市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

大澤知事の知事公舎女性宿泊問題に関する昨年7月13日以降の記者会見の内容を検証する(その2)

2012-11-14 23:58:00 | 県内の税金無駄使い実態
■驚天動地の平成23年7月13日の週刊新潮のすっぱ抜きスクープで、当事者の大澤知事は急遽秋田県で開催されていた全国知事会議をすっぽかして、群馬に戻り、動転しながら臨時の記者会見に臨みましたが、その1週間後には、定例記者会見が待ち構えていました。その後も定期的に記者会見をへて現在に至っています。その経緯を検証してみましょう。マスコミも次第に舌鋒鋭い質問を影を潜めている様子が分かりますが、これはマスコミ側で、厳しい質問をする記者を異動させた可能性もあります。なお、青字は当会コメントです。

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第7回定例記者会見要旨(7月20日)
■日時    平成23年7月20日(水)午前11時00分~11時21分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長、観光局長
       記者:記者クラブ所属記者等 25人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○週刊誌の報道について
(記者)
 県の秘書課には、昨日までに300件近い抗議の電話が寄せられていると。それは、知事も多分ご報告を受けていると思いますが、それについての受け止めと、先週の会見できちんと説明されたとのことですが、県民に分かりやすいかたちで何らかの、言葉は悪いですが落とし前をつける意味で、例えば2期目の退職金を知事に関しては貰わない。他の特別職の方は条例の改正などで対応する。目に見える分かりやすいかたちでの何かがあってもいいのではないかと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
(知事)
 公舎の問題は、5月の定例記者会見でもお話をしました。この際ですから公舎は使用せず、あり方検討委員会で、公舎の有効活用(の検討)をしっかり取り組んでいただくことが一つ。もう1点は、私自身けじめとして7月の給与を全額返済したいと。それでしっかりとけじめをつけて、しっかりと県政の運営に当たっていきたいという思いです。 ←【当会:給与117万円をもらって、自分が経営する老人福祉施設にも補助金として公金をもらっているのだから、いっそのこと福祉施設のほうを無給でやるのではなく、知事職のほうを無給でやったらどうか】
(記者)
 実際に県民の方からたくさん抗議が来ている点については、どのように考えていますでしょうか。
(知事)
 それは申し訳なく思っています。それ故にけじめをつけなければいけないとの思いで考えたところです。 ←【当会:こうして質問する記者を小バカにした生返事をする背景には、知事をバックアップする管財課や秘書課の役人の存在が大きい】
(記者)
 前回の記者会見であやふやだったのですが、県の公舎の管理規則がありまして、その中では、私人の宿泊については明確に規定はされていません。しかし一方で、設置目的について、県の公務の円滑な運営ですとか、あるいは県の職員の住居というのが、目的として定められています。知事ご自身はこの規則に違反しているとお考えなのか、それとも問題ないとお考えなのか、いかがでしょうか。
(知事)
 規則自体にうんぬん(違反している)ということはないと思っていますが、やはり道義的に申し訳ないと思っています。 ←【当会:群馬県のトップが規則を知らないのだから、本来は県職員がきちんとコンプライアンス(法令順守)を指導してやらなければならないのに、それをしていないから、知事がこういう恥ずかしい回答をするようになる】
(記者)
 規則自体に問題ないというのは、明文化されていないからということですか。
(知事)
 そういうことです。 ←【当会:これでは、明文化されていないと自分で思えば、何をしてもいいということになる。こんなトップを選んでしまった群馬県民の不運、で片付けてよいものか】
(記者)
 質問に出たのですが、退職金については。
(知事)
 退職金については考えを持っていますが、この問題と一緒にする問題ではないと思っています。 ←【当会:大沢知事は退職金をボーナスの追加と思っているらしい。退職金とは非違行為の抑止のためにある制度であることを知らないらしい。非違行為とは非法・違法な行為すべてをさし、法令や公務員の懲戒処分でもよく使用され、民間ではあまり使わない専門用語だが、今回の行為は、公舎を舞台にしていることから、あきらかに違法行為。民間であれば、会社と直接関係のない非違行為であれば、退職金の全額を不支給とすることは経済的にみて過酷な処分という判断も成立するが、今回の大沢知事の行為は、明らかに非法ではなく違法だ】
