市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

サンパイ銀座化阻止のため安中市岩野谷地区住民らが設置した看板に早速イチャモンを付けた安中市と群馬県

2012-11-18 15:04:00 | 全国のサンパイ業者が注目!
■安中市、高崎市、富岡市の3市が隣接する観音山丘陵から岩野谷丘陵にかけての地域には、8つの廃棄物処理施設があり、先日9月24日には、とうとう9つ目の処理施設として、高崎市吉井町上奥平地区において27年前に設置申請されていた二光産業処理㈲の安定型サンパイ最終処分場の許可がとうとう出されてしまいました。また、10月29日には富岡市桑原地区に戸田建設と西松建設がJVで設置を計画しているアスベスト中間処理施設の設置申請が環境省に出されており、最も過度に廃棄物処理施設が集中する場所として、全国のサンパイ業者の注目をますます集める始末です。

県道安中吉井線の脇にある灌漑用溜池。

 こうした流れを我々の世代で食い止めようと、安中市岩野谷地区の住民は、高崎市や富岡市の住民らと一緒に廃棄物処理施設の設置計画反対の運動を展開しています。

 とくに、安中市岩野谷地区では、現在、サイボウ環境㈱の一般廃棄物管理型最終処分場が稼働中で、東邦亜鉛安中製錬所の産業廃棄物安定型最終処分場が既に造成を終えて群馬県の認可待ちで、環境資源㈱の関東でも指折りの大規模一般・産業廃棄物管理型最終処分場が事前協議をまさに終えようとしている段階で、さらにアーバン環境サービス㈱の大規模一般・産業廃棄物管理型最終処分場の設置申請を県が今夏受け付けている状況にあります。

 まさにサンパイ銀座の観を呈している状況ですが、この夏8月26日(日)に、安中市岩野谷地区に住む住民らが力を合わせて、同地区の大谷にある岩井川の水源でもある灌漑用ため池の土手付近と県道脇に立て看板を立てました。その模様は翌日の地元の新聞にも報じられました。

**********2012年8月27日上毛新聞社会面
廃棄物処分場反対で立て看板 安中・岩野谷地区
 安中市大谷で二つの民間事業者が一般・産業廃棄物の管理型最終処分場を計画していることを受け、岩野谷各種団体連絡協議会(代表・依田豊一代表区長)など住民3団体は26日、2ヵ所の計画地付近に「廃棄物処分場建設反対]と書かれた立て看板を設置した=写真。
 同所では6年前から廃棄物処理施設の計画があり、2010年6月には建設反対を求め、1915人分の署名が大沢正明知事に提出されている。
 これとは別に、この計画地の近くにことし6月、別の事業者によって廃棄物処理施設の計画が示された。2施設ともに設置申請に当たり、県との事前協議が行なわれている。
 看板は縦1メートル、横2.7メートル。依田代表は「子どもたちのためにも、最後まで反対運動を続けていきたい」と話している。
 安中、高崎、富岡の3市が隣接する地域には、八つの廃棄物処理施設があり、渦度な集中が問題となっている。

平成24年8月27日の上毛新聞記事。
**********

■ところが、地元住民が設置したはずの場所に立て看板がありません。事情を調べたところ、設置後4日目に安中市から設置作業を行った関係者らにイチャモンの連絡があったというのです。

上毛新聞の掲載写真。

ほぼ同じ場所を撮影した現在の写真。

 立て看板は大谷の一番奥にある長坂の灌漑用溜池の土手付近に設置されました。灌漑用溜池は下流で水田を耕作する農家で構成される水利組合が管理していますが、安中市の産業部農林課は「溜池の土手は、官地であり、昔は国の持ち物だったが、平成13年からの地方分権による管理移管により、現在は安中市が管理する土地であり、業者が設置計画中のサンパイ場に反対する立て看板の設置をすることはまかりならん」という趣旨のイチャモンを付けて来たようです。

移設させられ下流の田圃の畔に設置された立て看板。

 もうひとつの立て看板は大谷の集落を貫く県道安中吉井線の道路脇に設置されましたが、これも、群馬県の安中土木事務所から5日目に「道路部分にはみ出しているので移設しろ」という趣旨の難癖が付けられたようです。

県からイチャモンがついた立て看板。

地元の情報によると立て看板と県道の敷地との関係で15センチ出張っていると群馬県からクレームが付けられたという。

■環境資源㈱が計画中のサンパイ処分場は、水利組合が管理する灌漑用溜池のすぐ上に作られて、浸出水は全量溜池に流入する計画となっています。サンパイ処分場のゴミから滲み出たゴミ水を、水田用の灌漑用水地に入れるというのですから、常識では考えられない蛮行です。しかし、群馬県の環境行政は、県庁の環境行政で辣腕をふるった職員OBが業者側の一員となっていることもあり「とくに問題はない」として、業者側にたって、住民の知らない間にどんどん事前協議手続きを進めさせている始末です。

 水利権は耕作者にとって非常に重要な権利であり、これを侵害されることは直ちに死活問題となります。したがって、岩井川の水利権をもつ水利組合は、サンパイ場の排水が灌漑用溜池に注ぎ込まれないように、サンパイ場設置に絶対反対の立場をとるのは当然のことです。

大谷と岩井地区の水田を潤す灌漑用溜池。正面すぐ御国関東でも指折りのサンパイ場ができ、その排水が直接流入する計画なのに、問題ないとして容認するという信じられない判断をしているのが群馬県環境行政だ。

 一方、利権に目のくらんだサンパイ業者は、なんとかしてこの水利権を無効化しようと、あの手この手で地元に揺さぶりをかけるのです。その手口は強引で、あまりにも常識を逸脱していますが、自分たちもその利権のおこぼれにあずかろうという役人らの気持ちをうまく利用して、業者のためにゴミ処分場設置申請に手心を加えようとするのです。

■おそらく、業者側に雇われて業者に加担している群馬県OBあたりを通じて、群馬県や安中市に圧力をかけたものと見られますが、念の為、その経緯を検証すべく、安中市と群馬県に対して情報開示請求を行う予定です。

【ひらく会情報部】
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17年半が経過し喉元過ぎて熱さを忘れ偉そうに市民に市税滞納を注意する安中市の健忘体質

2012-11-17 23:50:00 | 土地開発公社51億円横領事件
■安中市役所では、いまから17年前の1995年5月18日に、我が国の地方自治体としては史上最大の横領事件が発覚しました。その後、安中市・安中市土地開発公社と群銀との間で訴訟になった際に、土地開発公社の保証人の安中市に対して群銀が返済を求めたうち元本分の金額は約33億8600万円でした。これはこのまま元職員のタゴが横領により得た不当利得金額ということにもなりますが、この巨額の横領金収入に対して、国も県も安中市も課税を放棄しています。そして、元職員のタゴは、既に3年前の2009年9月21日に千葉刑務所を出所していますが、いまだに使途不明金が14億3445万円もあり、これも無税となっているのです。

 そうした状況の中で、先日地元住民に配布された広報あんなか2012年11月号の5ページ目に次の記事が掲載されました。

**********広報あんなか2012年11月号P5
【もしあなたが市税を滞納してしまうと】
 税は私たちが安心して健康な暮らしをするために、重要な役割を持っています。福祉や教育、道路整備など、さまざまな事業を進めるうえで、非常に大切な財源です。
 市税を滞納することは、納期限内に納税している大多数の市民との公平性を欠くことになります。また、市の財政を圧迫し、住民サービスに支障をきたすことになります。このため、大多数の納期限内納税者の代弁者として、「滞納は許さない」を合言葉に、市では毅然とした態度で、滞納処分(財産差押)に取り組んでいます。
―――――滞納処分に関するよくあるQ&A―――――
Q1.事前に連絡もなく、預金を差押されました。いつ差押するか連絡はもらえないのですか?
A1.税金は納期限内に納付いただくのが原則です。納期限を過ぎても納付がない人には督促状を発送します。督促状発送日から10日を経過したときは差押しなければならないと法律に明記されています。また督促状以外にも、催告書などにより再三納税の催告がされていると思います。市役所からの通知は必ず確認してください。なお、「いつ差押を執行します」と連絡することはありません。
Q2.勤務先に給与照会がきて、勤務先に滞納があることが知られてしまいました。プライバシーの侵害ではないですか?
A2.税金を滞納している人に対しては、市は法律に基づいて、すべての財産について調査する権限を持っています。調査を受けた勤務先・金融機関などはその調査に協力しなければならず、個人情報保護法に触れることはありません。
Q3.分割納付しているのに、給与を差押されました。なぜですか?
A3.分割納付は、やむを得ない事情により納期限内に納付が難しい人への一時的な措置です。財産調査の結果、納税する資力が十分あると判断した場合、給与の差押や預貯金
の差押、生命保険の差押などを執行することがあります。
Q4.住宅ローンがあって納税できません。どうしたらよいでしょうか?
A4.納税は国民の義務であり、税金はすべての債務に優先すると法律に定められています。住宅ローンがあるため納税できないというのは全く理由になりません。
Q5.納期限日を過ぎて納入したため、延滞金納付書が届きました。納付しなければなりませんか?
A5.税金は納期限内納付が原則であり、納期限内に納付している人との公平性を保つため、延滞金を徴収します。なお、延滞金を納付いただけない場合も、滞納処分(財産差押)の対象となります。
―――――その他市税に関するよくあるQ&A―――――
Q1.2月に安中市から転出しましたが、安中市から市県民税の納税通知書が届きました。なぜですか?
A1.安中市市県民税の納税義務者は、1月1日に安中市に住所を有する人であり、その人に1年分の市県民税が課税されるからです。
Q2.3月に土地を購入しましたが、安中市から固定資産税の納税通知書が届きません。なぜですか?
A2.固定資産税の納税義務者は、1月1日の土地・家屋の所有者(登記名義人)であり、その人に1年分の固定資産税が課税されるためです。この場合は、来年度から固定資産税が課税されます。
Q3.5月に軽自動車を廃車しましたが、安中市から軽自動車の納税通知書が届きました。
A3.軽自動車税の納税義務者は、4月1日に軽自動車(軽四輪・バイクなど)を有する人であり、その人に1年分の軽自動車税が課税されるからです。
Q4.原付バイクを廃車したいのですが、どうすればよいでしょうか?
A4.ナンバーと印鑑を市役所(本庁税務課・支所住民課)にお持ちください。ナンバーがない場合、または、原付バイクが盗難などにあって既になくなってしまっている場合などは、電話でお問い合わせください。乗車していなくても廃車届がされていない場合は、来年度も課税されます。
―――――納付が困難な人は、一人で悩まず放置せず、早めに相談を―――――
災害や盗難、本人や家族の病気、事業の休廃止、などのやむを得ない事情や、多重債務などにより市税の納期ごとの納付が困難な場合は、一人で悩まず、放置せずに、早めにご相談ください。一括納付が難しい場合には、分割納付にも応じることもできます。まずは、納付できない理由をお聞かせください。
●夜間納税相談窓□
市役所開庁時間に納税相談ができない人のために、下表納期限日に夜間窓口を開設しています。
開設日:11月30日(金)、12月25日(火)、1月31日(木)、2月28日(木)
時間:午後8時まで
場所:本庁収納課
問合せ▼本庁収納課収納整理係(電話:内線1082・1084)
市役所:電話382-1111

