱はあるのか。キッチンには鍋や食器や調味料はあるのか。県民に公舎の内部を見学させないのは、そうした内部の様子がバレないようにするためか】
(記者)
それは、毎回自分で運転をして、マイカーで来られているということですか。
(知事)
そうです。 ←【当会:語るに落ちたというのはこのこと。そもそもマイカーで来ること自体、愛人を同乗させて公舎に連れ込むのを認めたことになる。その模様は入口のビデオカメラにも映っているはずで、県職員も知っていること】
(記者)
群馬県の公舎管理規則に、公務のために円滑に使用する目的と書いてあるのですが、公務外で使用されたということですが、この件に関してご自身で油断しているとか、懲戒処分を検討しているとかあるのでしょうか。
(知事)
私はそこまで考えてはいませんが、事業報告を受けていたわけですけれども、今後は、慎まなければいけないと思っています。 ←【当会:15年も不倫関係だったのに、いまさら慎んでどうするのか】
(記者)
県トップリーダーの知事がマイカーを運転されること自体、危機管理上問題はないのでしょうか。
(知事)
いろいろ言われています。ただ自分自身もたまには運転したいという気持ちもあり、何回かに1度は往復をしております。 ←【当会:マイカーを運転するのは愛人を同乗させるためということらしい】
(記者)
もう1点。先ほど知事がおっしゃっていたように景気の遅滞が許されないことと、まさにDCが開かれているわけですけれど、それの影響というのは想定されるものはありますか。
(知事)
いろいろご迷惑かけたと思っていますが、それに増して努力して乗り越えていきたいと思います。 ←【当会:この発言でわかるように選良としての自覚が全然見られない】
(記者)
記事について、女性は愛人ではないとか違った部分もあるとおっしゃていましたが、週刊誌側に対して、何かこれから抗議とか、何か伝えられるとか、そういった点で記事の中身に対してどういうふうに考えられますか。
(知事)
しかるべき方と相談して考えたいと思っています。 ←【当会:昨年7月からもう16か月が経過しているが、まだ相談しているのだろうか】
(記者)
しかるべき方とは、弁護士ということでよろしいですか。
(知事)
今は特定しません。 ←【当会:県の顧問弁護士にまさか相談していることはないだろうね】
(記者)
公舎の管理規則に明確に違反していないということですが、公舎を目的外に利用したということで、先ほど辞任のお考えはないということでしたが、例えばご自身に対する減給ですとか、その他何らかの処分を科すというお考えはありますでしょうか。
(知事)
よく考えたいと思います。←【当会:といいながら、現在までに我々県民の税金を原資とする知事給与1か月分という約118万円をあしなが育英会(東京都)に寄付しただけ。公舎管理規則を自ら違反しながら、辞任せずに居座ることは、公舎の前にある桃井小学校の児童への教育上もよくないのでは】
(記者)
昨日から今日にかけて、全国知事会議が秋田市で開かれていたと思うのですが、今回の問題の対応ということで、知事は中座されて戻ってこられたと思うのですが、震災後初めての全国知事会議で非常に重要な、日本の復興、それからエネルギー問題等非常に重要な案件をやっている会議を中座してしまったことについて、どのようにお考えですか。
(知事)
非常に申し訳なく思っています。2時まで出席していましたが、やはり知事会においてもこの問題でいろいろご迷惑をかけたくないという思いもあって、企画部長にお願いして、交替してきたところです。その対応自体はしっかりとやっています。発言すべきことは、私として発言してから戻ってきています。 ←【当会:全国知事会議より、自分の不倫発覚のほうが重大だったと言えばいいのに。むしろ、自分は知事会議に残り、企画部長を事後処理にあたらせれば公務優先の姿勢を県民に示せたのに】
(記者)
先ほど、今回問題になった女性について、愛人ではないという話をされたと思うのですが、もともとの関係と言いますか、どうやって知り合って、どういう経緯で今、社会福祉法人の役職につかれているか、その辺りの経緯を教えてください。
(知事)
彼女は昔、県議会の嘱託職員でした。私が見ていて非常に優秀な方だなとは思っていました。そして就職(先)を探しているという話を聞きまして、職安に履歴書を出すのだということで、その履歴書を見せていただいたら、日商の簿記1級を持っていましたので、当時うちの法人は私の娘が経理事務を行っていたものですから、ぜひ手伝って、娘を指導しながら頑張ってみてくれないかと言ったところ、本人もぜひやってみたいということで、うちの法人に招いたところです。 ←【当会:関係筋の情報では、彼女である■原■恵さんは元群銀の行員で、事情で退職後、県議会事務局にお茶くみやコピー取りなどの雑用係として雇われていて、高崎市選出の県議との間で彼女の争奪戦が繰り広げられ、大澤知事(当時県議)が勝利して自分の愛人にしたのであり、県議会関係者は誰でも知っているようだ。なにも彼女の履歴書を見なくても、経歴は熟知しているはず】
(記者)
それはいつの話でしょうか。
(知事)
調べてないのですが、10数年経ったでしょうか。 ←【当会:大澤知事はおとぼけがいまいち】
(記者)
知り合ってからは10年以上経つということでしょうか。昔、県議会時代から。
(知事)
そのくらい経ちますか。 ←【当会:マスコミの記者のほうが数枚上手で、大澤知事もたじたじといった感がわかる】
(記者)
10数年来の知人というのは、まず間違いないでしょうか。
(知事)
知人です。 ←【当会:10数年来の愛人とは絶対に認めたくないからこその発言か】
(記者)
記事の中に浴室を300万円ほどで改修したという事実が1点と、囲いの部分をかさ上げしたという話が記事の中にはあったかと思うのですが・・・。
(知事)
(囲いというのは)塀ですか。 ←【当会:おとぼけがいまいち】
(記者)
塀です。その件であの記事の中の書かれ方でいうと女性のためだというようなニュアンスで書かれていましたが、実際はどのような事実経過でああいった改修を行ったかというのをお話していただければと思います。