(記者)
 まだ決断されていないということですか。
(知事)
 考えは持っていますが、この問題と退職金の問題をつなげていこう(考えよう)とは思っていません。 ←【当会:もはや知事としての尊厳もへったくれもないしどろもどろ答弁となっている】
(記者)
 考えというのは。
(知事)
 考えというのは考えです。 ←【当会:やっぱり、こんな知事を選んだ県民にも責任があるのかも】
(記者)
 それから、前回の記者会見で、女性を宿泊させたのは1回だけであると知事がおっしゃいましたが、適正に公舎を利用しているという観点から言いますと、公舎を県民に公開するですとか、あるいは今回の震災を受けて県内に避難されて来ている被災者の方に貸し出すという選択肢もあると思うのですが。
(知事)
 今言ったように、有効活用するよう、あり方検討委員会で早急に検討します。 ←【当会:大沢知事自身が、物事の善悪が分からないのだから、本来第三者委員会が道標を示してやらなければならないのに、委員会そのものが知事のイエスマンで構成されているから、県民の倫理から外れた行動をしても誰も制御するものがいない。つまり“糸の切れたタコ”状態といえる】
(記者)
 「この際公舎を使用しないで」と先ほどおっしゃいましたが、これは完全退去するという趣旨ですか。
(知事)
 そうです。 ←【当会:大沢知事は平成23年5月11日(水)午前11時から11時32分にかけて行なった記者会見で、公舎は「広すぎて、庭なども要らない」と明言していた。
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000029.html
その時のやり取りは次のとおり。
(記者)財政難の時に、利用価値が低下した県有施設や公舎などを統廃合する動きがある中で、山形県などは、携帯電話や電子メールの普及など、情報伝達手段の進歩で必要性がなくなったから知事公舎などを売却するというような例がありますけれども、参考までに、直近の1年間で、知事が知事公舎に宿泊している回数ですとか、利用している回数を教えていただいてもよろしいですか。(知事)必要な時には宿泊しています。(記者)およそ何回位ですか。(知事)数えてはいません。(記者)月の平均とかでも構いませんので。(知事)何回も同じ質問をされて、お答えをしていますけれども、週に1、2回は宿泊したりしています。(記者)それは、現在も、ということですか。(知事)そうです。(記者)今年に入ってからも同じということですか。(知事)はい。以前からずっと。(記者)それは宿泊もされているということですか。(知事)宿泊もしています。(記者)宿泊とは別に利用というのも…。(知事)あります。(記者)(週に)1、2回という回数は、そんなに利用頻度が多いとは思わないのですけれども、知事として知事公舎が必要だと思われるその理由は、どのようなところなのでしょうか。(知事)私は、知事に就任した時に、前の知事公舎ですけれども、あのように大きな公舎はいらないだろうということで廃止をしました。私は、実際には(公舎に)庭などは要らないと(考えています)。就任してすぐに台風9号もありましたので、そのような災害時には泊まり込みで対応をしなくてはならないと考え、当時は副知事公舎でしたが、取りあえず、そこに入りました。確かに、その副知事公舎も現在は知事公舎になっていますが、あのような広い公舎は要らないと考えています。緊急時に対応できるように宿泊施設があれば良いと考えています。4年前にも、当初、マンションの利用なども考えていたのですが、当時はセキュリティの問題などもあって、現在のところ(公舎)を活用しているのですが、(知事就任から)4年間たってみて、今言われるように、私は別に固執しているわけではありませんし、そんなに大きなもの(公舎)は必要ないと思っています。(記者)今後、例えば第三者委員会などに諮って…。(知事)その必要はあると思っています。(記者)必要はあると。(知事)はい。ただ、私一人についてということであれば、あの公舎を処分してしまっても良いのですが、いつまでも私が知事を務めているわけではありません。例えば、吾妻のほうの方が知事に就任された場合にどうなのかといえば、公舎にお住まいになるだろうと(思います)。ただ、あのように広い公舎が必要なのだろうかとは思います。知事選が終わった後に、しっかりと第三者委員会に諮って、知事公舎の在り方について、どのようなかたちが一番良いのかをしっかりと議論した上で、(対応を)進めるべきであると考えています。―――と、このようにいっていた。にもかかわらず、あいかわらずこっそりと彼女を公舎に連れ込んで妾宅同然に使っていた】