**********

■このように安中市は、市税の滞納がいかに重大な犯罪であり、違法行為であるかを強調していますが、本当に、偉そうにそんなことを胸を張って言えるのかどうか、もういちど自らの胸に手をあてて反すうすることも必要ではないのでしょうか。

 もちろん、市税の滞納や脱税は厳しく罰せられなければなりませんが、安中市は市税の滞納を撲滅したいというのであれば、まず、なぜ51億円横領事件関係者からきちんと市税を徴収してこなかったのか、なぜ安中市はタゴ一族をはじめ、タゴから金品を無心してきた関係者から税金を取り立てなかったのかを、きちんと市税滞納者に説明してから、強制徴収を行わない限り、不公平といわれても反論できないでしょう。

■次に広報あんなかの【もしあなたが市税を滞納してしまうと】を検証してみました。上記と比較しながら考えてみましょう。

**********
 税は安中市がタゴの巨額横領の尻拭いをするために一部が流用されています。群馬銀行に22世紀の2101年まで毎年、安中市土地開発公社を通じて2000万円を和解金として支払う上で、市民の血税が失われているのです。
 市税を滞納する市民に対して、一方的に問答無用で税金を強制的に徴収することは、30億円以上もの横領金による不当利得に対して市税を課税しなかった元職員との公平性を欠くことになります。また、巨額の不当利得に対して市税を棒引きにしたことは、2101年まで、市の財政を圧迫し、住民サービスに支障をきたす結果を生んでいることになります。このため、善良な市民納税者の代弁者として、「税金の棒引きは許さない」を合言葉に、市は毅然とした態度で、なぜ元職員への市税の課税を行わなかったのかを、きちんと市税滞納者に説明をしてから、滞納処分を行わなければなりません。
―――――タゴ巨額横領金への課税懈怠処分に関する質問―――――
Q1.元職員の場合、配偶者に横領金1億5千万円が流れたことが警察の捜査で判明しています。まだ、元職員と離婚せずに県内で同居しているようです。また、元職員の実弟は母親とともに運輸会社を経営していますが、横領金の一部がやはり流用されています。にもかかわらず、なぜ差押をしなかったのですか?なぜ、巨額の不当利得が見逃され、市税の課税を行わなかったのですか?
A1.・・・・<安中市からの回答要>・・・・
Q2.元職員は安中市都市計画課兼土地開発公社の上司や同僚に、高価な鍋島や古伊万里の骨董を見せびらかしたり、1着80万円もするスーツを着たりして登庁していました。当然、こうした元職員タゴの不釣合いな振る舞いに対して疑問を抱かなければならないはずですが、市役所の七不思議と揶揄するだけで、誰も元職員タゴの収入について不審を抱きませんでした。そもそも、安中市は法律に基づいて、すべての財産について調査する権限を持っているはずです。調査を受けた勤務先・金融機関などはその調査に協力しなければならず、個人情報保護法に触れることはないのですから、元職員の収入に不審を抱いて調査していれば、早期に横領が発覚して、51億円もの巨額横領にはなり得なかったはずです。勤務先が市役所なのに、市役所の税務課や財政課はなぜこのような元職員の行状を見逃して、所得の捕捉をしなかったのですか?市役所の怠慢ではないですか?
A2.・・・・<安中市からの回答要>・・・・
Q3.元職員タゴやその親族らは、一生かけて横領金の償いをすると刑事裁判の法廷で陳述していますが、いまだに償いをした形跡がありません。また、安中市もこの17年間で、元職員の財産差押えによる損害金の回収を僅か1300万円しか行っていないようです。市税に至っては全く回収しようとしないまま、結局棒引きとしてしまいました。今からでも遅くないので、元職員及びその親族らの財産調査を行い、納税する資力が十分あると判断した場合、給与の差押や預貯金の差押、生命保険の差押などを執行する予定はありますか?また、執行する場合、元職員及びその親族らが分割納付を望む場合は、やむを得ない事情として納期限内を認めるつもりはありますか?
A3.・・・・<安中市からの回答要>・・・・
Q4.元職員タゴの横領事件による不当利得への課税はなぜか行われませんでした。納税は国民の義務であり、税金はすべての債務に優先すると法律に定められています。元職員だけが、不当利得への課税を免れることができたため課税できないというのは、一般市民納税者には全く理解できません。なぜこのような措置が元職員だけに適用されたのでしょうか?
A4.・・・・<安中市からの回答要>・・・・
Q5.元職員タゴの場合、すでに納期限日を過ぎているのかもしれませんが、延滞金も課せられてこなかったと思われます。税金は納期限内納付が原則であり、納期限内に納付している人との公平性を保つため、延滞金が徴収されるはずです。なお、延滞金を納付しない場合、滞納処分(財産差押)の対象となるはずです。元職員タゴの場合、なぜ、延滞金からも課税をまぬがれることができたのでしょうか?
A5.・・・・<安中市からの回答要>・・・・
**********

■安中市役所内の安中市土地開発公社で1995年5月18日に発覚し、同6月3日に公表された市場空前絶後の巨額詐欺横領事件の直後、数年間にわたり、大勢の安中市民が市税納付を保留しました。あまりにも安中市役所の内部がインチキだらけであり、課税台帳の改ざんが自由自在で行われていたからです。

 当時は平身低頭だった安中市ですが、事件発覚から17年を経過して、かつての反省はどこへやら。103年ローンで群銀に和解金を支払っている分際で、市民に対して市税滞納撲滅キャンペーンを偉そうにやれるのか、もう一度よく考えて、きちんと過去を反省した上で、市民からの血税徴収に臨むという姿勢の必要性を認識しなければなりません。

 なお、上記のQ&Aは、公開質問として岡田市長に近々提出したいと思います。

【ひらく会情報部】

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公舎ラブホテル裁判が12月26日結審?なのに県民への情報開示を更に1週間も遅らせた県管財課の思惑

2012-11-16 21:13:00 | オンブズマン活動

■20年近く愛人と不倫関係を続けていた我らが群馬県のトップリーダーの大澤正明知事ですが、あろうことか、ラブホテル代をけちり、歴代の知事が公務で使ってきた由緒ある知事公舎を取り壊したのに副知事公舎に目をつけて、そこに単身で入居するとして入居届を総務部長に出しながら、実際は愛人と二人で主に毎週末、本来公務でしか使用できないはずの公舎で逢瀬を重ねていた事件は、いよいよ12月26日に結審の可能性も見えてきました。

 こうした状況下、市民オンブズマン群馬のメンバー2名が、昨年7月13日に大沢知事が知事公舎と称して妾宅化していた副知事公舎を、週刊誌にスクープされ大騒ぎになったことから、知事が退去した同7月31日以降、現在に至るまで、公舎に関連してどのような書類が飛び交ったのかを検証し、公舎妾宅化の事実を抹消すべく、群馬県管財課が前橋市を巻き込んで画策している妾宅化された公舎の解体・撤去・更地化の真相を解明して、来る12月26日の第4回目の口頭弁論=最終弁論?に備えようとしていました。

 このため、実際には第2回口頭弁論が行われた平成24年9月19日に、群馬県知事に対して情報開示請求を行っていたのでしたが、情報開示をしたくない管財課の以降を反映してか、開示時期が同11月16日まで延長されてしまいました。そこで、オンブズマンのメンバーらは、10月31日の第3回口頭弁論で、群馬県側に早期の情報開示をするように強く要求していました。

■このたび、群馬県から、開示日時を11月22日(木)午前10時にするという電話連絡が市民オンブズマン群馬事務局に通知されました。11月16日までに開示するといっておきながら、実際にはさらに約1週間延期するという姑息な手段です。このため、オンブズマン側としては、最終弁論がおこなわれるかもしれない12月16日以前に準備書面を提出するための準備作業が、非常にタイトになることを余儀なくさせられることになりました。この期に及んでも、群馬県側のペース一辺倒です。本当に困ったことです。

 ところで、気になることがあります。群馬県から11月22日に情報開示される文書のうち、更地化して公舎跡地を前橋市に売りつけるための工作過程を示す文書ですが、前橋市側の首長である山本龍市長が、大澤知事のシンパであることです。そして、大澤知事も山本市長に対して非常に親近感を抱いています。定例記者会見の発言を見てみましょう。


**********第14回定例記者会見要旨(12月28日)
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000050.html
■日時    平成23年12月28日(水)午前11時00分~11時32分
■会場    記者会見室
■出席者  県 :知事、副知事、企画部長ほか
      記者:記者クラブ所属記者等 20人
■記録作成 広報課(報道係)
○前橋市長選挙について
(記者)
先ほど、35市町村との連携というお話がありましたが、前橋市長選が近づいていますけれども、あらためて、どの候補を、どういう立場でどういう支援をしていくのかということを知事の口からお願いしたいのですけれども。
(知事)
山本龍さんは、私の選挙で一生懸命頑張っていただき、県議会議員としても仲間としてやってきたという関係もありますので、できる限りの応援はしたいと思っています。
**********第16回定例記者会見要旨(2月8日)
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000053.html
■日時    平成24年2月8日(水)午前11時00分~11時20分
■会場    記者会見室
■出席者  県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長ほか
      記者:記者クラブ所属記者等 19人
■記録作成 広報課(報道係)
○前橋市長選挙について
(記者)
 話は変わりますが、前橋市長選が告示になりますけれども、(選挙運動)期間中、山本氏の応援に行かれる予定はありますか
(知事)
 時間が合えば、行かせてもらいたいと思います
**********