(知事)
これは県議会でも何度も質問がありました。私が当初は自宅から通うというかたちだったのですが、(当時の)知事公舎は前知事さんがなかなか出なかったのです。1ヵ月くらい延長して入っていたのだと思います。茂原副知事を副知事にしましたので、茂原さんを入れられるように副知事公舎を見に行った時に、これではあまりにもひどいので改修しようということで改修したのです。私が入居するために改修したのではなく、別に風呂だけではないのですが、副知事用に改修したわけです。その後、(公共施設の)あり方検討委員会を設けて議論して、あれ(当時の知事公舎)は壊そうということになって、私は近くのマンションでもということでいろいろ議論した中で、マンションだと警備上いろいろ問題があるということで、マンションをやめて、茂原副知事が部長公舎に入りますと言ってくれました。そこで、私が(副知事)公舎に入ることになりました。それと台風9号が9月にきまして、その時、自宅から通っていたものですから、危機管理として必要だという思いもありまして、副知事公舎を知事公舎として当面活用しようという思いで利用してました。 ←【当会:副知事用に改修したというが、最初から知事公舎を妾宅化するための改修であることが判明。それにしても、これは苦しいというか無理な言い訳だ。記者は公舎の改修の経緯を尋ねているのに、判り難く答えている。というか、答えざるを得ない事情がありあり。茂原副知事が副知事公舎に入居せず、部長後者に入ったというのは理屈がつかない。不倫中の大澤知事が、前知事の小寺が長年家族と一緒に住んでいた正式の知事公舎をはじめから使うつもりはなく、おおかた、管財課のすすめで、正式の知事公舎と比べてこじんまりとしている副知事公舎は、余り目だたないし、単身を装って入居するにはちょうどいいと考えたに違いない。有事の対応を強調するが、本来、有事の際は県庁で徹夜をしてでも采配を振るえばよく、休息をとるなら、すぐ近くのロイヤルホテルでもなんでも、ホテルの一室を借りればいいはず。それなのに、茂原がシゲハラがと副知事をダシにしたがるのは見苦しい】
(記者)
塀のかさ上げについては・・・。
(知事)
塀のかさ上げは、私ではなくて管財課が・・・。 ←【当会:管財課は知事の指示がなければ勝手に公舎の改修はしてはならないはず。なぜ管財課の名前がここで出てくるのか】
(副知事)
私も言いましたが、管財課にお願いをして副知事と知事の警備は全然度合いが違うのだから、裏の前橋市立図書館からちょっと手をかければ乗り越えられるような、そんな塀では駄目だと管財課に検討を指示した覚えがあります。それから先ほどお話しがありましたが、私の女房もあそこ(副知事公舎)に入るつもりで、それこそ大掃除をしたりきれいにして、入ることにしていたのです。 ←【当会:大澤知事のピンチに口を挟み、大澤知事と口裏を合わせる茂原副知事の存在がもっとも疑惑の焦点。信越セコムの機械式警備システムが完備しているのにこの釈明はあまりにも知事想い。なお、ここで見逃せないのは、副知事から管財課に指示が出たということ。開示された情報には、ほかからの指示はいっさい含まれていなかったため、副知事のこの発言はウソの可能性が高い】
(記者)
もともとは大澤知事が入られる前の話で、全く今回の関係はないということでしょうか。
(知事)
こじつけ的な感じです。あくまでも、あれは副知事公舎として改修していたものです。議会でも何回も質問があったのですが、この3月もまた同じ質問が出ました。いずれにせよ、副知事公舎の改修というのは、当初副知事が入居する予定で改修した工事で、私はおかしいとは思っていません。 ←【当会:大澤知事が入居後に2000万円以上の公金を投じているのに、よくまあこんなウソが言えるものだ】
(記者)
念のためなのですが、副知事は入居されていたのですよね。
(知事)
はい。何回か。 ←【当会:あれっ、茂原副知事は入居した形跡がないのに。またウソをついてしまっていいの】
(記者)
それは、期間的には、ちゃんと記録も残っているということでよろしいのですね。
(知事)
はい。 ←【当会:こうなると完全に居直りとしか思えない。開示資料によれば、副知事用の公舎だった大手町1号公舎から平成19年8月3日に、元・管財課課長だった高木勉副知事が退去したのは確か。しかし、同8月に茂原璋男副知事が入居予定だったというが、茂原副知事からの入居届けは出されていないはずだけど】
(記者)
(福祉)施設の知事との関係について、お尋ねします。今、(福祉)施設で、どういう立場に…。
(知事)
私は、立ち上げからずっと、(施設の業務を)やってきたわけですけれども、知事になりましてからは、顧問というかたち(立場)で、一切、報酬はいただいておりません。 ←【当会:報酬がないのになぜ経営に関与するのか。ボランティアでもあるまいに】
(記者)
今回、知事公舎ということが問題になったのですが、今後も知事公舎は、これまでと同じような使い方をされていくのか、それとも、先週の記者会見で、(知事公舎の)存廃について第三者委員会(を設けて検討する)というお話しもされていましたが、その辺については、何か考え方は…。
(知事)
私は、(知事公舎の)存廃について、もう一度よく検討していただいて良いと思っています。改修したばかりで、もったいないなということもあるのですけれども…。 ←【当会:自分の不倫現場の証拠隠滅をこのころから既に管財課に指示していたのか】
(記者)
先ほど、女性と公舎に入って、舞い上がってお酒を飲んでしまったというお話しがあったのですが、そもそも、そちらに泊まるという予定だったということですか。
(知事)
いえ、まるっきりないです。 ←【当会:愛人をしょっちゅうお泊まりさせていたのだから、酒も常備されていたはず】
(記者)
その場合に、知事が、週刊誌の記事によると、知事が女性を知事公舎まで送ったというふうに…。車でこちらのほうに入ってきたとあったと思うのですけれども、その場合には、二人でタクシーか何かで帰る手段を用意をされていたと…。