(記者)
 いつごろをめどに。
(知事)
 あり方検討委員会で議論しますが、早い段階で。 ←【当会:第三者委員会のメンバーに市民オンブズマン群馬の会員を加えるという発想はなぜ生まれてこないのか】
(記者)
 退去するという考えで・・・。
(知事)
 もうそれはいいでしょう。 ←【当会:この時既に、公舎の目的外利用について気にしていたようだ】
(記者)
 いや、退去するという考えであれば、検討委員会にかけずに、ご自身で・・・。
(知事)
 今後の有効活用をどうするかということを、あり方検討委員会で議論してもらいます。私は使用しません。 ←【当会:実際には、毎週末、使用していたのに】
(記者)
 あの場所の知事公舎というものを無くして、それから有効活用するという意味ですか、それとも公舎そのものを・・・。
(知事)
 私の任期中は公舎は・・・。 ←【当会:記者の質問にまともに答えていない。いや、答えられないのは、厳然とした理由があったから】
(記者)
 マンションとかそういうものを借りることになりますか。
(知事)
 もし必要があれば、議会中や災害時、どうしてもという場合には、近くのホテルに宿泊するようにして、できるだけ家に帰ろうと思っていますが、どうしてもやむを得ない時には、近くのホテルに宿泊する考えです。 ←【当会:このとき、公舎を退去して、すぐ隣のマンションに移っていれば、週刊誌に写真を撮られることもなかったのに】
(記者)
 危機管理上必要な場合。
(知事)
 そうです。 ←【当会:大沢知事は危機管理上、公舎を利用するとしながら、結果的に、公舎に彼女を連れ込んだのが発覚して、自ら危機管理のずさんさを露呈した形になたのを気付いているのかな】
(記者)
 繰り返しですが、退去はいつされるご予定ですか。
(知事)
 いずれにせよ今月中にでも退去(する予定です)。そんなに荷物がいっぱいあるわけではありませんから。 ←【当会:この言葉通り5月中に退去していれば、問題は発覚しなかったのに。よほど、2000万円以上の公費を投じて妾宅化した公舎を去りがたい理由があったものとみられる。しかし、ここで言う知事の“もったいない”という言葉と気持ちが、節約志向での発言ではないことは明らか】
(記者)
 あり方検討委員会はいつ設置して、いつまでに・・・。
(知事)
 それは、今努力しています。 ←【当会:なんでもかんでも第三者委員会をダシにしたがるのは、無責任な証拠。こうした御仁に群馬県の命運を託し、血税をとられるのはやりきれないとおもう県民は多数居ると思われる】
―――中略―――
○週刊誌の報道について(再)
(記者)
 先ほど、公舎の問題に絡んで、7月分の給与を返済するというか返上するというか・・・。
(知事)
 言葉はいろいろありますから、こちら(県当局)でしっかりやってもらいますが、私の考えとしては、もらわないと(いうことです)。 ←【当会:自分の給与を返上するのも、県当局に相談してから、というのでは、いったい、誰が群馬県のリーダーなのか。県当局がリーダーらしいが、それは管財課なのか秘書課なのか、どっち?】
(記者)
 (知事給与は)1ヵ月、何万円くらいですか。
(知事)
 それは人事課に聞いてもらえばわかるでしょう。 ←【当会:約118万円の知事給与らしいが、その原資をしはらった県民の汗をなんと心得ているのか】
―――中略―――
○週刊誌の報道について(再々)
(記者)
 週刊誌の件に戻って恐縮ですが、しかるべき措置ということも、知事は、(週刊)新潮に対して何らかのかたちで対策を考えているということもおっしゃっていたと思うのですが、今のところ何か考えているというか行動というものは、あるのでしょうか。
(知事)
 先週も言いましたけれども、相談している方から、そのうちお話がくると思っています。 ←【当会:相談している方とは弁護士のことらしい。相談して、告訴に踏み切っても、週刊誌の記事がウソであることを証明することになるため、相談している方からの話は既にこの時点で分かっていたはず】
(記者)
 お話しというのは、どういうことですか。
(知事)
 どういうことであるかは、分かりません。いろいろと、この問題について相談していますから。 ←【当会:何でもかんでも弁護氏任せ、あるいは県当局任せ。こんなリーダーは民間ではすぐに淘汰される】
(記者)
 相談しているというのは、前回(の会見で)は、法律関係の方かどうかということについてはちょっと言えないというか、お答えがありませんでしたが…。
(知事)
 個人的なことですから。 ←【当会:個人的なことでなく、公舎を舞台にした公共的なことなのに、そういった自覚がまるでない】
(記者)