■こうなると、11月22日の情報開示においても、前橋市との間で交わされた副知事公舎の更地化に関する密約に係る文書をはじめ、池本副知事が総務部長から言われて今年の4月から7月末まで公舎に一時的に入居した経緯を示す文書等がきちんと出されるのかどうか、不安が募ります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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大澤知事の知事公舎女性宿泊問題に関する昨年7月13日以降の記者会見の内容を検証する(その2)

2012-11-14 23:58:00 | 県内の税金無駄使い実態
■驚天動地の平成23年7月13日の週刊新潮のすっぱ抜きスクープで、当事者の大澤知事は急遽秋田県で開催されていた全国知事会議をすっぽかして、群馬に戻り、動転しながら臨時の記者会見に臨みましたが、その1週間後には、定例記者会見が待ち構えていました。その後も定期的に記者会見をへて現在に至っています。その経緯を検証してみましょう。マスコミも次第に舌鋒鋭い質問を影を潜めている様子が分かりますが、これはマスコミ側で、厳しい質問をする記者を異動させた可能性もあります。なお、青字は当会コメントです。

**********
第7回定例記者会見要旨(7月20日)
■日時    平成23年7月20日(水)午前11時00分~11時21分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長、観光局長
       記者:記者クラブ所属記者等 25人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○週刊誌の報道について
(記者)
 県の秘書課には、昨日までに300件近い抗議の電話が寄せられていると。それは、知事も多分ご報告を受けていると思いますが、それについての受け止めと、先週の会見できちんと説明されたとのことですが、県民に分かりやすいかたちで何らかの、言葉は悪いですが落とし前をつける意味で、例えば2期目の退職金を知事に関しては貰わない。他の特別職の方は条例の改正などで対応する。目に見える分かりやすいかたちでの何かがあってもいいのではないかと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
(知事)
 公舎の問題は、5月の定例記者会見でもお話をしました。この際ですから公舎は使用せず、あり方検討委員会で、公舎の有効活用(の検討)をしっかり取り組んでいただくことが一つ。もう1点は、私自身けじめとして7月の給与を全額返済したいと。それでしっかりとけじめをつけて、しっかりと県政の運営に当たっていきたいという思いです。 ←【当会:給与117万円をもらって、自分が経営する老人福祉施設にも補助金として公金をもらっているのだから、いっそのこと福祉施設のほうを無給でやるのではなく、知事職のほうを無給でやったらどうか】
(記者)
 実際に県民の方からたくさん抗議が来ている点については、どのように考えていますでしょうか。
(知事)
 それは申し訳なく思っています。それ故にけじめをつけなければいけないとの思いで考えたところです。 ←【当会:こうして質問する記者を小バカにした生返事をする背景には、知事をバックアップする管財課や秘書課の役人の存在が大きい】
(記者)
 前回の記者会見であやふやだったのですが、県の公舎の管理規則がありまして、その中では、私人の宿泊については明確に規定はされていません。しかし一方で、設置目的について、県の公務の円滑な運営ですとか、あるいは県の職員の住居というのが、目的として定められています。知事ご自身はこの規則に違反しているとお考えなのか、それとも問題ないとお考えなのか、いかがでしょうか。
(知事)
 規則自体にうんぬん(違反している)ということはないと思っていますが、やはり道義的に申し訳ないと思っています。 ←【当会:群馬県のトップが規則を知らないのだから、本来は県職員がきちんとコンプライアンス(法令順守)を指導してやらなければならないのに、それをしていないから、知事がこういう恥ずかしい回答をするようになる】
(記者)
 規則自体に問題ないというのは、明文化されていないからということですか。
(知事)
 そういうことです。 ←【当会:これでは、明文化されていないと自分で思えば、何をしてもいいということになる。こんなトップを選んでしまった群馬県民の不運、で片付けてよいものか】
(記者)
 質問に出たのですが、退職金については。
(知事)
 退職金については考えを持っていますが、この問題と一緒にする問題ではないと思っています。 ←【当会:大沢知事は退職金をボーナスの追加と思っているらしい。退職金とは非違行為の抑止のためにある制度であることを知らないらしい。非違行為とは非法・違法な行為すべてをさし、法令や公務員の懲戒処分でもよく使用され、民間ではあまり使わない専門用語だが、今回の行為は、公舎を舞台にしていることから、あきらかに違法行為。民間であれば、会社と直接関係のない非違行為であれば、退職金の全額を不支給とすることは経済的にみて過酷な処分という判断も成立するが、今回の大沢知事の行為は、明らかに非法ではなく違法だ】
(記者)
 まだ決断されていないということですか。
(知事)
 考えは持っていますが、この問題と退職金の問題をつなげていこう(考えよう)とは思っていません。 ←【当会:もはや知事としての尊厳もへったくれもないしどろもどろ答弁となっている】
(記者)
 考えというのは。
(知事)
 考えというのは考えです。 ←【当会:やっぱり、こんな知事を選んだ県民にも責任があるのかも】
(記者)
 それから、前回の記者会見で、女性を宿泊させたのは1回だけであると知事がおっしゃいましたが、適正に公舎を利用しているという観点から言いますと、公舎を県民に公開するですとか、あるいは今回の震災を受けて県内に避難されて来ている被災者の方に貸し出すという選択肢もあると思うのですが。
(知事)
 今言ったように、有効活用するよう、あり方検討委員会で早急に検討します。 ←【当会:大沢知事自身が、物事の善悪が分からないのだから、本来第三者委員会が道標を示してやらなければならないのに、委員会そのものが知事のイエスマンで構成されているから、県民の倫理から外れた行動をしても誰も制御するものがいない。つまり“糸の切れたタコ”状態といえる】
(記者)
 「この際公舎を使用しないで」と先ほどおっしゃいましたが、これは完全退去するという趣旨ですか。
(知事)
 そうです。 ←【当会:大沢知事は平成23年5月11日(水)午前11時から11時32分にかけて行なった記者会見で、公舎は「広すぎて、庭なども要らない」と明言していた。
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000029.html
その時のやり取りは次のとおり。
(記者)財政難の時に、利用価値が低下した県有施設や公舎などを統廃合する動きがある中で、山形県などは、携帯電話や電子メールの普及など、情報伝達手段の進歩で必要性がなくなったから知事公舎などを売却するというような例がありますけれども、参考までに、直近の1年間で、知事が知事公舎に宿泊している回数ですとか、利用している回数を教えていただいてもよろしいですか。(知事)必要な時には宿泊しています。(記者)およそ何回位ですか。(知事)数えてはいません。(記者)月の平均とかでも構いませんので。(知事)何回も同じ質問をされて、お答えをしていますけれども、週に1、2回は宿泊したりしています。(記者)それは、現在も、ということですか。(知事)そうです。(記者)今年に入ってからも同じということですか。(知事)はい。以前からずっと。(記者)それは宿泊もされているということですか。(知事)宿泊もしています。(記者)宿泊とは別に利用というのも…。(知事)あります。(記者)(週に)1、2回という回数は、そんなに利用頻度が多いとは思わないのですけれども、知事として知事公舎が必要だと思われるその理由は、どのようなところなのでしょうか。(知事)私は、知事に就任した時に、前の知事公舎ですけれども、あのように大きな公舎はいらないだろうということで廃止をしました。私は、実際には(公舎に)庭などは要らないと(考えています)。就任してすぐに台風9号もありましたので、そのような災害時には泊まり込みで対応をしなくてはならないと考え、当時は副知事公舎でしたが、取りあえず、そこに入りました。確かに、その副知事公舎も現在は知事公舎になっていますが、あのような広い公舎は要らないと考えています。緊急時に対応できるように宿泊施設があれば良いと考えています。4年前にも、当初、マンションの利用なども考えていたのですが、当時はセキュリティの問題などもあって、現在のところ(公舎)を活用しているのですが、(知事就任から)4年間たってみて、今言われるように、私は別に固執しているわけではありませんし、そんなに大きなもの(公舎)は必要ないと思っています。(記者)今後、例えば第三者委員会などに諮って…。(知事)その必要はあると思っています。(記者)必要はあると。(知事)はい。ただ、私一人についてということであれば、あの公舎を処分してしまっても良いのですが、いつまでも私が知事を務めているわけではありません。例えば、吾妻のほうの方が知事に就任された場合にどうなのかといえば、公舎にお住まいになるだろうと(思います)。ただ、あのように広い公舎が必要なのだろうかとは思います。知事選が終わった後に、しっかりと第三者委員会に諮って、知事公舎の在り方について、どのようなかたちが一番良いのかをしっかりと議論した上で、(対応を)進めるべきであると考えています。―――と、このようにいっていた。にもかかわらず、あいかわらずこっそりと彼女を公舎に連れ込んで妾宅同然に使っていた】