(知事)
二人ではなく、一人でです。 ←【当会:車で愛人を連れ込んていたから、タクシーなど呼ぶつもりもないのに】
(記者)
一人で。何かこう…。
(知事)
いつも自分の車で来たりして、報告に来ているのですけれども、あとは、タクシーで来たりもして、報告をして帰ったのですけれども…。あの日もタクシーで帰る予定だったのです。←【当会:愛人が報告のために自分の車で来たといっているが、週刊誌には知事の車で連れ込んだ様子がばっちり写っていたがあればいったい何か】
(記者)
それがどうして帰らないことになったのですか。
(知事)
ですから先ほども言ったように、私は、あの日は飲みに行こうと思っていたのです。自分自身で。一人で。それで、日曜日まで公休をいただいておりました。選挙が終わって。金曜日が初登庁で、何だかんだあって、5時ころまでかかって、報告の期限のある書類があるというので、それで(書類を)見ていながら、選挙後の初登庁の日であったので、取りあえず乾杯をして、報告を聞いていたので、それが自分自身、選挙の当選とともに、初登庁の後の気の緩みということを深く反省していますけれども、それで、疲れなどで酔いがかなり早かったというのは事実なのですね。それで、私が酔いつぶれたということはないのですけれども、寝てしまったということです。 ←【当会:記者からの鋭い質問にたじたじの様子がよく分かる。乾杯には何を飲んだのかな】
(記者)
その知人の方というか、社会福祉法人の方というのは、その時はどうしていたのですか。
(知事)
ソファーにいたのではないでしょうか。 ←【当会:ないでしょうか、という表現が知事の動揺を如実に示している】
(記者)
それで、彼女だけ…。
(知事)
私もソファーで飲んで寝てしまいましたので。 ←【当会:どこにソファーがあるのか、管財課とグルになって県民に公舎内部を見せないからよけいウソっぽい】
(記者)
彼女だけ帰す予定だったわけですよね。当初の予定では。それをしなかったというのは、どういう…。
(知事)
私は寝てしまったから。それで、彼女もどうしようか迷っているうちに、お酒を飲んでいたので、うとうとして、私が気付いたときには、時間が(午後)11時ころだったので…。それも、飲んでいたので完全に不注意なのですけれども、では、あした送っていくからということで、過ぎてしまったということです。 ←【当会:選良なのによくこんなウソが言えるものだ。いや、選良だからこそか】
(記者)
大人の男女が、同じ建物の中で一晩明かすというのは、普通に考えると、倫理的にすごく問題があるのではないかなと思うのですけれども、11時の段階でも、タクシーを呼んで帰すとか、そういったことを知事のほうから提言されなかったのですか。
(知事)
それを考えるべきだったと思います。 ←【当会:大阪市長の橋本のように、はい不倫をしてました、といさぎよく認めればよかったのに】
(記者)
では、それに対しては不適切だったというふうにお考えですか。
(知事)
そうですね。ただ、彼女の場合は、(私の)息子とも娘とも親しくしていて、妻とも面識があったりして、家族ぐるみという面もあったので、自分自身、対応がルーズという面があったことは、深く反省しています。 ←【当会:家族を巻き込んでこんな発言ができるのも、通常では考えられないこと】
(記者)
先ほども少しあったのですけれども、今回、女性のほうが、かなり週刊誌に取り上げられるなり、奥さんも写真が出るなどいろいろとダメージがあったと思うのですけど、事実誤認があるというのであれば、きちんと法的な手段で訴えるとか、そういったことは、検討されていらっしゃるのですか。
(知事)
先ほど言ったように、よく相談して、対応させていただきたいと思います。 ←【当会:法的手段をとれない立場が歴然】
(記者)
泊まったことは1回だけですけれども、知事公舎に来たということは、何回もあったということなのですか。
(知事)
月に1回くらい、報告に来ていました。 ←【当会:もう、ウソの上塗り状態】
(記者)
都合、何回くらいですか。
(知事)
20回くらいですか・・・。
(記者)
去年の4月ころから、月1回くらい来て。
(知事)
15回くらいですかね。 ←【当会:こうなると、ウソのバーゲンセール】
(記者)
その度に、知事公舎で報告を受けていたということなのですか。
(知事)
それまでは、年中、私が、朝寄っていたのですけれどもね。施設に。しかし、私があまり施設に寄るのもいかがなものかなという感じもしたり、いろいろと考えて。理事長もいますので。
(記者)
今回の件を受けて、知事としての公務のいろいろな会合だとか、対外的な催しに、お顔を出す機会もあるのかと思いますけれども、それに対しての対応というのは、いかがでしょうか。
(知事)
できるだけ、正々堂々とやっていきます。 ←【当会:記者の質問の真意が分かっていない。それほど動揺したということか】
(記者)
例えば、お酒の席は、もう出ないとか、懇親会、レセプションに関しては、意見交換はさせてもらうけれども、そこは中座させてもらうとか、そういうすみ分けをされていくおつもりはあるのでしょうか。
(知事)
一般の県政の中で。 ←【当会:記者の言うことは極めて正論。それにたいしてこのような返事しかできないとは】
(記者)
いえ、県内で、いろいろと、そういう懇親会とか、そういうお酒を伴う会合もあろうかと思うのですが、その際に、知事が出ないとか、本当の純粋な会議だけであれば出るとか、そういうすみ分け等は、何かお考えは特にはないのでしょうか。
(知事)
ありません。やはり、積極的に現場の声を聞くために、私はやっていきたいと思っています。お酒の席で真意が出る場合もありますからね。 ←【当会:もうしどろもどろ】
(記者)
奥さまは、何とおっしゃっていますか。
(知事)
誤解を招く行動は許し難いと、強烈におしかりを受けました。 ←【当会:不倫がこれほどあからさまになったのだから、普通なら三行半だって覚悟すべきところ】
(記者)