 週刊新潮の報道について、前回(の会見で)、一部誤認があるというようなことをおっしゃられていましたけれども、編集部または新潮社に対して、抗議というのはされたのでしょうか。
(知事)
 先ほどから言っているように、今、その方と相談をして行動していますので、その方に、いろいろとご指導をいただきながら、行動したいと思っています。 ←【当会:相談者からご指導をいただいていれば、行動したいと思わないはず。それでも行動したいというのは、それだけ世間知らずということを自ら示している】
(記者)
 では、今のところは、特に抗議というかたちでは、されていないと。
(知事)
 はい。 ←【当会:この後すぐに、きちんと抗議をしていれば、男を上げたのに】
―――中略―――
○週刊誌の報道について(再々)
(記者)
 週刊誌の件に戻って恐縮ですが、しかるべき措置ということも、知事は、(週刊)新潮に対して何らかのかたちで対策を考えているということもおっしゃっていたと思うのですが、今のところ何か考えているというか行動というものは、あるのでしょうか。
(知事)
 先週も言いましたけれども、相談している方から、そのうちお話がくると思っています。 ←【当会:この時点では、マスコミの追及は大変評価されるが、多分その後、この記者は左遷させられたかも。そして大沢知事が現在まで居座っている。なんだかヘンだ】
(記者)
 お話しというのは、どういうことですか。
(知事)
 どういうことであるかは、分かりません。いろいろと、この問題について相談していますから。 ←【当会:じぶんでわからないことを相談しているのか、相談している内容自体が自分でもわからないのか、相談者からどういう話があるのかがわからないのか、どれだかが分からない。結局、相談したこと自体も分からないのでは】
(記者)
 相談しているというのは、前回(の会見で)は、法律関係の方かどうかということについてはちょっと言えないというか、お答えがありませんでしたが…。
(知事)
 個人的なことですから。 ←【当会:知事職は公職であり当然プライバシーが極度に制限される。まして公務で使う公舎でおきたことだから、個人的なことではないはず】
(記者)
 週刊新潮の報道について、前回(の会見で)、一部誤認があるというようなことをおっしゃられていましたけれども、編集部または新潮社に対して、抗議というのはされたのでしょうか。
(知事)
 先ほどから言っているように、今、その方と相談をして行動していますので、その方に、いろいろとご指導をいただきながら、行動したいと思っています。 ←【当会:週刊新潮側は、その後、本件については1年半近くも経過するのに何の反応も大沢知事からよせられないので、既に別のスキャンダル記事に関心が移っている様子。大沢知事には、早く行動して週刊誌の鼻をあかしてもらいたいところだが、いったいいつ行動するのやら】
(記者)
 では、今のところは、特に抗議というかたちでは、されていないと。
(知事)
 はい。 ←【当会:大沢知事は、新潮社への抗議でなく、知事職への居座りという形を選択した形だ】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第8回定例記者会見要旨(7月27日)
■日時    平成23年7月27日(水)午前11時00分~11時41分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、総務部長、企画部長、企画部副部長、農政部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 22人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 この案件に関しては、以上とします。
 先日来、ずっと話があります知事公舎の問題に関してですが、何点か質問させていただきます。まず、前回の記者会見の際に公舎を退去するとのお話がありましたが、具体的に知事が公舎を退去する時期がまずいつなのかが一点。公舎の在り方に関して、外部の方を委員に据えての検討委員会を設けるとのお話がありましたが、それがいつ設置されるのか。この2点をお伺いしたいと思います。
(知事)
 先週も(記者会見で)申し上げましたが、今月いっぱいで退去したいとの思いで準備をしています。検討委員会ですが、委員の皆さんの(委嘱に当たっての)ご理解、ご協力を確認しています。その了解が取れ次第、早急に検討委員会を立ち上げるということで、副知事が先頭に立って進めています。補足があれば副知事から(お願いします)。 ←【当会:なにかというと副知事頼み。よほどこの事件で世話になっているらしい】
(副知事)