(記者)
 いつごろをめどに。
(知事)
 あり方検討委員会で議論しますが、早い段階で。 ←【当会:第三者委員会のメンバーに市民オンブズマン群馬の会員を加えるという発想はなぜ生まれてこないのか】
(記者)
 退去するという考えで・・・。
(知事)
 もうそれはいいでしょう。 ←【当会:この時既に、公舎の目的外利用について気にしていたようだ】
(記者)
 いや、退去するという考えであれば、検討委員会にかけずに、ご自身で・・・。
(知事)
 今後の有効活用をどうするかということを、あり方検討委員会で議論してもらいます。私は使用しません。 ←【当会:実際には、毎週末、使用していたのに】
(記者)
 あの場所の知事公舎というものを無くして、それから有効活用するという意味ですか、それとも公舎そのものを・・・。
(知事)
 私の任期中は公舎は・・・。 ←【当会:記者の質問にまともに答えていない。いや、答えられないのは、厳然とした理由があったから】
(記者)
 マンションとかそういうものを借りることになりますか。
(知事)
 もし必要があれば、議会中や災害時、どうしてもという場合には、近くのホテルに宿泊するようにして、できるだけ家に帰ろうと思っていますが、どうしてもやむを得ない時には、近くのホテルに宿泊する考えです。 ←【当会:このとき、公舎を退去して、すぐ隣のマンションに移っていれば、週刊誌に写真を撮られることもなかったのに】
(記者)
 危機管理上必要な場合。
(知事)
 そうです。 ←【当会:大沢知事は危機管理上、公舎を利用するとしながら、結果的に、公舎に彼女を連れ込んだのが発覚して、自ら危機管理のずさんさを露呈した形になたのを気付いているのかな】
(記者)
 繰り返しですが、退去はいつされるご予定ですか。
(知事)
 いずれにせよ今月中にでも退去(する予定です)。そんなに荷物がいっぱいあるわけではありませんから。 ←【当会:この言葉通り5月中に退去していれば、問題は発覚しなかったのに。よほど、2000万円以上の公費を投じて妾宅化した公舎を去りがたい理由があったものとみられる。しかし、ここで言う知事の“もったいない”という言葉と気持ちが、節約志向での発言ではないことは明らか】
(記者)
 あり方検討委員会はいつ設置して、いつまでに・・・。
(知事)
 それは、今努力しています。 ←【当会:なんでもかんでも第三者委員会をダシにしたがるのは、無責任な証拠。こうした御仁に群馬県の命運を託し、血税をとられるのはやりきれないとおもう県民は多数居ると思われる】
―――中略―――
○週刊誌の報道について(再)
(記者)
 先ほど、公舎の問題に絡んで、7月分の給与を返済するというか返上するというか・・・。
(知事)
 言葉はいろいろありますから、こちら(県当局)でしっかりやってもらいますが、私の考えとしては、もらわないと(いうことです)。 ←【当会:自分の給与を返上するのも、県当局に相談してから、というのでは、いったい、誰が群馬県のリーダーなのか。県当局がリーダーらしいが、それは管財課なのか秘書課なのか、どっち?】
(記者)
 (知事給与は)1ヵ月、何万円くらいですか。
(知事)
 それは人事課に聞いてもらえばわかるでしょう。 ←【当会:約118万円の知事給与らしいが、その原資をしはらった県民の汗をなんと心得ているのか】
―――中略―――
○週刊誌の報道について(再々)
(記者)
 週刊誌の件に戻って恐縮ですが、しかるべき措置ということも、知事は、(週刊)新潮に対して何らかのかたちで対策を考えているということもおっしゃっていたと思うのですが、今のところ何か考えているというか行動というものは、あるのでしょうか。
(知事)
 先週も言いましたけれども、相談している方から、そのうちお話がくると思っています。 ←【当会:相談している方とは弁護士のことらしい。相談して、告訴に踏み切っても、週刊誌の記事がウソであることを証明することになるため、相談している方からの話は既にこの時点で分かっていたはず】
(記者)
 お話しというのは、どういうことですか。
(知事)
 どういうことであるかは、分かりません。いろいろと、この問題について相談していますから。 ←【当会:何でもかんでも弁護氏任せ、あるいは県当局任せ。こんなリーダーは民間ではすぐに淘汰される】
(記者)
 相談しているというのは、前回(の会見で)は、法律関係の方かどうかということについてはちょっと言えないというか、お答えがありませんでしたが…。
(知事)
 個人的なことですから。 ←【当会:個人的なことでなく、公舎を舞台にした公共的なことなのに、そういった自覚がまるでない】
(記者)
 週刊新潮の報道について、前回(の会見で)、一部誤認があるというようなことをおっしゃられていましたけれども、編集部または新潮社に対して、抗議というのはされたのでしょうか。
(知事)
 先ほどから言っているように、今、その方と相談をして行動していますので、その方に、いろいろとご指導をいただきながら、行動したいと思っています。 ←【当会:相談者からご指導をいただいていれば、行動したいと思わないはず。それでも行動したいというのは、それだけ世間知らずということを自ら示している】
(記者)
 では、今のところは、特に抗議というかたちでは、されていないと。
(知事)
 はい。 ←【当会:この後すぐに、きちんと抗議をしていれば、男を上げたのに】
―――中略―――
○週刊誌の報道について(再々)
(記者)
 週刊誌の件に戻って恐縮ですが、しかるべき措置ということも、知事は、(週刊)新潮に対して何らかのかたちで対策を考えているということもおっしゃっていたと思うのですが、今のところ何か考えているというか行動というものは、あるのでしょうか。
(知事)
 先週も言いましたけれども、相談している方から、そのうちお話がくると思っています。 ←【当会:この時点では、マスコミの追及は大変評価されるが、多分その後、この記者は左遷させられたかも。そして大沢知事が現在まで居座っている。なんだかヘンだ】
(記者)
 お話しというのは、どういうことですか。
(知事)
 どういうことであるかは、分かりません。いろいろと、この問題について相談していますから。 ←【当会:じぶんでわからないことを相談しているのか、相談している内容自体が自分でもわからないのか、相談者からどういう話があるのかがわからないのか、どれだかが分からない。結局、相談したこと自体も分からないのでは】
(記者)
 相談しているというのは、前回(の会見で)は、法律関係の方かどうかということについてはちょっと言えないというか、お答えがありませんでしたが…。
(知事)
 個人的なことですから。 ←【当会:知事職は公職であり当然プライバシーが極度に制限される。まして公務で使う公舎でおきたことだから、個人的なことではないはず】
(記者)
 週刊新潮の報道について、前回(の会見で)、一部誤認があるというようなことをおっしゃられていましたけれども、編集部または新潮社に対して、抗議というのはされたのでしょうか。
(知事)
 先ほどから言っているように、今、その方と相談をして行動していますので、その方に、いろいろとご指導をいただきながら、行動したいと思っています。 ←【当会:週刊新潮側は、その後、本件については1年半近くも経過するのに何の反応も大沢知事からよせられないので、既に別のスキャンダル記事に関心が移っている様子。大沢知事には、早く行動して週刊誌の鼻をあかしてもらいたいところだが、いったいいつ行動するのやら】
(記者)
 では、今のところは、特に抗議というかたちでは、されていないと。
(知事)
 はい。 ←【当会:大沢知事は、新潮社への抗議でなく、知事職への居座りという形を選択した形だ】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第8回定例記者会見要旨(7月27日)
■日時    平成23年7月27日(水)午前11時00分~11時41分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、総務部長、企画部長、企画部副部長、農政部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 22人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 この案件に関しては、以上とします。
 先日来、ずっと話があります知事公舎の問題に関してですが、何点か質問させていただきます。まず、前回の記者会見の際に公舎を退去するとのお話がありましたが、具体的に知事が公舎を退去する時期がまずいつなのかが一点。公舎の在り方に関して、外部の方を委員に据えての検討委員会を設けるとのお話がありましたが、それがいつ設置されるのか。この2点をお伺いしたいと思います。
(知事)
 先週も(記者会見で)申し上げましたが、今月いっぱいで退去したいとの思いで準備をしています。検討委員会ですが、委員の皆さんの(委嘱に当たっての)ご理解、ご協力を確認しています。その了解が取れ次第、早急に検討委員会を立ち上げるということで、副知事が先頭に立って進めています。補足があれば副知事から(お願いします)。 ←【当会:なにかというと副知事頼み。よほどこの事件で世話になっているらしい】
(副知事)
 知事の話と重複するかもしれませんが、知事は、今月中に退去をする予定で私物の整理等を行っています。8月1日には、(公舎の)鍵を返還し、すべての手続きを終わりにします。検討委員会ですが、民間の方を3、4名と県の職員が同数くらいで、早急に委員会を立ち上げようと、民間の方に交渉をしているところです。立ち上がれば、一つは、知事公舎の在り方といいますか、必要性の有無についての問題を検討したい。もう一つは、現在の公舎をどのようにしていくかという2点を中心に、いろいろ議論していただきたいと考えています。 ←【当会:大沢知事の言うことをよく聞くとみられる茂原副知事のプロフィールは次のとおり。茂原璋男(しげはらあきお)副知事:昭和18年7月24日生(68歳)、本籍・群馬県、現住所・高崎市、学歴・群馬県立富岡高校卒(昭和37年3月)、中央大学経済学部卒(昭和41年3月)、職歴:昭和41年4月衛生民生部厚生課、昭和57年4月総務部部長室企画調整係長、昭和61年4月同地方財政係長、昭和63年4月同地方課課長補佐兼財政係長、平成元年4月、同広報課総括課長補佐、平成3年4月企画部部長室総括課長補佐、平成4年4月総務部秘書課総括課長補佐、平成7年4月商工労働部工業振興課企業立地推進室長、平成9年4月同観光物産課長、平成10年4月総務部秘書課長、平成11年4月同参事兼秘書課長、平成11年9月議会事務局長、平成16年3月定年退職、平成19年8月群馬県副知事、平成23年8月10日群馬県副知事再任、現在に至る。ということで、主として総務畑を歴任し、議会事務局長も5年も勤め上げたことから、大沢知事が県議時代から、また大沢知事の彼女が議会事務局に勤務していたこともよくご存知のはずだ】
(記者)
 民間の方3、4名ということでお話を伺いましたが、今どういう方を想定されているのか、例えば弁護士の方だとか、大学の先生などいろいろな職種の方がいますが・・・。
(副知事)
 おっしゃるとおり、幅広い知識を持った方を予定しています。 ←【当会:なるほど、大沢知事の太鼓持ちが第三者委員会のメンバーを選定している。ならば、都合のいい結論しか導き出せないのも道理】
(記者)
 今、私が申し上げたような職種の方も当然候補に入っているということでよろしいでしょうか。
(副知事)
 はい。全部入っているとはいいませんが、それなりにいろいろな立場で、弁護士になるのか公認会計士になるのかは、若干いろいろとあるかもしれませんが、幅広い知識を持った方にお願いをしたいと考えています。 ←【当会:記者の質問のなかの皮肉っぽさに気付かないところが、なんともはや滑稽だ。実際は“幅広い知識を持った方”にお願いするのではなく、“県当局の意向に合致した答申を出してくれることが確実な方”が正しいのに】
(記者)
 県としては、この公舎の在り方検討委員会をつくった上で、今年度中に結論を出したいという方向性でよろしいでしょうか。
(知事)
 遅くても今年度中といいますか、それほど問題に時間がかかるとは考えていないのですが、早めに結論を出していただきたいと思っています。 ←【当会:結果的に、大沢知事の不倫現場となった副知事公舎の解体撤去、更地化という、いわゆる証拠隠滅の結論になったわけだ】
(記者)
 できればどれくらいのスパンで話し合いをしたいというふうに、委員会の中身にもよるのでしょうけれども、どういうイメージを持たれているのでしょうか。
(知事)
 年度内ではなく、年内くらいに出したいです。 ←【当会:なるべくはやく、自分の不倫現場を消滅させたいというはやる気持ちが見え見え】
―――中略―――
○週刊誌の記事について
(記者)
 新潮社へは抗議されたのですか。
(知事)
 その問題は、記者さんが真剣に取り組んでいるので。弁護士に相談しまして、弁護士に任せていますので、弁護士に聞いてください。 ←【当会:ようやく知事の口から弁護士の名前が引き出せた】
(記者)
 担当弁護士の方は。
(知事)
 丸山さんという弁護士さんです。 ←【当会:案の定、群馬県の顧問弁護士として有名な弁護士さんに相談していたのか。相談料も県民の血税から支払っているのかもしれないので、これは、早めに住民監査をする必要があるかも】
( 以上で終了 ) 