今後なのですが、知事公舎で、引き続き報告を受けるようなかたちをとるのですか。
(知事)
先ほども言いました。もう、一切いたしません。誤解を招くような行動は、いたしません。 ←【当会:うしろめたいことをしていないのなら、堂々と今後も継続して報告を受けます、と言えばよかった】
(記者)
それは、もう入れないといことですか。
(知事)
一切、入れません。
(記者)
風呂のリフォームに300万円と書いてあるのですけれども、どんなリフォームだったのですか。
(知事)
これは、私ではなくて管財課に聞いてください。別に私が指示したわけではありません。 ←【当会:なんでも管財課頼り。管財課は知事の指示がなければ勝手に施設をいじれないはず】
(記者)
ダウンジャケットをかぶせてという話が、週刊誌に書いてありましたけれども、それは、知事公舎に報告に来る度に、そのようにされていたのですか。
(知事)
それは、普通の格好で来ていました。 ←【当会:普通の格好は車の中でか】
(記者)
では、その日は何でダウンジャケットをかぶせられていたのですか。
(知事)
恐らく、私の立場を考えておもんばかったのではないでしょうか。二人で入りましたから。 ←【当会:彼女のアパートから連れ出す時から真夏でもダウンジャケットを用意したのでは】
(記者)
普段の報告も二人なのですよね。
(知事)
私は、家(公舎)にいますから。 ←【当会:家にいるのではなくて、一緒に家に入ったんでしょ】
(記者)
同時に入るからまずいだろうと。
(知事)
私に聞かれても分かりませんけれども、おもんばかってくれたのではないのかなと思っています。←【当会:おもんばかったのは知事が彼女に対してであって、だからダウンジャケットを羽織らせたのでは】
(記者)
では、普段はそのようなことはなく、普通に報告に、知事が(公舎の)中にいらっしゃって、女性のほうが普通に入るということですね。
(知事)
はい。 ←【当会:いつもあたりをきょろきょろ窺いながら入ったということか】
(記者)
では、その日は夜であったし、二人同時だったからということでおもんばかったのではないかということですか。
(知事)
夜ではなくて、昼間です。 ←【当会:昼間だから真夏でも人目を避けるためにダウンジャケットが必要だったというわけか】
(記者)
昼間ですね。それで二人同時だからということで…。
(知事)
私に言われても何ですが、そういうことだと思います。 ←【当会:自分で愛人を連れ込んでおいて、この釈明は男らしくない】
(記者)
あらためて、退職金をもらうご予定というのは…。
(知事)
よく検討します。今回の問題も含めて。 ←【当会:今はもう退職金をもらうのは当然ということか】
( 以上で終了 )
【ひらく会情報部・この項つづく】
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000035.html
【臨時知事記者会見要旨(7月13日)】
■日時 平成23年7月13日(水)午後2時00分~2時25分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事、企画部副部長
記者:記者クラブ所属記者等 25人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎知事発言
本日発売の週刊誌の記事について、忙しい中、急な記者会見のお願いをしました。大変恐縮に存じています。
まず、本日発売の週刊誌に、私の行動が取り上げられ、県民の皆さまの信頼を傷つけることになったことに対しまして、深くお詫びを申し上げます。知事に就任して以来、県政推進のため、これまで精一杯努力をしてまいりました。そして、先の知事選挙においては、多くの県民の皆さまのご支援をいただき、再び県政を担当させていただくこととなりました。その矢先に、私事とはいえ誤解や憶測を生む行動により、県民の皆さまにご迷惑をおかけしたことを誠に申し訳なく思っています。深く反省し、今後なお一層、自分自身を戒め、県民の皆さまの信頼に応えられるよう、誠心誠意精進し、努力してまいります。
今は、県政の遅滞が許される時ではありません。一刻も早く景気を回復させ、県民生活の安定を確保するために全力を尽くしてまいりたいと考えています。県経済の活性化や県民生活の安全安心の確保など、県政の課題推進に身を粉にして取り組んでまいる覚悟です。皆さま方のご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、重ねて県民の皆さまにお詫びを申し上げます。
◎質疑応答
○週刊誌の報道について
(記者)
今回の週刊誌で一部報道がありました記事の内容についてですが、その真偽のほどは、知事もご覧になったと思いますが、一言お願いします。
(知事)
記事の中で女性は、愛人であるというようなことが書かれていましたが、それは記者の方にも丁寧に説明を申し上げた訳ですが、愛人ではありません。こういった事態を生じさせ、私としても先さまに大変ご迷惑を掛けたとお詫びを申し上げたところです。また、私の長男、そして家内からも今回の(誤解を招くような行動をとった)ことに関して、強く叱責をされました。家族にはよく説明し理解を得ることができました。私自身、もっと自分自身を戒めなければならないとの強い思いを持っています。 ←【当会:愛人ではありません、というだけで、どのような関係なのか説明がない。県職員や同僚県議らは、皆「愛人」だと思っているが、なぜ当事者なのに否定するのだろうか。家族によく説明し理解を得られたというが、通常では不倫がばれたらタダでは済まないはずで、到底考えられないことである】
(記者)
今回の記事の中に、女性を知事公舎に宿泊させたという事実が書かれていましたが、これについては事実なのでしょうか。
(知事)