 知事の話と重複するかもしれませんが、知事は、今月中に退去をする予定で私物の整理等を行っています。8月1日には、(公舎の)鍵を返還し、すべての手続きを終わりにします。検討委員会ですが、民間の方を3、4名と県の職員が同数くらいで、早急に委員会を立ち上げようと、民間の方に交渉をしているところです。立ち上がれば、一つは、知事公舎の在り方といいますか、必要性の有無についての問題を検討したい。もう一つは、現在の公舎をどのようにしていくかという2点を中心に、いろいろ議論していただきたいと考えています。 ←【当会:大沢知事の言うことをよく聞くとみられる茂原副知事のプロフィールは次のとおり。茂原璋男(しげはらあきお)副知事:昭和18年7月24日生(68歳)、本籍・群馬県、現住所・高崎市、学歴・群馬県立富岡高校卒(昭和37年3月)、中央大学経済学部卒(昭和41年3月)、職歴:昭和41年4月衛生民生部厚生課、昭和57年4月総務部部長室企画調整係長、昭和61年4月同地方財政係長、昭和63年4月同地方課課長補佐兼財政係長、平成元年4月、同広報課総括課長補佐、平成3年4月企画部部長室総括課長補佐、平成4年4月総務部秘書課総括課長補佐、平成7年4月商工労働部工業振興課企業立地推進室長、平成9年4月同観光物産課長、平成10年4月総務部秘書課長、平成11年4月同参事兼秘書課長、平成11年9月議会事務局長、平成16年3月定年退職、平成19年8月群馬県副知事、平成23年8月10日群馬県副知事再任、現在に至る。ということで、主として総務畑を歴任し、議会事務局長も5年も勤め上げたことから、大沢知事が県議時代から、また大沢知事の彼女が議会事務局に勤務していたこともよくご存知のはずだ】
(記者)
 民間の方3、4名ということでお話を伺いましたが、今どういう方を想定されているのか、例えば弁護士の方だとか、大学の先生などいろいろな職種の方がいますが・・・。
(副知事)
 おっしゃるとおり、幅広い知識を持った方を予定しています。 ←【当会:なるほど、大沢知事の太鼓持ちが第三者委員会のメンバーを選定している。ならば、都合のいい結論しか導き出せないのも道理】
(記者)
 今、私が申し上げたような職種の方も当然候補に入っているということでよろしいでしょうか。
(副知事)
 はい。全部入っているとはいいませんが、それなりにいろいろな立場で、弁護士になるのか公認会計士になるのかは、若干いろいろとあるかもしれませんが、幅広い知識を持った方にお願いをしたいと考えています。 ←【当会:記者の質問のなかの皮肉っぽさに気付かないところが、なんともはや滑稽だ。実際は“幅広い知識を持った方”にお願いするのではなく、“県当局の意向に合致した答申を出してくれることが確実な方”が正しいのに】
(記者)
 県としては、この公舎の在り方検討委員会をつくった上で、今年度中に結論を出したいという方向性でよろしいでしょうか。
(知事)
 遅くても今年度中といいますか、それほど問題に時間がかかるとは考えていないのですが、早めに結論を出していただきたいと思っています。 ←【当会:結果的に、大沢知事の不倫現場となった副知事公舎の解体撤去、更地化という、いわゆる証拠隠滅の結論になったわけだ】
(記者)
 できればどれくらいのスパンで話し合いをしたいというふうに、委員会の中身にもよるのでしょうけれども、どういうイメージを持たれているのでしょうか。
(知事)
 年度内ではなく、年内くらいに出したいです。 ←【当会:なるべくはやく、自分の不倫現場を消滅させたいというはやる気持ちが見え見え】
―――中略―――
○週刊誌の記事について
(記者)
 新潮社へは抗議されたのですか。
(知事)
 その問題は、記者さんが真剣に取り組んでいるので。弁護士に相談しまして、弁護士に任せていますので、弁護士に聞いてください。 ←【当会:ようやく知事の口から弁護士の名前が引き出せた】
(記者)
 担当弁護士の方は。
(知事)
 丸山さんという弁護士さんです。 ←【当会:案の定、群馬県の顧問弁護士として有名な弁護士さんに相談していたのか。相談料も県民の血税から支払っているのかもしれないので、これは、早めに住民監査をする必要があるかも】
( 以上で終了 ) 

第11回定例記者会見要旨(11月2日)
■日時    平成23年11月2日(水)午前11時00分~11時29分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 22人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について(再)
(記者)
 知事公舎の関係なのですが、知事としては、現状知事公舎という位置づけで、前橋にあると思うのですが、あそこにある知事公舎については、どのようにしたいと考えてらっしゃるのですか。
(知事)