第11回定例記者会見要旨(11月2日)
■日時    平成23年11月2日(水)午前11時00分~11時29分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 22人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について(再)
(記者)
 知事公舎の関係なのですが、知事としては、現状知事公舎という位置づけで、前橋にあると思うのですが、あそこにある知事公舎については、どのようにしたいと考えてらっしゃるのですか。
(知事)
 検討委員会でしっかり議論していただいて、有効活用できるように、しっかりと検討に入っています。 ←【当会:自分では判断せずに、あいかわらず第三者委員会頼み。これでも群馬県のトップが務まるとは】
(記者)
 知事としては存続させる選択肢もあるし・・・。
(知事)
 存続とは。 ←【当会:ほら、この言葉からして、知事公舎の解体撤去しか頭にない様子】
(記者)
 知事公舎として当面活用するという選択肢もあるし・・・。
(知事)
 だれが入るのですか。 ←【当会:このあと、副知事を入居させたのに、この逆質問は失礼にあたる】
(記者)
 どうされたいのか、お伺いしたいのですが。
(知事)
 現在の知事公舎については、既に検討委員会で議論をしていただいて、県民に有効に活用してもらうように担当部局の方で検討を進めるよう指示しています。 ←【当会:またもや第三者委員会頼み。そして、管財課や秘書課という県当局頼み】
(記者)
 あの場所については、知事公舎として残すという選択肢は無いということでいいのですか。
(知事)
 いずれにせよ、知事公舎としてではなく、違うかたちで有効活用すべきだという答申をいただいていますので、それに沿ったかたちで検討していきたいと思います。 ←【当会:記者の質問にまじめに答えようとしていない。いや、まじめに答えるつもりがないということか】
(記者)
 活用法については、いつごろまでに決めたいとお考えですか。
(知事)
 これからです。指示をしたところですから。まだ・・・。できるだけ早く決めた方がいいと思います。 ←【当会:とにかく焦っている様子がうかがえる】
(記者)
 知事ご自身で活用法について決めるというわけではないと。県の内部で決めたいということですか。
(知事)
 そうです。有効に活用する方法を考えながら、早い時期に結論を出して、有効活用したほうがいいと思っています。 ←【当会:有効活用というのが、解体・撤去・更地化して前橋市に売り飛ばすということだったとは】
―――後略―――
( 以上で終了 ) 

第14回定例記者会見要旨(12月28日)
■日時    平成23年12月28日(水)午前11時00分~11時32分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 20人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎知事発言
 平成23年の御用納めの日となりました。
 今年1年は、東日本大震災、さらには群馬DCにおきまして、報道機関の皆さまには、いち早く県民への情報を発信していただきまして、本当にありがたく感謝申し上げます。特に、群馬DCでは、皆さま方の発信によりまして、非常に疲弊して落ち込んでいた観光関係が、大きく前年度を上回ることができ、これもひとえに皆さま方の発信のたまものだと、感謝を申し上げます。
◎質疑応答
○今年の県政を振り返って
―――前略―――
(記者)
 女性問題の件なのですが、こういうことを受けて、年末最後に一言といいますか、知事としてどのようにお考えになっていたかと・・・。
(知事)
 来年は、しっかり取り組んで行きます。 ←【当会:記者の質問を堂々とはぐらかしている。不倫スクープ記事掲載後5ヵ月後のこのころになると、記者の入れ換えもあり、突撃質問をする記者は少なくなったようだ】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第18回定例記者会見要旨(3月21日)
■日時    平成24年3月21日(水)午前11時00分~11時31分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 20人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 先日来、一部報道で、検討の対象となっていた知事公舎の扱いについて、副知事の公舎として暫定的に利用するとの報道がなされました。県の担当部署の管財課でも、その関係については認めているようなのですが、あらためて県民のために広く利用するという公舎のあり方として、検討委員会で結論が出ています。今回、暫定的に副知事公舎として利用するということに関して、知事の所感をお聞かせ願います。
(知事)
 知事公舎のあり方検討委員会で、知事公舎について報告があったわけです。あり方検討委員会の報告の趣旨に沿って、有効的な活用をするように事務担当課へ指示をしていました。今回、その方向性がしっかりと決まるまでの間、副知事公舎として活用していくという報告を聞いているところです。知事公舎については、あり方検討委員会で報告のあったとおり、利用価値が非常に高い場所でもありますし、広く県民、市民のために活用していくべきであるとのことですので、その趣旨に沿って有効活用の方策を、県有地利用検討委員会等を活用して検討していく必要があると思っています。前橋市役所や前橋市立図書館にも近接していることから、相手方のあることですが、前橋市とも相談しながら(検討を)進めて行ければと思っています。 ←【当会:再度、イエスマンの副知事を、自身の不倫現場に住まわせたのは、内部を再度改修して証拠隠滅を図る口実をつくるため。現在、オンブズマンのメンバーらが、この副知事の入居にともなう改修工事にかかる情報開示請求をしているが、管財課は開示延長して、時間稼ぎをしている最中だ】
(記者)
 今後、そういった具体的な協議にも入って行ければということでしょうか。
(知事)
 はい。 ←【当会:前橋市とも既に、解体・撤去・更地化の下話をしていることが分かる】
(記者)
 副知事公舎としての暫定利用に関しての妥当性に関しては、知事としてのお考えはいかがでしょうか。
(知事)
 もともと副知事公舎でしたので、それほど違和感は持っていません。 ←【当会:この回答はまさに噴飯モノ。単刀直入に、“早く不倫の現場の証拠隠滅をしたい”と言えばいいのに】
―――中略―――
○知事公舎について(再)
(記者)
 知事公舎の関係で、池本副知事が知事公舎に引っ越しをされる理由について、どのように知事はお考えなのでしょうか。現状、業務上は支障を来していないと思うのですけれども。
(知事)
 もともと副知事公舎でありましたので。しっかりとした(活用の)方向が決まるまでは、副知事公舎として活用してもよろしいのではないかとは思います。 ←【当会:これはあきらかに、大澤知事が公舎を妾宅化していた痕跡を取り去るために、池本武広副知事が総務省に戻る前の4カ月間、つまり平成24年4月~7月末まで、公舎に入居させて、それを理由に大澤知事と愛人の情事の証拠隠滅を図るべく内部を改修したに違いない。ちなみに池本知事は、稲山博司・前副知事が総務省に戻った後、2010年9月1日に総務省から派遣されて2012年7月31日まで副知事だった霞が関官僚で、長崎県出身の東大法卒48歳の人物。自治入省後、茨城県、千葉県地方課長、岡山県財政課長、高知県総務部長等を経て、現在まで、総務省人事恩給局参事官を務めていた。最後のご奉公が大澤知事の逢引の現場に4カ月住むことだった】
(記者)
 副知事の方から、ぜひこうしたい(利用したい)という要望があったということなのでしょうか。
(知事)
 いいえ。いろいろと議論があって、副知事公舎として(当面の間)活用しようということで、流れができたのではないでしょうか。 ←【当会:この中央官僚からの落下傘副知事は、やはり群馬県当局から頼み込まれて、なんらかのインセンティブがあって最後の奉公として、知事と愛人の妾宅だった公舎に住まざるを得なかったと思われる】
(記者)
 副知事が住まわれるということについては、先日の(知事公舎の)あり方検討委員会の報告の趣旨に沿った活用の一環であるというように、知事はお考えなのでしょうか。
(知事)
 (知事公舎の)あり方検討委員会の(答申の)趣旨にのっとって有効な活用をするために、まだ時間がかかるので、その間、有効活用するために副知事公舎として活用することは、よろしいのではないかと思います。 ←【当会:これはあきらかに市民オンブズマン群馬が平成24年2月に住民監査請求を行ったため、すぐさま公舎を解体・撤去・更地化するわけにいかなくなり、施設を遊ばせているとまたオンブズマンらに騒がれるので、大澤知事と愛人の情事の痕跡を消し去るべく、天下り官僚の副知事を一時的に公舎に住まわせ、そのために公金をさらに費消して改修工事を行ったに違いない。この点について市民オンブズマン群馬は今年9月19日に群馬県当局に情報開示請求をしているが、県は開示を1ヶ月半も延長して、情報をできるだけ隠そうとあがいている】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第19回定例記者会見要旨(3月28日)
■日時    平成24年3月28日(水)午前11時00分~11時28分
■会場    記者会見室
■出席者   県 :知事、副知事、企画部長、企画部副部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 18人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 知事公舎の件なのですが、知事公舎のあり方検討委員会の答申で県民へという答申でしたが、副知事が入居するということなのですが、あらためてこれについて、考えを変えるとかそのような考えはありませんか。
(知事)
 私がうんぬん(ということ)ではなく、管財課へ任せています。 ←【当会:とにかく大澤知事と愛人との情事の痕跡を抹消するのが、一時的に池本副知事を公舎に入居させる真の目的】
(記者)
 知事としては、県民をそこへ入れるというお考えは特にないと。
(知事)
 有効活用するという基本方針は変わりません。前橋市などといろいろと打合せをしながら、多少の時間がかかるかもしれませんが、県民が有効に活用できるような方策をとるべきだと思っています。 ←【当会:なにがなんでも県民を中に入れさせないという知事と県当局の意図が有り有り】
(記者)
 副知事を入れるというよりは、一般開放とかというお考えもあるということでしょうか。
(知事)
 一般開放といっても、どのように一般開放するのか。前の知事公舎のように解体して、駐車場という考え方もあるだろうし、前橋市が活用の(検討をする)中で、建物込みで考えていただけるかどうかなど、いろいろと模索しながら、良い方法を選択したいと思っています。 ←【当会:一般開放より解体・撤去・更地化しか念頭にない大澤知事の思いが込められた回答だ。よほど県民に一般開放されると都合が悪いようだ】
(記者)
 オンブズマンが公舎の光熱費などの返還について、住民(監査)請求を県にしましたが、それに対しての回答というのは県としては。
(知事)
 (住民監査請求は)監査委員へ出ているものですので。 ←【当会:監査委員は県当局の組織そのものなのに、この言い草。とうてい知事の器とは言えない】
(記者)
 今のところ、特に回答というのは。
(知事)
 監査委員(事務局)に聞いていただきたいと思います。 ←【当会:監査委員は結局何も監査をしなかった。そういう監査委員だから、大澤知事も安心して“監査委員(事務局)に聞いてくれ”と言えるのだろう。しかし、大澤知事が“監査委員に聞いていただきたい”と言っているのに、県総務部広報課で“監査委員(事務局)に聞いていただきたい”と勝手に「(事務局)」と追記したことは、実際には監査委員は何もせず、高額報酬だけをもらって、監査したようにみせかけるのは監査委員事務局の県職員らであることが、これでよく分かる】
―――後略―――
( 以上で終了 )