女性は、月に1度、社会福祉法人の事業報告をしてくれていました。ご存じのとおり、大変厳しい選挙がありまして、そのために、月に1度の報告が遅れました。たまたま記事に書かれた日になってしまった次第です。私は、県民の皆さまの深いご理解とご支援で選挙に勝たせていただいたわけでありまして、その高揚感で、女性と打合せをしながら、今考えますと深く反省をしていますが、うかつにも酒を飲んでしまい、いつの間にか相当酔って寝てしまったのです。車の運転ができなくなり、女性にお詫びをしました。結果的には宿泊させたことは事実です。 ←【当会:月に一度というが、7月8日(金)での事業報告は不自然。なぜ報告に来る女性を車で迎えに行って、連れて来たのか。そんな時間があるなら、なぜ、近くの喫茶店などで打ち合わせなかったのか。第一、ダウンジャケットを着た愛人が書類を持って公舎に入ることはあるまい】
(記者)
今回は、第三者を知事公舎に泊めるという、宿泊させるという行為については、われわれの取材では特に規定はないように理解をしているのですが、今回、宿泊をさせたことへの倫理的、もしくは道義的責任というのは、知事はどうお考えでしょうか。
(知事)
申し訳なく思っています。 ←【当会:公舎利用規則に定めてなければ、公舎を不倫の場として使ってもいいということらしい。管財課のこじつけの主張と完全に一致している。第一、大澤知事は単身での入居届を出していたのだから、愛人(=第三者)を恒常的に連れ込めないはず】
(記者)
道義的責任については感じているとお話がありましたが、先ほど県政に対して全力を傾けるとの趣旨の発言がありましたが、辞職もしくは辞任とのお考えはいかがでしょうか。
(知事)
多くの皆さまの期待を得て再選したわけですので、その県民の負託に応えるためにも、自分自身を戒め、誠心誠意精進して、さらに群馬県の発展のために努力することが、私に課せられた使命であると考えています。 ←【当会:知事に課せられた使命は、潔く公舎を不倫の場として使った責任を取って辞任することじゃないのか】
(記者)
それは続投と言うことで、お辞めになる意思はないと理解してよろしいでしょうか。
(知事)
はい。←【当会:道徳心のない、ただの不倫オヤジがたまたま当選しただけということか。だから、恥も外聞も無く、4年間知事の椅子にしがみつきたいという卑しい考えに染まる】
(記者)
今回の週刊誌の報道で、女性は宿泊されたのが今回の1回だけということでよろしいのでしょうか。
(知事)
はい。 ←【当会:ウソツキは泥棒の始まり】
(記者)
住民の話では、去年は30回で、今年はすでに13回泊まっているのではないかとの話を記者にしていますが、それに関するご見解をお伺いしてよろしいでしょうか。
(知事)
それは、意味が分かりません。先ほども言いましたが、月1回報告に来ていました。その記事を読んだところ、私が車を玄関先に止めた時が常にそういう時であろうとの臆測を持っていますが、毎回、私自身が公舎に泊まる時に、例えば2泊連続で泊まりの時には、背広2着、靴、下着、食料を全部持ってきますので、玄関において(車から)荷物を下ろす、帰る時には玄関において車に積んで、そこから出て行く。いつも駐車場から玄関先に車を持ってきて、そこで荷物の積み下ろしをして帰ることをしていますので、それを誤解されているのではないかと思っています。 ←【当会:車を玄関先に止めるのは、竹垣で愛人を連れ込むところが見えにくくて済むので大澤知事にとって安心感があるから。食料を持ちこむのに、酒は常備してあるのか。洗濯機や冷蔵庫はあるのか。靴箱はあるのか。キッチンには鍋や食器や調味料はあるのか。県民に公舎の内部を見学させないのは、そうした内部の様子がバレないようにするためか】
(記者)
それは、毎回自分で運転をして、マイカーで来られているということですか。
(知事)
そうです。 ←【当会:語るに落ちたというのはこのこと。そもそもマイカーで来ること自体、愛人を同乗させて公舎に連れ込むのを認めたことになる。その模様は入口のビデオカメラにも映っているはずで、県職員も知っていること】
(記者)
群馬県の公舎管理規則に、公務のために円滑に使用する目的と書いてあるのですが、公務外で使用されたということですが、この件に関してご自身で油断しているとか、懲戒処分を検討しているとかあるのでしょうか。
(知事)
私はそこまで考えてはいませんが、事業報告を受けていたわけですけれども、今後は、慎まなければいけないと思っています。 ←【当会:15年も不倫関係だったのに、いまさら慎んでどうするのか】
(記者)
県トップリーダーの知事がマイカーを運転されること自体、危機管理上問題はないのでしょうか。
(知事)
いろいろ言われています。ただ自分自身もたまには運転したいという気持ちもあり、何回かに1度は往復をしております。 ←【当会:マイカーを運転するのは愛人を同乗させるためということらしい】
(記者)
もう1点。先ほど知事がおっしゃっていたように景気の遅滞が許されないことと、まさにDCが開かれているわけですけれど、それの影響というのは想定されるものはありますか。
(知事)
いろいろご迷惑かけたと思っていますが、それに増して努力して乗り越えていきたいと思います。 ←【当会:この発言でわかるように選良としての自覚が全然見られない】
(記者)
記事について、女性は愛人ではないとか違った部分もあるとおっしゃていましたが、週刊誌側に対して、何かこれから抗議とか、何か伝えられるとか、そういった点で記事の中身に対してどういうふうに考えられますか。
(知事)
しかるべき方と相談して考えたいと思っています。 ←【当会:昨年7月からもう16か月が経過しているが、まだ相談しているのだろうか】
(記者)
しかるべき方とは、弁護士ということでよろしいですか。
(知事)
今は特定しません。 ←【当会:県の顧問弁護士にまさか相談していることはないだろうね】
(記者)
公舎の管理規則に明確に違反していないということですが、公舎を目的外に利用したということで、先ほど辞任のお考えはないということでしたが、例えばご自身に対する減給ですとか、その他何らかの処分を科すというお考えはありますでしょうか。
(知事)