 検討委員会でしっかり議論していただいて、有効活用できるように、しっかりと検討に入っています。 ←【当会:自分では判断せずに、あいかわらず第三者委員会頼み。これでも群馬県のトップが務まるとは】
(記者)
 知事としては存続させる選択肢もあるし・・・。
(知事)
 存続とは。 ←【当会:ほら、この言葉からして、知事公舎の解体撤去しか頭にない様子】
(記者)
 知事公舎として当面活用するという選択肢もあるし・・・。
(知事)
 だれが入るのですか。 ←【当会:このあと、副知事を入居させたのに、この逆質問は失礼にあたる】
(記者)
 どうされたいのか、お伺いしたいのですが。
(知事)
 現在の知事公舎については、既に検討委員会で議論をしていただいて、県民に有効に活用してもらうように担当部局の方で検討を進めるよう指示しています。 ←【当会:またもや第三者委員会頼み。そして、管財課や秘書課という県当局頼み】
(記者)
 あの場所については、知事公舎として残すという選択肢は無いということでいいのですか。
(知事)
 いずれにせよ、知事公舎としてではなく、違うかたちで有効活用すべきだという答申をいただいていますので、それに沿ったかたちで検討していきたいと思います。 ←【当会:記者の質問にまじめに答えようとしていない。いや、まじめに答えるつもりがないということか】
(記者)
 活用法については、いつごろまでに決めたいとお考えですか。
(知事)
 これからです。指示をしたところですから。まだ・・・。できるだけ早く決めた方がいいと思います。 ←【当会:とにかく焦っている様子がうかがえる】
(記者)
 知事ご自身で活用法について決めるというわけではないと。県の内部で決めたいということですか。
(知事)
 そうです。有効に活用する方法を考えながら、早い時期に結論を出して、有効活用したほうがいいと思っています。 ←【当会:有効活用というのが、解体・撤去・更地化して前橋市に売り飛ばすということだったとは】
―――後略―――
( 以上で終了 ) 

第14回定例記者会見要旨(12月28日)
■日時    平成23年12月28日(水)午前11時00分~11時32分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 20人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎知事発言
 平成23年の御用納めの日となりました。
 今年1年は、東日本大震災、さらには群馬DCにおきまして、報道機関の皆さまには、いち早く県民への情報を発信していただきまして、本当にありがたく感謝申し上げます。特に、群馬DCでは、皆さま方の発信によりまして、非常に疲弊して落ち込んでいた観光関係が、大きく前年度を上回ることができ、これもひとえに皆さま方の発信のたまものだと、感謝を申し上げます。
◎質疑応答
○今年の県政を振り返って
―――前略―――
(記者)
 女性問題の件なのですが、こういうことを受けて、年末最後に一言といいますか、知事としてどのようにお考えになっていたかと・・・。
(知事)
 来年は、しっかり取り組んで行きます。 ←【当会:記者の質問を堂々とはぐらかしている。不倫スクープ記事掲載後5ヵ月後のこのころになると、記者の入れ換えもあり、突撃質問をする記者は少なくなったようだ】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第18回定例記者会見要旨(3月21日)
■日時    平成24年3月21日(水)午前11時00分~11時31分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 20人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 先日来、一部報道で、検討の対象となっていた知事公舎の扱いについて、副知事の公舎として暫定的に利用するとの報道がなされました。県の担当部署の管財課でも、その関係については認めているようなのですが、あらためて県民のために広く利用するという公舎のあり方として、検討委員会で結論が出ています。今回、暫定的に副知事公舎として利用するということに関して、知事の所感をお聞かせ願います。
(知事)
 知事公舎のあり方検討委員会で、知事公舎について報告があったわけです。あり方検討委員会の報告の趣旨に沿って、有効的な活用をするように事務担当課へ指示をしていました。今回、その方向性がしっかりと決まるまでの間、副知事公舎として活用していくという報告を聞いているところです。知事公舎については、あり方検討委員会で報告のあったとおり、利用価値が非常に高い場所でもありますし、広く県民、市民のために活用していくべきであるとのことですので、その趣旨に沿って有効活用の方策を、県有地利用検討委員会等を活用して検討していく必要があると思っています。前橋市役所や前橋市立図書館にも近接していることから、相手方のあることですが、前橋市とも相談しながら(検討を)進めて行ければと思っています。 ←【当会:再度、イエスマンの副知事を、自身の不倫現場に住まわせたのは、内部を再度改修して証拠隠滅を図る口実をつくるため。現在、オンブズマンのメンバーらが、この副知事の入居にともなう改修工事にかかる情報開示請求をしているが、管財課は開示延長して、時間稼ぎをしている最中だ】
