はだか庭

今日も曇り
昨日は
雨もあり

生きることも
重たくなり
空の重たさも
強くかんじて
終戦の重たさ
８月の重たさ

きらきらとした
夏の光りは

７月２０日
それから半月
熱夏といわれるほど
暑い夏もあるけど
今年は
夏来ず
秋来るか？

終戦は喜びか悲しみか？

敗戦は喜びか悲しみか？

時の流れほど残酷か？
人の歴史ほど残酷か？
動物の世界はみな残酷か？

優しさに満ちた
春の花は
夏枯れて
根こそぎ抜かれ
それでも
来年は
アスファルトの隙間から芽を出し
また咲かす
そんな頑健な心をもたない高年６６の私は

根こそぎ剥ぎ取られた庭の姿に
終戦の歴史の８月が悲しい

驚く

裏庭が
確かに剪定しないでのび放題にしていたことは認める
だがしかし
かってに切っていいとは
それも根元でばっさり
西洋木苺
ゼラニューム可憐草
ローズマリー
ピラカンサ
紫陽花
根こそぎといえば掘ることだが
根そぎと言っていいほど根元から切られている
切ったものはもう帰らない
キンケイ草
ピンクだんご花
緋扇水仙
宿根朝顔はまた生えてくるかもしれない
でも、紫陽花もローズマリーも可憐草も
もうなくなってしまった
こんなことがあり得るのだろうか？
だんだん
憤りが強くなってくる。
以前
家の前のツゲの木が
根元近くまで切られていて
全滅したことがあった・・・・・・・・・
また、桜に虫がついたとかで
かなり大きくなった桜の木も
根こそぎ切られていて
大変と気づいた人が止めに入って
数本残ったが
いつもの春に咲いていた木がなくなって
悲しかった・・・・・・・・・・・

いったい誰が？
いったいなぜ？

人の庭の木
留守だからと言って
切っていいの？

言葉なし・・・・・・・・・・