よく考えたいと思います。←【当会:といいながら、現在までに我々県民の税金を原資とする知事給与1か月分という約118万円をあしなが育英会(東京都)に寄付しただけ。公舎管理規則を自ら違反しながら、辞任せずに居座ることは、公舎の前にある桃井小学校の児童への教育上もよくないのでは】
(記者)
昨日から今日にかけて、全国知事会議が秋田市で開かれていたと思うのですが、今回の問題の対応ということで、知事は中座されて戻ってこられたと思うのですが、震災後初めての全国知事会議で非常に重要な、日本の復興、それからエネルギー問題等非常に重要な案件をやっている会議を中座してしまったことについて、どのようにお考えですか。
(知事)
非常に申し訳なく思っています。2時まで出席していましたが、やはり知事会においてもこの問題でいろいろご迷惑をかけたくないという思いもあって、企画部長にお願いして、交替してきたところです。その対応自体はしっかりとやっています。発言すべきことは、私として発言してから戻ってきています。 ←【当会:全国知事会議より、自分の不倫発覚のほうが重大だったと言えばいいのに。むしろ、自分は知事会議に残り、企画部長を事後処理にあたらせれば公務優先の姿勢を県民に示せたのに】
(記者)
先ほど、今回問題になった女性について、愛人ではないという話をされたと思うのですが、もともとの関係と言いますか、どうやって知り合って、どういう経緯で今、社会福祉法人の役職につかれているか、その辺りの経緯を教えてください。
(知事)
彼女は昔、県議会の嘱託職員でした。私が見ていて非常に優秀な方だなとは思っていました。そして就職(先)を探しているという話を聞きまして、職安に履歴書を出すのだということで、その履歴書を見せていただいたら、日商の簿記1級を持っていましたので、当時うちの法人は私の娘が経理事務を行っていたものですから、ぜひ手伝って、娘を指導しながら頑張ってみてくれないかと言ったところ、本人もぜひやってみたいということで、うちの法人に招いたところです。 ←【当会:関係筋の情報では、彼女である■原■恵さんは元群銀の行員で、事情で退職後、県議会事務局にお茶くみやコピー取りなどの雑用係として雇われていて、高崎市選出の県議との間で彼女の争奪戦が繰り広げられ、大澤知事(当時県議)が勝利して自分の愛人にしたのであり、県議会関係者は誰でも知っているようだ。なにも彼女の履歴書を見なくても、経歴は熟知しているはず】
(記者)
それはいつの話でしょうか。
(知事)
調べてないのですが、10数年経ったでしょうか。 ←【当会:大澤知事はおとぼけがいまいち】
(記者)
知り合ってからは10年以上経つということでしょうか。昔、県議会時代から。
(知事)
そのくらい経ちますか。 ←【当会:マスコミの記者のほうが数枚上手で、大澤知事もたじたじといった感がわかる】
(記者)
10数年来の知人というのは、まず間違いないでしょうか。
(知事)
知人です。 ←【当会:10数年来の愛人とは絶対に認めたくないからこその発言か】
(記者)
記事の中に浴室を300万円ほどで改修したという事実が1点と、囲いの部分をかさ上げしたという話が記事の中にはあったかと思うのですが・・・。
(知事)
(囲いというのは)塀ですか。 ←【当会:おとぼけがいまいち】
(記者)
塀です。その件であの記事の中の書かれ方でいうと女性のためだというようなニュアンスで書かれていましたが、実際はどのような事実経過でああいった改修を行ったかというのをお話していただければと思います。
(知事)
これは県議会でも何度も質問がありました。私が当初は自宅から通うというかたちだったのですが、(当時の)知事公舎は前知事さんがなかなか出なかったのです。1ヵ月くらい延長して入っていたのだと思います。茂原副知事を副知事にしましたので、茂原さんを入れられるように副知事公舎を見に行った時に、これではあまりにもひどいので改修しようということで改修したのです。私が入居するために改修したのではなく、別に風呂だけではないのですが、副知事用に改修したわけです。その後、(公共施設の)あり方検討委員会を設けて議論して、あれ(当時の知事公舎)は壊そうということになって、私は近くのマンションでもということでいろいろ議論した中で、マンションだと警備上いろいろ問題があるということで、マンションをやめて、茂原副知事が部長公舎に入りますと言ってくれました。そこで、私が(副知事)公舎に入ることになりました。それと台風9号が9月にきまして、その時、自宅から通っていたものですから、危機管理として必要だという思いもありまして、副知事公舎を知事公舎として当面活用しようという思いで利用してました。 ←【当会:副知事用に改修したというが、最初から知事公舎を妾宅化するための改修であることが判明。それにしても、これは苦しいというか無理な言い訳だ。記者は公舎の改修の経緯を尋ねているのに、判り難く答えている。というか、答えざるを得ない事情がありあり。茂原副知事が副知事公舎に入居せず、部長後者に入ったというのは理屈がつかない。不倫中の大澤知事が、前知事の小寺が長年家族と一緒に住んでいた正式の知事公舎をはじめから使うつもりはなく、おおかた、管財課のすすめで、正式の知事公舎と比べてこじんまりとしている副知事公舎は、余り目だたないし、単身を装って入居するにはちょうどいいと考えたに違いない。有事の対応を強調するが、本来、有事の際は県庁で徹夜をしてでも采配を振るえばよく、休息をとるなら、すぐ近くのロイヤルホテルでもなんでも、ホテルの一室を借りればいいはず。それなのに、茂原がシゲハラがと副知事をダシにしたがるのは見苦しい】
(記者)
塀のかさ上げについては・・・。
(知事)
塀のかさ上げは、私ではなくて管財課が・・・。 ←【当会:管財課は知事の指示がなければ勝手に公舎の改修はしてはならないはず。なぜ管財課の名前がここで出てくるのか】
(副知事)