(記者)
 今後、そういった具体的な協議にも入って行ければということでしょうか。
(知事)
 はい。 ←【当会:前橋市とも既に、解体・撤去・更地化の下話をしていることが分かる】
(記者)
 副知事公舎としての暫定利用に関しての妥当性に関しては、知事としてのお考えはいかがでしょうか。
(知事)
 もともと副知事公舎でしたので、それほど違和感は持っていません。 ←【当会:この回答はまさに噴飯モノ。単刀直入に、“早く不倫の現場の証拠隠滅をしたい”と言えばいいのに】
―――中略―――
○知事公舎について(再)
(記者)
 知事公舎の関係で、池本副知事が知事公舎に引っ越しをされる理由について、どのように知事はお考えなのでしょうか。現状、業務上は支障を来していないと思うのですけれども。
(知事)
 もともと副知事公舎でありましたので。しっかりとした(活用の)方向が決まるまでは、副知事公舎として活用してもよろしいのではないかとは思います。 ←【当会:これはあきらかに、大澤知事が公舎を妾宅化していた痕跡を取り去るために、池本武広副知事が総務省に戻る前の4カ月間、つまり平成24年4月~7月末まで、公舎に入居させて、それを理由に大澤知事と愛人の情事の証拠隠滅を図るべく内部を改修したに違いない。ちなみに池本知事は、稲山博司・前副知事が総務省に戻った後、2010年9月1日に総務省から派遣されて2012年7月31日まで副知事だった霞が関官僚で、長崎県出身の東大法卒48歳の人物。自治入省後、茨城県、千葉県地方課長、岡山県財政課長、高知県総務部長等を経て、現在まで、総務省人事恩給局参事官を務めていた。最後のご奉公が大澤知事の逢引の現場に4カ月住むことだった】
(記者)
 副知事の方から、ぜひこうしたい(利用したい)という要望があったということなのでしょうか。
(知事)
 いいえ。いろいろと議論があって、副知事公舎として(当面の間)活用しようということで、流れができたのではないでしょうか。 ←【当会:この中央官僚からの落下傘副知事は、やはり群馬県当局から頼み込まれて、なんらかのインセンティブがあって最後の奉公として、知事と愛人の妾宅だった公舎に住まざるを得なかったと思われる】
(記者)
 副知事が住まわれるということについては、先日の(知事公舎の)あり方検討委員会の報告の趣旨に沿った活用の一環であるというように、知事はお考えなのでしょうか。
(知事)
 (知事公舎の)あり方検討委員会の(答申の)趣旨にのっとって有効な活用をするために、まだ時間がかかるので、その間、有効活用するために副知事公舎として活用することは、よろしいのではないかと思います。 ←【当会:これはあきらかに市民オンブズマン群馬が平成24年2月に住民監査請求を行ったため、すぐさま公舎を解体・撤去・更地化するわけにいかなくなり、施設を遊ばせているとまたオンブズマンらに騒がれるので、大澤知事と愛人の情事の痕跡を消し去るべく、天下り官僚の副知事を一時的に公舎に住まわせ、そのために公金をさらに費消して改修工事を行ったに違いない。この点について市民オンブズマン群馬は今年9月19日に群馬県当局に情報開示請求をしているが、県は開示を1ヶ月半も延長して、情報をできるだけ隠そうとあがいている】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第19回定例記者会見要旨(3月28日)
■日時    平成24年3月28日(水)午前11時00分~11時28分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 18人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 知事公舎の件なのですが、知事公舎のあり方検討委員会の答申で県民へという答申でしたが、副知事が入居するということなのですが、あらためてこれについて、考えを変えるとかそのような考えはありませんか。
(知事)
 私がうんぬん(ということ)ではなく、管財課へ任せています。 ←【当会:とにかく大澤知事と愛人との情事の痕跡を抹消するのが、一時的に池本副知事を公舎に入居させる真の目的】
(記者)
 知事としては、県民をそこへ入れるというお考えは特にないと。