第2回定例記者会見要旨(4月11日)
■日時    平成24年4月11日(水)午前11時00分~11時30分
■会場    記者会見室
■出席者   県:知事、副知事、総務部長ほか
       記者:記者クラブ所属記者等 23人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎質疑応答
―――前略―――
○知事公舎について
(記者)
 池本副知事にお伺いします。副知事が知事公舎に入居された理由について、先日、秘書課にお伺いしたところ、池本副知事ご自身も(知事公舎の)あり方検討委(員会)の方針に沿ったかたちで、何らかのかたちで知事公舎を有効活用すべきだと考えていて、今年に入って、総務部長から(知事公舎に)入ったらどうかという話しがあったのでお受けしたという認識であるということをお伺いしたのですが、池本副知事が知事公舎に入ることが、あり方検討委が示した報告の内容に沿っているとお考えなのでしょうか。
(池本副知事)
 (知事公舎の)あり方検討委員会の基本的な方針というのが、今回、私が入居したからそれに反するということではないのです。県民のために有効活用するという基本方針の下に、現在検討を急いでいるところです。その検討を行っている間も県の財産ですから有効活用すべきではないかということを事務的に今まで検討をしてきて、副知事公舎として活用してはどうかということでまとまったので、(入居しては)どうかということで、私が入居したということです。 ←【当会:やはり、総務省からの天下り官僚の池本副知事は、県総務部長に言われて、大澤知事と愛人の妾宅化されていた公舎に入居したことが、記者の質問への池本副知事の答弁でよく分かる】
―――後略―――
( 以上で終了 )

  ・文章中の( )内については、広報課において加筆したものです。
<このページについてのお問い合わせ>
総務部広報課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2165
FAX 027-243-3600
kouhouka@pref.gunma.lg.jp
**********

■このように、平気で記者会見でも平気でウソを重ねる大澤知事や県当局の幹部らの言動を見るにつけ、この国は、中央も地方も、いくら血税をつぎ込んでも、全部こうした無責任な政治家や役人に吸い取られてしまうことが、よくわかります。我が国では「主権在民」というのは全くの幻想であり、「主権役人」が実態の姿です。

【ひらく会情報部・この項おわり】

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大澤知事の知事公舎女性宿泊問題に関する昨年7月13日以降の記者会見の内容を検証する(その1)

2012-11-13 23:44:00 | 県内の税金無駄使い実態
■大澤知事の公舎女性宿泊問題については、市民オンブズマン群馬のメンバー2名が、現在前橋地裁で、知事を相手取り、知事公舎妾宅化損害賠償請求事件を係争中ですが、いまから16ヶ月前の、スクープ記事を掲載した週刊誌の発売日だった平成23年7月13日午後開かれた臨時記者会見のやりとりと、それ以降に行われた記者会見での発言内容を、これまで判明した事実と照らして、その虚実について検証してみました。当該記者会見のやりとりは群馬県のHPに掲載されています。なお、当会のコメントを青字で付記してあります。
http://www.pref.gunma.jp/chiji/z9000035.html 

【臨時知事記者会見要旨(7月13日)】
■日時    平成23年7月13日(水)午後2時00分~2時25分
■会場    記者会見室
■出席者   県:知事、副知事、企画部副部長
       記者:記者クラブ所属記者等 25人
■記録作成 広報課(報道係)
■会見要旨
◎知事発言
 本日発売の週刊誌の記事について、忙しい中、急な記者会見のお願いをしました。大変恐縮に存じています。
 まず、本日発売の週刊誌に、私の行動が取り上げられ、県民の皆さまの信頼を傷つけることになったことに対しまして、深くお詫びを申し上げます。知事に就任して以来、県政推進のため、これまで精一杯努力をしてまいりました。そして、先の知事選挙においては、多くの県民の皆さまのご支援をいただき、再び県政を担当させていただくこととなりました。その矢先に、私事とはいえ誤解や憶測を生む行動により、県民の皆さまにご迷惑をおかけしたことを誠に申し訳なく思っています。深く反省し、今後なお一層、自分自身を戒め、県民の皆さまの信頼に応えられるよう、誠心誠意精進し、努力してまいります。
 今は、県政の遅滞が許される時ではありません。一刻も早く景気を回復させ、県民生活の安定を確保するために全力を尽くしてまいりたいと考えています。県経済の活性化や県民生活の安全安心の確保など、県政の課題推進に身を粉にして取り組んでまいる覚悟です。皆さま方のご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、重ねて県民の皆さまにお詫びを申し上げます。
◎質疑応答
○週刊誌の報道について
(記者)
 今回の週刊誌で一部報道がありました記事の内容についてですが、その真偽のほどは、知事もご覧になったと思いますが、一言お願いします。
(知事)
 記事の中で女性は、愛人であるというようなことが書かれていましたが、それは記者の方にも丁寧に説明を申し上げた訳ですが、愛人ではありません。こういった事態を生じさせ、私としても先さまに大変ご迷惑を掛けたとお詫びを申し上げたところです。また、私の長男、そして家内からも今回の(誤解を招くような行動をとった)ことに関して、強く叱責をされました。家族にはよく説明し理解を得ることができました。私自身、もっと自分自身を戒めなければならないとの強い思いを持っています。 ←【当会:愛人ではありません、というだけで、どのような関係なのか説明がない。県職員や同僚県議らは、皆「愛人」だと思っているが、なぜ当事者なのに否定するのだろうか。家族によく説明し理解を得られたというが、通常では不倫がばれたらタダでは済まないはずで、到底考えられないことである】
(記者)
 今回の記事の中に、女性を知事公舎に宿泊させたという事実が書かれていましたが、これについては事実なのでしょうか。
(知事)
 女性は、月に1度、社会福祉法人の事業報告をしてくれていました。ご存じのとおり、大変厳しい選挙がありまして、そのために、月に1度の報告が遅れました。たまたま記事に書かれた日になってしまった次第です。私は、県民の皆さまの深いご理解とご支援で選挙に勝たせていただいたわけでありまして、その高揚感で、女性と打合せをしながら、今考えますと深く反省をしていますが、うかつにも酒を飲んでしまい、いつの間にか相当酔って寝てしまったのです。車の運転ができなくなり、女性にお詫びをしました。結果的には宿泊させたことは事実です。 ←【当会:月に一度というが、7月8日(金)での事業報告は不自然。なぜ報告に来る女性を車で迎えに行って、連れて来たのか。そんな時間があるなら、なぜ、近くの喫茶店などで打ち合わせなかったのか。第一、ダウンジャケットを着た愛人が書類を持って公舎に入ることはあるまい】
(記者)
 今回は、第三者を知事公舎に泊めるという、宿泊させるという行為については、われわれの取材では特に規定はないように理解をしているのですが、今回、宿泊をさせたことへの倫理的、もしくは道義的責任というのは、知事はどうお考えでしょうか。
(知事)
 申し訳なく思っています。 ←【当会:公舎利用規則に定めてなければ、公舎を不倫の場として使ってもいいということらしい。管財課のこじつけの主張と完全に一致している。第一、大澤知事は単身での入居届を出していたのだから、愛人(=第三者)を恒常的に連れ込めないはず】
(記者)
 道義的責任については感じているとお話がありましたが、先ほど県政に対して全力を傾けるとの趣旨の発言がありましたが、辞職もしくは辞任とのお考えはいかがでしょうか。
(知事)
 多くの皆さまの期待を得て再選したわけですので、その県民の負託に応えるためにも、自分自身を戒め、誠心誠意精進して、さらに群馬県の発展のために努力することが、私に課せられた使命であると考えています。 ←【当会:知事に課せられた使命は、潔く公舎を不倫の場として使った責任を取って辞任することじゃないのか】
(記者)
 それは続投と言うことで、お辞めになる意思はないと理解してよろしいでしょうか。
(知事)
 はい。←【当会:道徳心のない、ただの不倫オヤジがたまたま当選しただけということか。だから、恥も外聞も無く、4年間知事の椅子にしがみつきたいという卑しい考えに染まる】