私も言いましたが、管財課にお願いをして副知事と知事の警備は全然度合いが違うのだから、裏の前橋市立図書館からちょっと手をかければ乗り越えられるような、そんな塀では駄目だと管財課に検討を指示した覚えがあります。それから先ほどお話しがありましたが、私の女房もあそこ(副知事公舎)に入るつもりで、それこそ大掃除をしたりきれいにして、入ることにしていたのです。 ←【当会:大澤知事のピンチに口を挟み、大澤知事と口裏を合わせる茂原副知事の存在がもっとも疑惑の焦点。信越セコムの機械式警備システムが完備しているのにこの釈明はあまりにも知事想い。なお、ここで見逃せないのは、副知事から管財課に指示が出たということ。開示された情報には、ほかからの指示はいっさい含まれていなかったため、副知事のこの発言はウソの可能性が高い】
(記者)
もともとは大澤知事が入られる前の話で、全く今回の関係はないということでしょうか。
(知事)
こじつけ的な感じです。あくまでも、あれは副知事公舎として改修していたものです。議会でも何回も質問があったのですが、この3月もまた同じ質問が出ました。いずれにせよ、副知事公舎の改修というのは、当初副知事が入居する予定で改修した工事で、私はおかしいとは思っていません。 ←【当会:大澤知事が入居後に2000万円以上の公金を投じているのに、よくまあこんなウソが言えるものだ】
(記者)
念のためなのですが、副知事は入居されていたのですよね。
(知事)
はい。何回か。 ←【当会:あれっ、茂原副知事は入居した形跡がないのに。またウソをついてしまっていいの】
(記者)
それは、期間的には、ちゃんと記録も残っているということでよろしいのですね。
(知事)
はい。 ←【当会:こうなると完全に居直りとしか思えない。開示資料によれば、副知事用の公舎だった大手町1号公舎から平成19年8月3日に、元・管財課課長だった高木勉副知事が退去したのは確か。しかし、同8月に茂原璋男副知事が入居予定だったというが、茂原副知事からの入居届けは出されていないはずだけど】
(記者)
(福祉)施設の知事との関係について、お尋ねします。今、(福祉)施設で、どういう立場に…。
(知事)
私は、立ち上げからずっと、(施設の業務を)やってきたわけですけれども、知事になりましてからは、顧問というかたち(立場)で、一切、報酬はいただいておりません。 ←【当会:報酬がないのになぜ経営に関与するのか。ボランティアでもあるまいに】
(記者)
今回、知事公舎ということが問題になったのですが、今後も知事公舎は、これまでと同じような使い方をされていくのか、それとも、先週の記者会見で、(知事公舎の)存廃について第三者委員会(を設けて検討する)というお話しもされていましたが、その辺については、何か考え方は…。
(知事)
私は、(知事公舎の)存廃について、もう一度よく検討していただいて良いと思っています。改修したばかりで、もったいないなということもあるのですけれども…。 ←【当会:自分の不倫現場の証拠隠滅をこのころから既に管財課に指示していたのか】
(記者)
先ほど、女性と公舎に入って、舞い上がってお酒を飲んでしまったというお話しがあったのですが、そもそも、そちらに泊まるという予定だったということですか。
(知事)
いえ、まるっきりないです。 ←【当会:愛人をしょっちゅうお泊まりさせていたのだから、酒も常備されていたはず】
(記者)
その場合に、知事が、週刊誌の記事によると、知事が女性を知事公舎まで送ったというふうに…。車でこちらのほうに入ってきたとあったと思うのですけれども、その場合には、二人でタクシーか何かで帰る手段を用意をされていたと…。
(知事)
二人ではなく、一人でです。 ←【当会:車で愛人を連れ込んていたから、タクシーなど呼ぶつもりもないのに】
(記者)
一人で。何かこう…。
(知事)
いつも自分の車で来たりして、報告に来ているのですけれども、あとは、タクシーで来たりもして、報告をして帰ったのですけれども…。あの日もタクシーで帰る予定だったのです。←【当会:愛人が報告のために自分の車で来たといっているが、週刊誌には知事の車で連れ込んだ様子がばっちり写っていたがあればいったい何か】
(記者)
それがどうして帰らないことになったのですか。
(知事)
ですから先ほども言ったように、私は、あの日は飲みに行こうと思っていたのです。自分自身で。一人で。それで、日曜日まで公休をいただいておりました。選挙が終わって。金曜日が初登庁で、何だかんだあって、5時ころまでかかって、報告の期限のある書類があるというので、それで(書類を)見ていながら、選挙後の初登庁の日であったので、取りあえず乾杯をして、報告を聞いていたので、それが自分自身、選挙の当選とともに、初登庁の後の気の緩みということを深く反省していますけれども、それで、疲れなどで酔いがかなり早かったというのは事実なのですね。それで、私が酔いつぶれたということはないのですけれども、寝てしまったということです。 ←【当会:記者からの鋭い質問にたじたじの様子がよく分かる。乾杯には何を飲んだのかな】
(記者)
その知人の方というか、社会福祉法人の方というのは、その時はどうしていたのですか。
(知事)
ソファーにいたのではないでしょうか。 ←【当会:ないでしょうか、という表現が知事の動揺を如実に示している】
(記者)
それで、彼女だけ…。
(知事)
私もソファーで飲んで寝てしまいましたので。 ←【当会:どこにソファーがあるのか、管財課とグルになって県民に公舎内部を見せないからよけいウソっぽい】
(記者)
彼女だけ帰す予定だったわけですよね。当初の予定では。それをしなかったというのは、どういう…。
(知事)
私は寝てしまったから。それで、彼女もどうしようか迷っているうちに、お酒を飲んでいたので、うとうとして、私が気付いたときには、時間が(午後)11時ころだったので…。それも、飲んでいたので完全に不注意なのですけれども、では、あした送っていくからということで、過ぎてしまったということです。 ←【当会:選良なのによくこんなウソが言えるものだ。いや、選良だからこそか】
(記者)
大人の男女が、同じ建物の中で一晩明かすというのは、普通に考えると、倫理的にすごく問題があるのではないかなと思うのですけれども、11時の段階でも、タクシーを呼んで帰すとか、そういったことを知事のほうから提言されなかったのですか。