(知事)
 有効活用するという基本方針は変わりません。前橋市などといろいろと打合せをしながら、多少の時間がかかるかもしれませんが、県民が有効に活用できるような方策をとるべきだと思っています。 ←【当会:なにがなんでも県民を中に入れさせないという知事と県当局の意図が有り有り】
(記者)
 副知事を入れるというよりは、一般開放とかというお考えもあるということでしょうか。
(知事)
 一般開放といっても、どのように一般開放するのか。前の知事公舎のように解体して、駐車場という考え方もあるだろうし、前橋市が活用の(検討をする)中で、建物込みで考えていただけるかどうかなど、いろいろと模索しながら、良い方法を選択したいと思っています。 ←【当会:一般開放より解体・撤去・更地化しか念頭にない大澤知事の思いが込められた回答だ。よほど県民に一般開放されると都合が悪いようだ】
(記者)
 オンブズマンが公舎の光熱費などの返還について、住民(監査)請求を県にしましたが、それに対しての回答というのは県としては。
(知事)
 (住民監査請求は)監査委員へ出ているものですので。 ←【当会:監査委員は県当局の組織そのものなのに、この言い草。とうてい知事の器とは言えない】
(記者)
 今のところ、特に回答というのは。
(知事)
 監査委員(事務局)に聞いていただきたいと思います。 ←【当会:監査委員は結局何も監査をしなかった。そういう監査委員だから、大澤知事も安心して“監査委員(事務局)に聞いてくれ”と言えるのだろう。しかし、大澤知事が“監査委員に聞いていただきたい”と言っているのに、県総務部広報課で“監査委員(事務局)に聞いていただきたい”と勝手に「(事務局)」と追記したことは、実際には監査委員は何もせず、高額報酬だけをもらって、監査したようにみせかけるのは監査委員事務局の県職員らであることが、これでよく分かる】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第2回定例記者会見要旨(4月11日)
■日時    平成24年4月11日(水)午前11時00分~11時30分
■会場    記者会見室
■出席者   県:知事、副知事、総務部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 23人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 池本副知事にお伺いします。副知事が知事公舎に入居された理由について、先日、秘書課にお伺いしたところ、池本副知事ご自身も(知事公舎の)あり方検討委(員会)の方針に沿ったかたちで、何らかのかたちで知事公舎を有効活用すべきだと考えていて、今年に入って、総務部長から(知事公舎に)入ったらどうかという話しがあったのでお受けしたという認識であるということをお伺いしたのですが、池本副知事が知事公舎に入ることが、あり方検討委が示した報告の内容に沿っているとお考えなのでしょうか。
(池本副知事)
 (知事公舎の)あり方検討委員会の基本的な方針というのが、今回、私が入居したからそれに反するということではないのです。県民のために有効活用するという基本方針の下に、現在検討を急いでいるところです。その検討を行っている間も県の財産ですから有効活用すべきではないかということを事務的に今まで検討をしてきて、副知事公舎として活用してはどうかということでまとまったので、(入居しては)どうかということで、私が入居したということです。 ←【当会:やはり、総務省からの天下り官僚の池本副知事は、県総務部長に言われて、大澤知事と愛人の妾宅化されていた公舎に入居したことが、記者の質問への池本副知事の答弁でよく分かる】
―――後略―――
( 以上で終了 )

  ・文章中の( )内については、広報課において加筆したものです。
<このページについてのお問い合わせ>
総務部広報課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2165
FAX 027-243-3600
kouhouka@pref.gunma.lg.jp
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■このように、平気で記者会見でも平気でウソを重ねる大澤知事や県当局の幹部らの言動を見るにつけ、この国は、中央も地方も、いくら血税をつぎ込んでも、全部こうした無責任な政治家や役人に吸い取られてしまうことが、よくわかります。我が国では「主権在民」というのは全くの幻想であり、「主権役人」が実態の姿です。

【ひらく会情報部・この項おわり】

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