(記者)
 今回の週刊誌の報道で、女性は宿泊されたのが今回の1回だけということでよろしいのでしょうか。
(知事)
 はい。 ←【当会:ウソツキは泥棒の始まり】
(記者)
 住民の話では、去年は30回で、今年はすでに13回泊まっているのではないかとの話を記者にしていますが、それに関するご見解をお伺いしてよろしいでしょうか。
(知事)
 それは、意味が分かりません。先ほども言いましたが、月1回報告に来ていました。その記事を読んだところ、私が車を玄関先に止めた時が常にそういう時であろうとの臆測を持っていますが、毎回、私自身が公舎に泊まる時に、例えば2泊連続で泊まりの時には、背広2着、靴、下着、食料を全部持ってきますので、玄関において(車から)荷物を下ろす、帰る時には玄関において車に積んで、そこから出て行く。いつも駐車場から玄関先に車を持ってきて、そこで荷物の積み下ろしをして帰ることをしていますので、それを誤解されているのではないかと思っています。 ←【当会:車を玄関先に止めるのは、竹垣で愛人を連れ込むところが見えにくくて済むので大澤知事にとって安心感があるから。食料を持ちこむのに、酒は常備してあるのか。洗濯機や冷蔵庫はあるのか。靴箱はあるのか。キッチンには鍋や食器や調味料はあるのか。県民に公舎の内部を見学させないのは、そうした内部の様子がバレないようにするためか】
(記者)
 それは、毎回自分で運転をして、マイカーで来られているということですか。
(知事)
 そうです。 ←【当会:語るに落ちたというのはこのこと。そもそもマイカーで来ること自体、愛人を同乗させて公舎に連れ込むのを認めたことになる。その模様は入口のビデオカメラにも映っているはずで、県職員も知っていること】
(記者)
 群馬県の公舎管理規則に、公務のために円滑に使用する目的と書いてあるのですが、公務外で使用されたということですが、この件に関してご自身で油断しているとか、懲戒処分を検討しているとかあるのでしょうか。
(知事)
 私はそこまで考えてはいませんが、事業報告を受けていたわけですけれども、今後は、慎まなければいけないと思っています。 ←【当会:15年も不倫関係だったのに、いまさら慎んでどうするのか】
(記者)
 県トップリーダーの知事がマイカーを運転されること自体、危機管理上問題はないのでしょうか。
(知事)
 いろいろ言われています。ただ自分自身もたまには運転したいという気持ちもあり、何回かに1度は往復をしております。 ←【当会:マイカーを運転するのは愛人を同乗させるためということらしい】
(記者)
 もう1点。先ほど知事がおっしゃっていたように景気の遅滞が許されないことと、まさにDCが開かれているわけですけれど、それの影響というのは想定されるものはありますか。
(知事)
 いろいろご迷惑かけたと思っていますが、それに増して努力して乗り越えていきたいと思います。 ←【当会:この発言でわかるように選良としての自覚が全然見られない】
(記者)
 記事について、女性は愛人ではないとか違った部分もあるとおっしゃていましたが、週刊誌側に対して、何かこれから抗議とか、何か伝えられるとか、そういった点で記事の中身に対してどういうふうに考えられますか。
(知事)
 しかるべき方と相談して考えたいと思っています。 ←【当会:昨年7月からもう16か月が経過しているが、まだ相談しているのだろうか】
(記者)
 しかるべき方とは、弁護士ということでよろしいですか。
(知事)
 今は特定しません。 ←【当会:県の顧問弁護士にまさか相談していることはないだろうね】
(記者)
 公舎の管理規則に明確に違反していないということですが、公舎を目的外に利用したということで、先ほど辞任のお考えはないということでしたが、例えばご自身に対する減給ですとか、その他何らかの処分を科すというお考えはありますでしょうか。
(知事)
 よく考えたいと思います。←【当会:といいながら、現在までに我々県民の税金を原資とする知事給与1か月分という約118万円をあしなが育英会(東京都)に寄付しただけ。公舎管理規則を自ら違反しながら、辞任せずに居座ることは、公舎の前にある桃井小学校の児童への教育上もよくないのでは】
(記者)
 昨日から今日にかけて、全国知事会議が秋田市で開かれていたと思うのですが、今回の問題の対応ということで、知事は中座されて戻ってこられたと思うのですが、震災後初めての全国知事会議で非常に重要な、日本の復興、それからエネルギー問題等非常に重要な案件をやっている会議を中座してしまったことについて、どのようにお考えですか。
(知事)
 非常に申し訳なく思っています。2時まで出席していましたが、やはり知事会においてもこの問題でいろいろご迷惑をかけたくないという思いもあって、企画部長にお願いして、交替してきたところです。その対応自体はしっかりとやっています。発言すべきことは、私として発言してから戻ってきています。 ←【当会:全国知事会議より、自分の不倫発覚のほうが重大だったと言えばいいのに。むしろ、自分は知事会議に残り、企画部長を事後処理にあたらせれば公務優先の姿勢を県民に示せたのに】
(記者)
 先ほど、今回問題になった女性について、愛人ではないという話をされたと思うのですが、もともとの関係と言いますか、どうやって知り合って、どういう経緯で今、社会福祉法人の役職につかれているか、その辺りの経緯を教えてください。
(知事)
 彼女は昔、県議会の嘱託職員でした。私が見ていて非常に優秀な方だなとは思っていました。そして就職(先)を探しているという話を聞きまして、職安に履歴書を出すのだということで、その履歴書を見せていただいたら、日商の簿記1級を持っていましたので、当時うちの法人は私の娘が経理事務を行っていたものですから、ぜひ手伝って、娘を指導しながら頑張ってみてくれないかと言ったところ、本人もぜひやってみたいということで、うちの法人に招いたところです。 ←【当会:関係筋の情報では、彼女である■原■恵さんは元群銀の行員で、事情で退職後、県議会事務局にお茶くみやコピー取りなどの雑用係として雇われていて、高崎市選出の県議との間で彼女の争奪戦が繰り広げられ、大澤知事(当時県議)が勝利して自分の愛人にしたのであり、県議会関係者は誰でも知っているようだ。なにも彼女の履歴書を見なくても、経歴は熟知しているはず】
(記者)
 それはいつの話でしょうか。
(知事)
 調べてないのですが、10数年経ったでしょうか。 ←【当会:大澤知事はおとぼけがいまいち】
(記者)
 知り合ってからは10年以上経つということでしょうか。昔、県議会時代から。
(知事)
 そのくらい経ちますか。 ←【当会:マスコミの記者のほうが数枚上手で、大澤知事もたじたじといった感がわかる】
(記者)
 10数年来の知人というのは、まず間違いないでしょうか。
(知事)
 知人です。 ←【当会:10数年来の愛人とは絶対に認めたくないからこその発言か】
(記者)
 記事の中に浴室を300万円ほどで改修したという事実が1点と、囲いの部分をかさ上げしたという話が記事の中にはあったかと思うのですが・・・。
(知事)
 (囲いというのは)塀ですか。 ←【当会:おとぼけがいまいち】
(記者)
 塀です。その件であの記事の中の書かれ方でいうと女性のためだというようなニュアンスで書かれていましたが、実際はどのような事実経過でああいった改修を行ったかというのをお話していただければと思います。
(知事)
 これは県議会でも何度も質問がありました。私が当初は自宅から通うというかたちだったのですが、(当時の)知事公舎は前知事さんがなかなか出なかったのです。1ヵ月くらい延長して入っていたのだと思います。茂原副知事を副知事にしましたので、茂原さんを入れられるように副知事公舎を見に行った時に、これではあまりにもひどいので改修しようということで改修したのです。私が入居するために改修したのではなく、別に風呂だけではないのですが、副知事用に改修したわけです。その後、(公共施設の)あり方検討委員会を設けて議論して、あれ(当時の知事公舎)は壊そうということになって、私は近くのマンションでもということでいろいろ議論した中で、マンションだと警備上いろいろ問題があるということで、マンションをやめて、茂原副知事が部長公舎に入りますと言ってくれました。そこで、私が(副知事)公舎に入ることになりました。それと台風9号が9月にきまして、その時、自宅から通っていたものですから、危機管理として必要だという思いもありまして、副知事公舎を知事公舎として当面活用しようという思いで利用してました。 ←【当会:副知事用に改修したというが、最初から知事公舎を妾宅化するための改修であることが判明。それにしても、これは苦しいというか無理な言い訳だ。記者は公舎の改修の経緯を尋ねているのに、判り難く答えている。というか、答えざるを得ない事情がありあり。茂原副知事が副知事公舎に入居せず、部長後者に入ったというのは理屈がつかない。不倫中の大澤知事が、前知事の小寺が長年家族と一緒に住んでいた正式の知事公舎をはじめから使うつもりはなく、おおかた、管財課のすすめで、正式の知事公舎と比べてこじんまりとしている副知事公舎は、余り目だたないし、単身を装って入居するにはちょうどいいと考えたに違いない。有事の対応を強調するが、本来、有事の際は県庁で徹夜をしてでも采配を振るえばよく、休息をとるなら、すぐ近くのロイヤルホテルでもなんでも、ホテルの一室を借りればいいはず。それなのに、茂原がシゲハラがと副知事をダシにしたがるのは見苦しい】
(記者)
 塀のかさ上げについては・・・。
(知事)
 塀のかさ上げは、私ではなくて管財課が・・・。 ←【当会:管財課は知事の指示がなければ勝手に公舎の改修はしてはならないはず。なぜ管財課の名前がここで出てくるのか】
(副知事)
 私も言いましたが、管財課にお願いをして副知事と知事の警備は全然度合いが違うのだから、裏の前橋市立図書館からちょっと手をかければ乗り越えられるような、そんな塀では駄目だと管財課に検討を指示した覚えがあります。それから先ほどお話しがありましたが、私の女房もあそこ(副知事公舎)に入るつもりで、それこそ大掃除をしたりきれいにして、入ることにしていたのです。 ←【当会:大澤知事のピンチに口を挟み、大澤知事と口裏を合わせる茂原副知事の存在がもっとも疑惑の焦点。信越セコムの機械式警備システムが完備しているのにこの釈明はあまりにも知事想い。なお、ここで見逃せないのは、副知事から管財課に指示が出たということ。開示された情報には、ほかからの指示はいっさい含まれていなかったため、副知事のこの発言はウソの可能性が高い】
(記者)
 もともとは大澤知事が入られる前の話で、全く今回の関係はないということでしょうか。
(知事)
 こじつけ的な感じです。あくまでも、あれは副知事公舎として改修していたものです。議会でも何回も質問があったのですが、この3月もまた同じ質問が出ました。いずれにせよ、副知事公舎の改修というのは、当初副知事が入居する予定で改修した工事で、私はおかしいとは思っていません。 ←【当会:大澤知事が入居後に2000万円以上の公金を投じているのに、よくまあこんなウソが言えるものだ】
(記者)
 念のためなのですが、副知事は入居されていたのですよね。