(知事)
それを考えるべきだったと思います。 ←【当会:大阪市長の橋本のように、はい不倫をしてました、といさぎよく認めればよかったのに】
(記者)
では、それに対しては不適切だったというふうにお考えですか。
(知事)
そうですね。ただ、彼女の場合は、(私の)息子とも娘とも親しくしていて、妻とも面識があったりして、家族ぐるみという面もあったので、自分自身、対応がルーズという面があったことは、深く反省しています。 ←【当会:家族を巻き込んでこんな発言ができるのも、通常では考えられないこと】
(記者)
先ほども少しあったのですけれども、今回、女性のほうが、かなり週刊誌に取り上げられるなり、奥さんも写真が出るなどいろいろとダメージがあったと思うのですけど、事実誤認があるというのであれば、きちんと法的な手段で訴えるとか、そういったことは、検討されていらっしゃるのですか。
(知事)
先ほど言ったように、よく相談して、対応させていただきたいと思います。 ←【当会:法的手段をとれない立場が歴然】
(記者)
泊まったことは1回だけですけれども、知事公舎に来たということは、何回もあったということなのですか。
(知事)
月に1回くらい、報告に来ていました。 ←【当会:もう、ウソの上塗り状態】
(記者)
都合、何回くらいですか。
(知事)
20回くらいですか・・・。
(記者)
去年の4月ころから、月1回くらい来て。
(知事)
15回くらいですかね。 ←【当会:こうなると、ウソのバーゲンセール】
(記者)
その度に、知事公舎で報告を受けていたということなのですか。
(知事)
それまでは、年中、私が、朝寄っていたのですけれどもね。施設に。しかし、私があまり施設に寄るのもいかがなものかなという感じもしたり、いろいろと考えて。理事長もいますので。
(記者)
今回の件を受けて、知事としての公務のいろいろな会合だとか、対外的な催しに、お顔を出す機会もあるのかと思いますけれども、それに対しての対応というのは、いかがでしょうか。
(知事)
できるだけ、正々堂々とやっていきます。 ←【当会:記者の質問の真意が分かっていない。それほど動揺したということか】
(記者)
例えば、お酒の席は、もう出ないとか、懇親会、レセプションに関しては、意見交換はさせてもらうけれども、そこは中座させてもらうとか、そういうすみ分けをされていくおつもりはあるのでしょうか。
(知事)
一般の県政の中で。 ←【当会:記者の言うことは極めて正論。それにたいしてこのような返事しかできないとは】
(記者)
いえ、県内で、いろいろと、そういう懇親会とか、そういうお酒を伴う会合もあろうかと思うのですが、その際に、知事が出ないとか、本当の純粋な会議だけであれば出るとか、そういうすみ分け等は、何かお考えは特にはないのでしょうか。
(知事)
ありません。やはり、積極的に現場の声を聞くために、私はやっていきたいと思っています。お酒の席で真意が出る場合もありますからね。 ←【当会:もうしどろもどろ】
(記者)
奥さまは、何とおっしゃっていますか。
(知事)
誤解を招く行動は許し難いと、強烈におしかりを受けました。 ←【当会:不倫がこれほどあからさまになったのだから、普通なら三行半だって覚悟すべきところ】
(記者)
今後なのですが、知事公舎で、引き続き報告を受けるようなかたちをとるのですか。
(知事)
先ほども言いました。もう、一切いたしません。誤解を招くような行動は、いたしません。 ←【当会:うしろめたいことをしていないのなら、堂々と今後も継続して報告を受けます、と言えばよかった】
(記者)
それは、もう入れないといことですか。
(知事)
一切、入れません。
(記者)
風呂のリフォームに300万円と書いてあるのですけれども、どんなリフォームだったのですか。
(知事)
これは、私ではなくて管財課に聞いてください。別に私が指示したわけではありません。 ←【当会:なんでも管財課頼り。管財課は知事の指示がなければ勝手に施設をいじれないはず】
(記者)
ダウンジャケットをかぶせてという話が、週刊誌に書いてありましたけれども、それは、知事公舎に報告に来る度に、そのようにされていたのですか。
(知事)
それは、普通の格好で来ていました。 ←【当会:普通の格好は車の中でか】
(記者)
では、その日は何でダウンジャケットをかぶせられていたのですか。
(知事)
恐らく、私の立場を考えておもんばかったのではないでしょうか。二人で入りましたから。 ←【当会:彼女のアパートから連れ出す時から真夏でもダウンジャケットを用意したのでは】
(記者)
普段の報告も二人なのですよね。
(知事)
私は、家(公舎)にいますから。 ←【当会:家にいるのではなくて、一緒に家に入ったんでしょ】
(記者)
同時に入るからまずいだろうと。
(知事)
私に聞かれても分かりませんけれども、おもんばかってくれたのではないのかなと思っています。←【当会:おもんばかったのは知事が彼女に対してであって、だからダウンジャケットを羽織らせたのでは】
(記者)
では、普段はそのようなことはなく、普通に報告に、知事が(公舎の)中にいらっしゃって、女性のほうが普通に入るということですね。
(知事)
はい。 ←【当会:いつもあたりをきょろきょろ窺いながら入ったということか】
(記者)
では、その日は夜であったし、二人同時だったからということでおもんばかったのではないかということですか。
(知事)
夜ではなくて、昼間です。 ←【当会:昼間だから真夏でも人目を避けるためにダウンジャケットが必要だったというわけか】
(記者)
昼間ですね。それで二人同時だからということで…。
(知事)
私に言われても何ですが、そういうことだと思います。 ←【当会:自分で愛人を連れ込んでおいて、この釈明は男らしくない】
(記者)
あらためて、退職金をもらうご予定というのは…。
(知事)
よく検討します。今回の問題も含めて。 ←【当会:今はもう退職金をもらうのは当然ということか】
( 以上で終了 )
【ひらく会情報部・この項つづく】