(知事)
 はい。何回か。 ←【当会:あれっ、茂原副知事は入居した形跡がないのに。またウソをついてしまっていいの】
(記者)
 それは、期間的には、ちゃんと記録も残っているということでよろしいのですね。
(知事)
 はい。 ←【当会:こうなると完全に居直りとしか思えない。開示資料によれば、副知事用の公舎だった大手町1号公舎から平成19年8月3日に、元・管財課課長だった高木勉副知事が退去したのは確か。しかし、同8月に茂原璋男副知事が入居予定だったというが、茂原副知事からの入居届けは出されていないはずだけど】
(記者)
 (福祉)施設の知事との関係について、お尋ねします。今、(福祉)施設で、どういう立場に…。
(知事)
 私は、立ち上げからずっと、(施設の業務を)やってきたわけですけれども、知事になりましてからは、顧問というかたち(立場)で、一切、報酬はいただいておりません。 ←【当会:報酬がないのになぜ経営に関与するのか。ボランティアでもあるまいに】
(記者)
 今回、知事公舎ということが問題になったのですが、今後も知事公舎は、これまでと同じような使い方をされていくのか、それとも、先週の記者会見で、(知事公舎の)存廃について第三者委員会(を設けて検討する)というお話しもされていましたが、その辺については、何か考え方は…。
(知事)
 私は、(知事公舎の)存廃について、もう一度よく検討していただいて良いと思っています。改修したばかりで、もったいないなということもあるのですけれども…。 ←【当会:自分の不倫現場の証拠隠滅をこのころから既に管財課に指示していたのか】
(記者)
 先ほど、女性と公舎に入って、舞い上がってお酒を飲んでしまったというお話しがあったのですが、そもそも、そちらに泊まるという予定だったということですか。
(知事)
 いえ、まるっきりないです。 ←【当会:愛人をしょっちゅうお泊まりさせていたのだから、酒も常備されていたはず】
(記者)
 その場合に、知事が、週刊誌の記事によると、知事が女性を知事公舎まで送ったというふうに…。車でこちらのほうに入ってきたとあったと思うのですけれども、その場合には、二人でタクシーか何かで帰る手段を用意をされていたと…。
(知事)
 二人ではなく、一人でです。 ←【当会:車で愛人を連れ込んていたから、タクシーなど呼ぶつもりもないのに】
(記者)
 一人で。何かこう…。
(知事)
 いつも自分の車で来たりして、報告に来ているのですけれども、あとは、タクシーで来たりもして、報告をして帰ったのですけれども…。あの日もタクシーで帰る予定だったのです。←【当会:愛人が報告のために自分の車で来たといっているが、週刊誌には知事の車で連れ込んだ様子がばっちり写っていたがあればいったい何か】
(記者)
 それがどうして帰らないことになったのですか。
(知事)
 ですから先ほども言ったように、私は、あの日は飲みに行こうと思っていたのです。自分自身で。一人で。それで、日曜日まで公休をいただいておりました。選挙が終わって。金曜日が初登庁で、何だかんだあって、5時ころまでかかって、報告の期限のある書類があるというので、それで(書類を)見ていながら、選挙後の初登庁の日であったので、取りあえず乾杯をして、報告を聞いていたので、それが自分自身、選挙の当選とともに、初登庁の後の気の緩みということを深く反省していますけれども、それで、疲れなどで酔いがかなり早かったというのは事実なのですね。それで、私が酔いつぶれたということはないのですけれども、寝てしまったということです。 ←【当会:記者からの鋭い質問にたじたじの様子がよく分かる。乾杯には何を飲んだのかな】
(記者)
 その知人の方というか、社会福祉法人の方というのは、その時はどうしていたのですか。
(知事)
 ソファーにいたのではないでしょうか。 ←【当会:ないでしょうか、という表現が知事の動揺を如実に示している】
(記者)
 それで、彼女だけ…。
(知事)
 私もソファーで飲んで寝てしまいましたので。 ←【当会:どこにソファーがあるのか、管財課とグルになって県民に公舎内部を見せないからよけいウソっぽい】
(記者)
 彼女だけ帰す予定だったわけですよね。当初の予定では。それをしなかったというのは、どういう…。
(知事)
 私は寝てしまったから。それで、彼女もどうしようか迷っているうちに、お酒を飲んでいたので、うとうとして、私が気付いたときには、時間が(午後)11時ころだったので…。それも、飲んでいたので完全に不注意なのですけれども、では、あした送っていくからということで、過ぎてしまったということです。 ←【当会:選良なのによくこんなウソが言えるものだ。いや、選良だからこそか】
(記者)
 大人の男女が、同じ建物の中で一晩明かすというのは、普通に考えると、倫理的にすごく問題があるのではないかなと思うのですけれども、11時の段階でも、タクシーを呼んで帰すとか、そういったことを知事のほうから提言されなかったのですか。
(知事)
 それを考えるべきだったと思います。 ←【当会:大阪市長の橋本のように、はい不倫をしてました、といさぎよく認めればよかったのに】
(記者)
 では、それに対しては不適切だったというふうにお考えですか。
(知事)
 そうですね。ただ、彼女の場合は、(私の)息子とも娘とも親しくしていて、妻とも面識があったりして、家族ぐるみという面もあったので、自分自身、対応がルーズという面があったことは、深く反省しています。 ←【当会:家族を巻き込んでこんな発言ができるのも、通常では考えられないこと】
(記者)
 先ほども少しあったのですけれども、今回、女性のほうが、かなり週刊誌に取り上げられるなり、奥さんも写真が出るなどいろいろとダメージがあったと思うのですけど、事実誤認があるというのであれば、きちんと法的な手段で訴えるとか、そういったことは、検討されていらっしゃるのですか。
(知事)
 先ほど言ったように、よく相談して、対応させていただきたいと思います。 ←【当会:法的手段をとれない立場が歴然】
(記者)
 泊まったことは1回だけですけれども、知事公舎に来たということは、何回もあったということなのですか。
(知事)
 月に1回くらい、報告に来ていました。 ←【当会:もう、ウソの上塗り状態】
(記者)
 都合、何回くらいですか。
(知事)
 20回くらいですか・・・。
(記者)
 去年の4月ころから、月1回くらい来て。
(知事)
 15回くらいですかね。 ←【当会:こうなると、ウソのバーゲンセール】
(記者)
 その度に、知事公舎で報告を受けていたということなのですか。
(知事)
 それまでは、年中、私が、朝寄っていたのですけれどもね。施設に。しかし、私があまり施設に寄るのもいかがなものかなという感じもしたり、いろいろと考えて。理事長もいますので。
(記者)
 今回の件を受けて、知事としての公務のいろいろな会合だとか、対外的な催しに、お顔を出す機会もあるのかと思いますけれども、それに対しての対応というのは、いかがでしょうか。
(知事)
 できるだけ、正々堂々とやっていきます。 ←【当会:記者の質問の真意が分かっていない。それほど動揺したということか】
(記者)
 例えば、お酒の席は、もう出ないとか、懇親会、レセプションに関しては、意見交換はさせてもらうけれども、そこは中座させてもらうとか、そういうすみ分けをされていくおつもりはあるのでしょうか。
(知事)
 一般の県政の中で。 ←【当会:記者の言うことは極めて正論。それにたいしてこのような返事しかできないとは】
(記者)
 いえ、県内で、いろいろと、そういう懇親会とか、そういうお酒を伴う会合もあろうかと思うのですが、その際に、知事が出ないとか、本当の純粋な会議だけであれば出るとか、そういうすみ分け等は、何かお考えは特にはないのでしょうか。
(知事)
 ありません。やはり、積極的に現場の声を聞くために、私はやっていきたいと思っています。お酒の席で真意が出る場合もありますからね。 ←【当会:もうしどろもどろ】
(記者)
 奥さまは、何とおっしゃっていますか。
(知事)
 誤解を招く行動は許し難いと、強烈におしかりを受けました。 ←【当会:不倫がこれほどあからさまになったのだから、普通なら三行半だって覚悟すべきところ】
(記者)
 今後なのですが、知事公舎で、引き続き報告を受けるようなかたちをとるのですか。
(知事)
 先ほども言いました。もう、一切いたしません。誤解を招くような行動は、いたしません。 ←【当会:うしろめたいことをしていないのなら、堂々と今後も継続して報告を受けます、と言えばよかった】
(記者)
 それは、もう入れないといことですか。
(知事)
 一切、入れません。
(記者)
 風呂のリフォームに300万円と書いてあるのですけれども、どんなリフォームだったのですか。
(知事)
 これは、私ではなくて管財課に聞いてください。別に私が指示したわけではありません。 ←【当会:なんでも管財課頼り。管財課は知事の指示がなければ勝手に施設をいじれないはず】
(記者)
 ダウンジャケットをかぶせてという話が、週刊誌に書いてありましたけれども、それは、知事公舎に報告に来る度に、そのようにされていたのですか。
(知事)
 それは、普通の格好で来ていました。 ←【当会:普通の格好は車の中でか】
(記者)
 では、その日は何でダウンジャケットをかぶせられていたのですか。
(知事)
 恐らく、私の立場を考えておもんばかったのではないでしょうか。二人で入りましたから。 ←【当会:彼女のアパートから連れ出す時から真夏でもダウンジャケットを用意したのでは】
(記者)
 普段の報告も二人なのですよね。
(知事)
 私は、家(公舎)にいますから。 ←【当会:家にいるのではなくて、一緒に家に入ったんでしょ】
(記者)
 同時に入るからまずいだろうと。
(知事)
 私に聞かれても分かりませんけれども、おもんばかってくれたのではないのかなと思っています。←【当会:おもんばかったのは知事が彼女に対してであって、だからダウンジャケットを羽織らせたのでは】
(記者)
 では、普段はそのようなことはなく、普通に報告に、知事が(公舎の)中にいらっしゃって、女性のほうが普通に入るということですね。
(知事)
 はい。 ←【当会:いつもあたりをきょろきょろ窺いながら入ったということか】
(記者)
 では、その日は夜であったし、二人同時だったからということでおもんばかったのではないかということですか。
(知事)
 夜ではなくて、昼間です。 ←【当会:昼間だから真夏でも人目を避けるためにダウンジャケットが必要だったというわけか】
(記者)
 昼間ですね。それで二人同時だからということで…。
(知事)
 私に言われても何ですが、そういうことだと思います。 ←【当会:自分で愛人を連れ込んでおいて、この釈明は男らしくない】
(記者)
 あらためて、退職金をもらうご予定というのは…。
(知事)
 よく検討します。今回の問題も含めて。 ←【当会:今はもう退職金をもらうのは当然ということか】
( 以上で終了 )

【ひらく会情報部・この項つづく】

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